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夫婦生活アドバイザー 第1話『藤井家の場合』

《作品一覧》 第2話

「イクっ!」
「ああーっ!キテるのっ、一杯きてるぅ!」

 頭の中が真っ白な光でチカチカと点滅したかのような感覚の中、私は膣内でビクビク震える夫のペニスの感覚に全身を痙攣させながら受け止めた。
 夫も私の身体に感じてくれたのか、一番奥まで突き上げて二人の共通の目的のために愛情と願いを込めて勢いよく何度も射精してくれている。
 私は夫に心も身体も愛されている、その事を実感させてくれる夫の反応に感極まってしまう。

「ああっ、あなたっ、素敵よ、愛してるわ」
「俺も愛してるっ、お前は見も心もも最高の女だ」
「あなたっ、あなたっ!」

 結婚してもう三年経過して、既にお互い二十八歳と、もうすぐ三十歳になろうというのに普段では絶対にできない恥ずかしいくらいの賞賛と愛情が込められた会話を交わす。
 もちろんこの会話はお互い本心から口にしている。少なくとも私は言葉通りに本気で夫を愛しているし、夫以外の男を愛することは一生無いと断言できる。
 一方、夫に直接聞いたことはないけれど、私は夫と結婚してから一度だって夫からの愛情を疑ったことなんてない。
 いつだって私を愛していると言葉にして心を満たしてくれるし、新婚時代に比べて回数は少し減ったものの、私を抱く日はいつも一晩で最低三回は身体も満たしてくれる。
 お互い、このまま一生、いつかどちらかが先に逝くことになっても、唯一無二のパートナーになるだろうことは疑っていなかった。

 でも、そんな強い愛情で結ばれている私たちでも解決できない大きな悩みも抱えていた。

「あなた。今度こそ、きっと……」
「ああ、今度こそ、俺たちの子供を……」

 そう、結婚してからの私たちは何よりも子供が欲しいと願っていた。結婚するまではあまり意識しなかったんだけど、私の両親が感涙の涙を流しながらもぽつりと呟いた『寂しくなるな』という一言が私の胸に大きく響いて刻み込まれたから……。
 一人娘の私が嫁げば日常の中から家族が一人居なくなってしまう。結婚して初めて親が感じる寂しさがどれほどのものなのか……妻として家庭を持つという自覚が実感として理解できたことで気付いたのだと思う。
 両親の寂しさをどうすれば和らげることができろのか、そんなことを考えていたときだった。夫の両親が私の両親と違って本当に嬉しそうな笑顔を浮かべていることに気付いた。
 私の両親と夫の両親の差、それは夫の両親の膝の上には夫の兄夫婦の子供二人が座っていて、夫の両親は子供たちが出された料理を美味しそうに食べているのを幸せそうに見ていることだった。

 その光景を見た瞬間、両親に寂しい思いをさせてしまう私にできることを思いついた。両親に早く私の子供を抱かせてあげて、私のいなくなった寂しさを少しでも癒してあげればいい、と。
 二人なんて言わない、できるだけたくさん産んであげて、両親が孫の相手に忙しすぎて『孫の面倒を見るので大変だよ』と近所の人たちに嬉しそうに愚痴になっていない幸せ一杯の愚痴をこぼす姿を見たい。

 だから、新婚旅行先の初夜にまず夫に相談した。交際中は夫があまり子供好きだという印象はなかったので、私の『できるだけ早く子供が欲しい』という願いに難色を示すかもと不安だったんだけど、夫は意外にも私の相談を快く了承してくれた。
 理由を聞いてみると、どうやら夫も結婚式での私の両親の様子に気付いたらしい。大切な一人娘である私を信頼して預けてくれた両親に何か恩返しをしたい、それに私の夫になる以上は私の両親も幸せにする義務があるから、と言ってくれた。
 その言葉に私は思わず夫に抱きついていた。私はなんて素晴らしい男性を夫に迎えることができたのだろうかと。

 私はその瞬間『一生夫しか愛さない』と強く心に刻みつけ、初夜では激しく燃え上がった。ハネムーンベイビーを授かりたいとばかりに何度も何度も夫を求めた。
 お互い初体験じゃなかったことがかえってさらに初夜を燃え上がらせるものになったのも一因だったけど。
 正常位、後背位、立位、座位……とにかく恥ずかしい行為とは一切思わず、私の知識にある全ての性的な知識を駆使して明け方まで繰り返した。その時の回数は今までの夫婦の営みの中でも最高の記録で、いまだに更新されていない。

 そして、今夜も最後の一滴までも射精し終わった夫はいつものように私の隣に横になると腕枕をしながら、私の下腹部を愛おしそうに撫でていた。
 生理が終わってからの日数、基礎体温、全てのデータがここ数日が妊娠に適していることを示していた。こうした妊娠に適した日を迎える度に、お互い今度こそ妊娠を、と願って子作りに励んでいるのだけどなかなか望む結果は得られていない。

「子供は授かりものだから絶対はないんだけど……」
「そうだな。でも、お互い身体には一切異常がないことがわかってるんだ」
「ええ、そうね」

 結婚してからずっと、真剣に妊娠を願ってセックスをしているというのに妊娠できない事実はお互いを不安にさせた。もちろん相手を疑ってではなく、自分のせいで相手の望む結果を得られていないのではないかという不安だった。
 夫は精子の機能を疑い、私は卵子の機能を疑った。だからお互い真剣に話し合って、もしお互い身体に問題があって子供ができないという診断をされても絶対にあきらめない、どんなにお金や時間がかかっても治療してお互いの子供が得るための努力は惜しまないし、絶対に私たちの子供を作ろうと強く誓い合った。

 そうして覚悟を決めて医師の診断を受けた結果……私たち夫婦は普段は頼りもしていない神様に真剣に感謝した。夫にも私にも医学的には一切の問題はなかった。念のため複数の病院で検査をしてもらったけれど、結果は最初の診断結果とまったく同じだった。
 私たち夫婦に医学的な問題は一切無い、ということは、必ず私たちは子供を授かることができると約束されたも同然だから。

 だけど……それから一年以上経ったのに、いまだに私に妊娠の兆候はない。もちろん、医師の診断に間違いがあるとは思っていない。
 でも、逆に医師の診断に間違いがないと思うからこそ、妊娠できない原因がわからず余計に不安が大きくなってしまう。

「ねぇ、あなた」
「ん?」
「やっぱり笹野さんに相談してみない?」
「笹野か……」

 私があげた名前に夫はバツが悪そうに表情を歪めた。
 笹野さんは夫が高校生だったときのクラスメイトとだったらしい。詳しくは教えてくれなかったけど、どうも夫とはあまり仲が良くなかったらしく、以前も彼の名前を出したときも同じような表情をされた。
 そのときは夫が嫌なら仕方ないと思ってあきらめたけど、さすがに私も今度は引くつもりはなかった。様々な可能性を試してみたい……子供が欲しいと願って三年、私は相当追いつめられていたのかもしれない。

「……」

 夫は無言で私の顔を見つめて、私の強い覚悟を察したのか、深いため息をついた。

「わかったよ、笹野に相談してみよう」
「あなたっ!」
「まぁ、笹野に間違って結婚式の招待状を送ったのも何かの縁だったということなんだろうな」

 夫は苦笑気味に言った。

 そう、私は夫の言葉に結婚式の当日のことを思い出す。招待客を出迎えていた夫が高校卒業以来、一度も会っていない笹野さんが何故か招待されていたことにひどく困惑していたことに。
 笹野さんが持っていた招待状は正式なものだったし、招待客リストに笹野さんの名前はあったので間違いというわけではないということだった。夫がどういうことなのかを確認しようと私と二人で笹野さんに会いに行ったことはかすかに覚えている。
 さすがに三年も経つとどういう会話をしたのかまでは全然思い出せないけれど。ただ、笹野さんが『夫婦生活アドバイザー』という聞きなれない仕事をしていることと、何か相談事があったら遠慮なく連絡して欲しいと名刺を頂いたことだけははっきり覚えている。
 その程度の関わりしかなかった笹野さんに相談することになるなんて、確かに今となっては夫の言うように『何かの縁』だったのかもしれない。

「ふふっ、そうかもしれないわね」

 もしこれで問題が解決するようなことになれば、笹野さんに結婚式の招待状が届いたのは神様のおかげかもしれない。
 希望の光が見えた気がした私は夫に抱きついて……そのことに気づいた。
 私の手の中で握られた夫のペニスが再び硬く大きくなっていることに。

「もう、あなたったら……もう一回したいの?」
「あ、ああ」

 スイッチが入ってしまった私の顔には欲情に満ちた笑みが浮かんでいることだろう。ゆっくりと夫の身体の足元に身体を動かすと夫のペニスを口に含む。
 普段あまりしないフェラチオを積極的にしようとしている私に驚いたみたいだけど、気持ちよくなってくれたのか声をあげて身体を震わせていた。

「おっ、おうっ」
「んっ、んふっ、はぅっ」

 私の舌使いに夫は思わず声をあげて腰を跳ね上げた。
 翌日が休日だったこともあって、久しぶりに夫とは明け方まで……新婚初夜の最高記録にあと3回に迫る記録を打ち立てることになるとは思っていなかった。



 それから一ヶ月後……妊娠することのできなかった私たち夫婦はあらためて笹野さんに連絡をした。
 笹野さんは私たち夫婦に都合の良い日を設定してくれて、さらに『結婚生活の問題は、結婚生活を営んでいる場所に必ずあるから』と、わざわざ訪問してくれることになった。
 実際、夫婦からの相談事はデリケートな問題が多いらしく、自宅の方がリラックスでき、良い結果に結びつくという話だった。

「おひさしぶりですね、結婚式以来ですね」
「ええ、そうですわね。式に出席していただいた上に、こうして相談にも乗っていただけるなんて」
「いえいえ、お気になさらず。これが私の仕事ですから」

 私と笹野さんが会話をしている横で、夫はどうにも居心地が悪そうにしていた。

「あなた、どうしたの?」
「あ、いや……」

 夫の歯切れの悪い反応に答えたのは笹野さんだった。

「結婚式みたいなお祝いの席では言えませんでしたが、高校時代のことなら気にしてませんよ」
「本当、か?」
「ええ、その証拠に結婚式では祝福させてもらいましたし、こうして相談にも応えてるじゃないですか」

 笹野さんの言葉にどこか心配そうにしながらも、安堵の吐息を漏らす夫の態度が気になった私は夫ではなく、笹野さんに問いかけた。

「あの、笹野さんと主人の間で何か問題があったのですか?」
「あっ、イ、イヤ、それは!」
「実は高校時代、彼と彼の友人にイジメられていたんですよ」
「ええっ!」

 夫はごまかそうとしたが、その前に笹野さんが答えてくれた。

「あなた、イジメって?」
「くっ」

 私に聞かれたくなかったとばかりに声をあげた夫の態度に驚いていると、笹野さんがすぐに声をかけてくれた。

「ああ、奥さんご心配なく。イジメっていってもそんなに酷いことをされたわけではありませんので」
「……そうなんですか?」
「……」

 口をつぐんでしまった夫と笹野さんの間で視線をさ迷わせていると、笹野さんはなんでもないことのように屈託のない笑みを浮かべた。
 その表情には当事者ではない私より、夫の方がかなり驚いていた。

「……笹野、俺を恨んでないのか?」
「恨んでませんよ。僕は当時の君たちのおかげで今があると思ってるから」
「本当か?」
「本当だよ、もちろん当時は恨んだりはしたけど、今はみんなに感謝してるから」
「そうか……」
「だからこうして高校時代のクラスメイトの結婚式には全部出席させてもらってるし、相談には必ずのってるよ」

 笹野さんの言葉には嘘がないように感じられた。夫も私と同じような印象を抱いて安心したのか、少し表情を緩めて笹野さんと当時のクラスメイトたちのことを話し始めた。
 笹野さんはさすがにクラスメイトの結婚式には必ず出席してるということで、夫が最近付き合いのないクラスメイトの話しにもすぐ答えていた。
 私は二人の高校時代を知らないので、名前が出てきてもどんな人なのか全然わからなかったんだけど……そうしたクラスメイトの話の中で私たち夫婦にとって聞き逃せない内容の話があった。
 それはクラスメイト全員が結婚式を境に、家庭の事情だったり、夫婦の心境の変化だったり、いろんな理由はあるものの『子供が欲しい』という思いを強くするらしいんだけど、何故か妊娠できないという話だった。

「そうなのか……もしかすると笹野をイジメた罰なのかな?」
「うーん、どうだろうね?まぁ、罰を肯定するわけじゃないけど、みんな僕に相談に来るとすぐ妊娠しちゃうんだよね」

 冗談交じりに答えた笹野さんだったけど、私はその一言に大きな衝撃を受けた。

「『すぐ妊娠した』って、ほっ、本当ですか!」
「ええ、実は僕に相談に来る人のほとんどが妊娠に関する相談なんですよ」

 そう言うと、笹野さんは夫に視線を向けた。

「僕を一番イジメていた宮野内さんは覚えてる?」
「ああ、静華か?」
「そう、静華さんって旧家のお嬢様だったでしょ、でも、男の兄弟はいなかったよね」
「ああ、確かに。静華は五人姉妹の一番下だったな」

 宮野内静華さんは、夫と笹野さんのクラスメイトでお姉さんが4人居たらしい。当時、既に姉妹全員が結婚していたんだけど、姉妹夫婦に生まれたのは全部女の子で男の子は一人もおらず、実家からは後継者の誕生を求めるプレッシャーがとんでもなく大きかったらしい。
 もちろん静華さんも例外ではなく、大学卒業と同時にお見合いで結婚したんだけど……静華さんに至っては女の子どころか、妊娠の兆候さえもなかったらしい。静華さんも私たち夫婦と同じように病院で検査した結果も何も問題は無くて、私たちと同じように追いつめられた静華さんは笹野さんに相談に来たということだった。
 そこで真摯に相談を受けてくれた笹野さんに過去のイジメを反省し、『夫婦生活アドバイザー』の笹野さんの指示に従った結果、一ヶ月後には静華さんの妊娠が発覚し、生まれたのが宮野内家待望の男の子だったことで宮野内家の全員に感謝されたらしい。

「その静華さんですが、先日四人目を妊娠しましたよ」
「よ、四人目っ?」

 今度は夫が驚いていた。結婚の時期と人数を考えると最初に妊娠してから出産後、すぐにまた妊娠を繰り返している計算になる。
 笹野さんに相談するまで、妊娠の兆候もなかった静華さんが……夫と私は大きく膨らんでいく期待に思わず顔を見合わせていた。

「あ、すみません。懐かしい話しばかりで奥さんにはわからない話で盛り上がってしまいましたね」
「いえ、お気になさらないでください。非常に興味深いお話でしたし」
「そうですか。それなら良かった」

 笹野さんは安堵したかのように吐息を漏らして俯いた。
 そして……

「それそろ、本題に入りましょうか?」

 顔を上げたときには表情が一変していた。ここからが今日の本題ということなのか、笹野さんの態度に私たちも気を引き締める。

「はい、よろしくお願いします」
「まず最初に、お二人の夫婦生活についていろいろとお聞きします」
「はい」

 もちろん、そこから始まるのは当然のことよね。笹野さんは私たちの夫婦生活を知らないのだし、どこに原因があるかを見つけるためには包み隠さずお話して、問題点を見つけ出してもらわないといけないのだから。

「他人に話すには恥ずかしい質問もあるかもしれませんが結果は必ず出しますし、秘密は守りますのでご安心ください」
「わかった。よろしく頼む」
「お願いします」

 頭を下げる夫に従うように私も頭を下げる。夫も私と同じように笹野さんの質問はどんな内容であろうと包み隠さず話そうと言う覚悟はできている。それほど、夫も私も子供が欲しいと真剣に願っていることが感じられて嬉しく思う。

「それでは、基本的なことをお聞きします。聞かなくてもわかるような当然のことを聞くこともありますが、当然だからこそ見落としのある可能性もありますから、そこはご理解ください」
「はい、わかってます」
「もちろんだ、静華って実績があるんだ、笹野のやり方を信じてるよ」

 私と夫の答えに満足そうに笹野さんはうなずくと持ってきた鞄の中からビデオカメラを取り出し、三脚にセットする。

「笹野、このビデオカメラは?」
「相談内容の記録だよ。相談の最中で気付かなかったことや見落としがあってはいけないから、後で確認する必要もあるかもしれないしね」
「なるほど、なかなか大変なんだな」

 感心する夫に笹野さんは苦笑しながらセットし終わったビデオカメラの録画ボタンを押した。
 緊張する私たちと違って笹野さんは私たちをリラックスさせるためか、明るい口調で話しかけてくる。

「それじゃ、まずは奥さんに簡単な質問からお聞きしましょう」
「はい」
「スリーサイズを上から、バストのカップを教えてください」
「上から92、59、90です。Fカップです」
「次に処女喪失の年齢と男性経験を教えてください」
「処女喪失は16歳、部活の先輩が相手でした。男性経験は大学時代の彼は一人でしたけど、ナンパとかで八人、OL時代はいません」
「ほう、大学時代は結構遊んでたんですね」
「ええ、大学時代の彼が上手くて……セックスにはまってたんです。フェラチオはその彼に教え込まれました」
「なるほど、それであんなに上手かったのか?」
「ええ、そうよ」

 夫が納得したとばかりにうなずいていた。私にとってはちょっと恥ずかしい思い出なのであまり話したくなかったんだけど、すべてを笹野さんに話さないと、妊娠するという望みが叶えられないかもしれないし。

「生理周期と最近生理が終わったのはいつですか?」
「28日周期です。最近生理が終わったのは先週末なので一週間前ですね」
「なるほど、お電話で聞いた通りですか」
「はい」

 笹野さんは私の答えを細かくメモしていく。

「基礎体温の状況はどうですか?」
「今ちょうど低温期から高温期になっています。あと体温の変化は安定していますね」
「この状況ですと、奥さんはちょうど『危険日中の危険日』ですね」
「はい、そうなんです」

 何かに納得したようなうなずく笹野さんに私は内心で期待を膨らませた。もしかすると笹野さんは今の会話だけで私が妊娠できない原因に何か思い当たる節でもあったのかもしれない。

「それでは、お二人にお聞きしますね。もっとも重要なことなので、真剣にお答えください」
「は、はいっ」
「ああ、わかってる」

 笹野さんの表情がこれまで以上に真剣になる。

「ご夫婦でセックスをする際、『コンドーム』は必ず装着していますか?」

 あ、これは確かに大切なことよね。子作りで『コンドーム』を使用するかしないかは聞かなくてもわかる常識的なことだけど、ここはしっかりと答えておかないと。

「はい、もちろんです」
「ああ、当然だ、結婚してから一度だって『コンドーム』を忘れずにセックスしたことはない」

 夫の答えに私も頷く。私も子作りがどうしても欲しかったから、夫に言われなくても常に『コンドーム』だけは切らしたことはない。新婚旅行のときもハネムーンベイビーを期待して『日本製の絶対に破れたりしない安全に妊娠できるコンドーム』を5ダース持っていった。
 初夜だけで1ダース以上使っちゃったのはちょっと焦ったけど……笹野さんがメモに『コンドームは必ず装着』と書き込む。

「ということは、もちろん『安全日』は集中的に?」
「ええ、もちろんです。『安全日』が一番妊娠しやすいですし、基礎体温も低温期ですしね」
「ふむ、なるほど……」

 笹野さんはさらに『安全日』『低温期』と書き込んで、少し考えるような様子で黙り込む。
 ひとつひとつメモの項目を確認する笹野さんを祈るような気持ちで見つめていると、不意に笹野さんは顔を上げた。

「確かにお二人には問題ないですね。ですが、問題がない以上、私が必ず奥さんを妊娠させてあげましょう」

 そう言うと、笹野さんが自信に満ちた笑みを浮かべた。

「よ、よろしくお願いします!」
「頼む、笹野!」

 私は微かな希望に涙ぐみながら夫と見つめあう。夫も嬉しそうに笑みを浮かべていた。

「それでは説明します。まず、病院の検査でご主人の精子も、奥さんの卵子も問題ないことは確認されてますね」
「はい、その点に関しては問題ありません」
「その上で、まず子作りのために『安全日』に集中してセックスをしています」
「はい」

 夫も私も大きくうなずく。生理前の一週間前の数日は『安全日』……そう『安全、確実に妊娠できる日』にあたるから、結婚してからは子作りを目的にセックスをするようになったこともあって『安全日』は特に集中的にセックスをしている。

「それに、結婚してから一度も『コンドーム』を着けないでセックスしたことはない、という話でしたね」
「ええ、もちろんです。安全に妊娠するには『コンドーム』は必要ですから」
「ああ、安全に子作りをするには『コンドーム』を使わないといけないというのは常識だしな」
「ええ、当然のことです。安全に子作りをするには『コンドーム』を使うのが一番良い方法だというのは常識ですからね」

 笹野さんの説明に私たち夫婦は本当に安堵した。新婚旅行の初夜から一度も『コンドーム』を漬けないでセックスをしたことはないし、寝室には常に数ダースの『コンドーム』が確保してある。
 生理周期は安定しているので『安全日』はほぼ間違いなく計算できているけれど、基礎体温も毎日測って低温期でもあることを確認している。
 『安全日』に『コンドーム』を着けて膣内射精して……『コンドーム』の中にたっぷりと射精された精液を二人で見て『これだけたっぷり射精したんだから、今度こそ妊娠するだろう』なんて、今度こそと願いながら下腹部に夫との愛情の血漿が宿ることを夢見ていた。
 今のところ結果は出ていないけれど、そうした日々が間違っていなかったことを笹野さんのような実績のある『夫婦生活アドバイザー』に保証されたことには安心した。

「しかし、そうなるとなぜ今まで妊娠できなかったのかという話になりますよね?」
「え?」
「ええ、お二人の精子にも卵子にも問題はない、子作りの方法も間違いがない、なのに妊娠できないとなると妊娠できない原因が普通では考えられないところにあることになる」
「あっ……」

 そう、私たち夫婦に何も問題がないのに、妊娠できないということは……もしかして、その『普通では考えられない原因』でずっと妊娠できないんじゃ?
 思わずそんな未来を想像してしまってガタガタと全身が震えてしまう。

「おっ、お願いですっ、なんでもしますからっ、どんなことでもしますからっ、妊娠っ、妊娠したいんですっ!」
「頼むっ、笹野。俺も子供が欲しいんだっ、それに、さっき『妻を妊娠させる』って約束してくれたよな?」
「ええ、もちろんです。私が『必ず妊娠させます』……ですが、その方法がちょっと特殊なんです」

 表情を歪める笹野さんだったけど、私はどんなことであっても笹野さんに従うと覚悟を決めていた。
 妊娠するためなら、我が子をこの腕に抱きしめることができるのならば、どんな辛いことにだって耐えてみせる自信があった。

「教えてくださいっ、どうすればいいんですか?」
「金がかかるなら借金してでも工面してみせる。俺たち夫婦に子供を授ける手伝いをしてくれ。この通りだ!」
「……」

 笹野さんにすがりつくような私と土下座をして頭を床にこすりつけるようにしている夫。笹野さんは私たち夫婦の必死の懇願を真剣な表情で見つめていたが、不意に表情を緩めて笑った。

「不安をあおるようなことをして申し訳ありません。お二人の覚悟を確認したかったので……まかせてください、奥さんは必ず孕ませてあげます」
「ありがとうございます。是非、是非私を妊娠させてください。お願いしますっ」
「それでは、これからどうやって奥さんを妊娠させるのかを説明します……まず、これを見てください」

 そう言うと、笹野さんは鞄から箱を取り出して中身を開ける。そこには体温計によく似た……あれ、これって確か?

「もしかして『妊娠検査薬』ですか?」
「いいえ、違います。これは『子宮活性化検査薬』です」
「『子宮活性化検査薬』?」

 今まで一度も聞いたことのないものに首をかしげる。笹野さんは『妊娠検査薬』に良く似た『子宮活性化検査薬』をテーブルに置いて説明を始める。

「先端に奥さんの尿をかけると、この窓の部分に検査結果が表示されます。陰性だと何も表示されませんし、陽性だと赤い線が表示されます」
「それは『妊娠検査薬』の反応と同じと考えていいのかしら?」
「はい、基本は一緒です。『陰性』だと活性化していない、『陽性』だと活性化しているということになります」
「わかりました。それで……」

 『子宮活性化検査薬』については理解できたけれど、これをどうすればいいのかはまだわからないので笹野さんに先を促す。

「陽性反応が連続で5日表示されたときがチャンスです。その日の夜からいつものように『コンドーム』を着けて子作りしてください」
「え、それだけですか?」
「はい、いつも通りでかまいません。それで奥さんは必ず妊娠します」

 それだけでいいのかしら?、と拍子抜けな気分でいると笹野さんの表情が変わった。ああ、違う。これから本題なのね、と笹野さんの雰囲気が変わったことで私たちも表情を改める。

「ただ、今のは子宮が活性化して妊娠しやすくなったかを確認するための手順です」
「……」
「実は子宮を活性化させる方法が……なかなか難しくて」

 笹野さんは辛そうに表情を歪めると、私をじっと見つめて……おっぱいから下腹部へと視線を動かした。

「奥さんは今『危険日』ですよね?それに、基礎体温も低温期から高温期に変わったという話でしたが?」
「はい、そうです」

 私の身体は間違いなく『危険日』……『子作りには適さない危険な日』でセックスを絶対にしてはいけない日だった。

「これは私だけが可能な方法なのですが……『危険日』に私の『精液』を『膣内射精』することで子宮を活性化させうことができるんです」
「ま、まさか……」
「ええ、奥さんの『危険日』を迎えた子宮に、私の精液をたっぷりと『膣内射精』するんです」
「でも『危険日』に『膣内射精』なんてしたら、笹野さんの精子が卵子を受精させる機能を失ってしまうんじゃ……」

 そう『危険日』がなぜ『子作りには適さない危険な日』なのか……それは『危険日』が単純に妊娠しにくいだけじゃないから……『危険日』の子宮内にもし精液が注ぎ込まれてしまうと、その精液に含まれる精子の機能を破壊するだけでなく、その機能を破壊された精子が逆流してその男性の生殖機能そのものまで破壊してしまうという、女性にとって以上に男性にとって『危険日』と言える。
 『夫婦生活アドバイザー』の笹野さんがそのことを知らないはずがない……私が心配そうな視線を向けると、笹野さんは少し寂しそうに笑った。

「そうですね。でも、私の『精子』は多くの女性の子宮を活性化してきましたし、もう手遅れでしょう」
「……ああ、そんな」
「でも、私が子宮を活性化した女性たちが愛する人の子供を私の分まで産んでくれるんですから、嬉しく思ってますよ」

 笹野さんは本当に嬉しそうに微笑んだ。ああ、なんでこの人は素晴らしい心を持った人なんだろう……私たち夫婦のように妊娠できないことに悩みを抱えた夫婦に自身の生殖機能を犠牲にしてまで孕ませるための努力を惜しまないなんて。
 もし夫と出会わなかったら、きっと私は笹野さんを愛して、彼の子供を何人も産んで、多くの子供たちに囲まれた幸せな家庭を築いてあげられたのに……でも、今の私は夫と結婚している以上、夫を裏切る気持ちなんてまったく無い。
 だけど、ほんの少しだけ……夫を裏切っても、と思ってしまうのは仕方ないことだと思う。

「笹野……本当にありがとう。高校時代にはあんな酷いことをした俺のために」
「気にしてないって言ったじゃないですか」

 夫も笹野さんをイジメていたことを深く反省しているのか、涙ながらに謝罪を繰り返していた。それからしばらく、お互い違う意味で涙を流す夫と私が落ち着くまで笹野さんは待っていてくれた。

「それでは、これからの予定ですが……今から奥さんと私は子宮が活性化するまで毎日ご夫婦の寝室で『膣内射精』でセックスをします」
「はい」
「ほぼ一日中、起きているときは常に私のちんぽを奥さんのまんこに生で挿入したまま生活します」
「ああ、わかった」
「毎日決まった時間に『子宮活性化検査薬』で検査をしますが……実はこの薬は特別に作らせているので一本百万円するんです」
「そんなに……」

 子宮が活性化するまで何日かかるかわからないけれど、笹野さんに今までの経験から聞くと長くても一ヶ月ということだった。そうすると最大で三十日、三千万円になってしまう。
 さすがに即答することに迷ってしまったが、その迷いが笹野さんには伝わってしまったらしい。

「あ、でも心配しないでください。奥さんのお返事次第で毎月十万円の五年払い、六百万円に値引きしますから」
「そんなに安くしてもらってもいいんですか?」
「はい、ご主人には高校時代にお世話になってますしね。お返しだと思ってください」

 最大三千万円が分割払いで六百万……ここまで安くしてもらえるなんて、私たちのために尽力してくれる笹野さんにはどれだけお礼をしてもし足りない。

「あの、それで私の返事次第と言うのはどういうことでしょうか?」
「その、先ほどお話ししたように私は自分の子供が出来ない身体です」
「……はい」

 努めて明るく振る舞おうとする笹野さんだけど、それがどれだけつらいことなのか妊娠を切望している私にはわかっている。だけど、ここでそのことを聞いても笹野さんを傷つけるだけになる、だから今はあえて聞き流した。

「ですから奥さんとセックスするときは、私の子供を妊娠したい、孕ませて欲しいと本気で思って欲しいんです」
「……」
「『危険日』に『膣内射精』する以上、絶対に妊娠できませんが……私とセックスするときは『安全日』と『危険日』を逆にして、『膣内射精』で妊娠すると思って欲しいんです」

 私は笹野さんの言葉があまりに悲しくて思わず泣きそうになってしまった。笹野さんはもう二度と自分の子供をもうけることができない、だから我が子を孕ませる気分だけ感じてみたいと思っている。
 その上で、夫への気遣いをしてくれている。恐らくほぼ一日中、笹野さんのちんぽを私のおまんこに挿入したままということは、夫が見ている前で私とセックスをする機会も多いことになる。
 だから、私が『危険日に膣内射精で妊娠する』なんて言えば、夫にはお芝居だとすぐにわかってもらえるし、夫を裏切って本気で笹野さんの赤ちゃんを産みたがっているとは絶対に思わない。
 もし私が『安全日だからコンドームの中にたっぷり射精して妊娠させて』なんて言ったら、私が夫を裏切って笹野さんの子供を妊娠しようとしてると勘違いしてしまうから……。

「ね、あなた……」
「ん?」
「笹野さんのお願い、聞いてあげましょうよ」
「……」
「『子宮活性化検査薬』の代金を安くしてくれる事よりも、笹野さんに少しでも女性を孕ませる気分を味あわせてあげたいの」

 夫は私の言葉に少しだけ考える。

「そうか……そうだな。俺も笹野をイジメてた過去を謝りたいと思ってたから……俺の分も笹野の希望に答えてやってくれるか?」
「ええ、まかせて。笹野さんが私を本気で孕ませてると思えるくらいにがんばるから」
「ああ、俺は見ているだけしかできないけど、本気で笹野の子供を妊娠したがってるように見えるくらいがんばってくれ」

 今日、これから子宮が活性化するまでセックスのできなくなる夫とキスを交わして、笹野さんへと視線を向ける。そう、これから私は『危険日』の子宮に生ちんぽでたっぷりと濃厚な精液を『膣内射精』を繰り返すことで、笹野さんの赤ちゃんを妊娠する……本当は『安全日』に『コンドーム』を着けないと妊娠できないんだけど、笹野さんに女を孕ませる喜びを、例え嘘であっても味わって貰いたいから、私は本気で妊娠させてもらうつもりで笹野さんとセックスをする。

 昨日はまだ『危険日』じゃなかったこともあって夫と子作りセックスをしたベッドに横に立つと、笹野さんを夫のつもりでお芝居だけど、本気で愛してるつもりで見つめる。私はこれから子宮が活性化するまで、笹野さんと本気の子作りをするのだから。

「こっちを……見て」

 夫が間違えないように、うっとりとした視線で笹野さんを見つめ、甘く蕩けるような声でささやくと、一枚一枚服を脱ぎ始める。
 笹野さんの視線が私の身体を舐めるように見つめているのを感じ、夫とは違う愛情を感じてしまう。

「ああ、あなた……来て。今日、私『危険日』なの……ねぇ、私の排卵済みの子宮に『膣内射精』して、私を孕ませて……ここに、種付けして私を母親にしてぇ」

 最後の一枚、レース編みの黒のパンティを脱ぎ捨てて、下腹部を撫でながら笹野さんの精液を求めた。

「ああ、なんておまえはイヤらしいんだ……」
「そんな、イヤらしいなんて……嬉しいわ、あなた。ねぇ、どう、私を孕ませたい?」
「もちろんだ、お前は俺の子供を何人でも産んでくれるんだろう?」

 笹野さんも気分が乗っているのか、私を本気で妊娠させようという気持ちでいるように見えた。だから、私も本気で笹野さんに孕ませて欲しい、笹野さんの子供が産みたいという気持ちで応える。

「もちろんよ、何人だって孕んで産んであげる。だって、あなたの赤ちゃんを産むために私はここにいるの」
「俺のため……それじゃ、俺専用なんだな」
「ええ、そうよ。私の子宮も卵子も、一生全部あなたのもの……好きなときに、好きなだけ『危険日』子宮に『膣内射精』して孕ませていいのよ」

 そう言いながら、私は笹野さんに本当に申し訳ない気持ちで一杯になる。もしも例え私が本気で笹野さんの赤ちゃんを産んであげたいと思っていたとしても私の言葉通りに『危険日』に『膣内射精』しても絶対に妊娠なんてできない。
 ここで交わす会話は絶対にありえない、お芝居の会話でしかない。そんな悲しい行為で笹野さんはほんのひとときでも心満たされて癒しになるのだろうか……。

「ああ、孕ませるよ。『危険日』の子宮に俺の精液をたっぷり注ぎ込んで、お前の卵子を俺の何億匹もの精子で輪姦して、受精させてやる」
「ああんっ」

 そんな私の迷いを吹き飛ばすように、焦るように全裸になった笹野さんは、私を勢いよくベッドに押し倒した。その背後で見ていた夫は、私が笹野さんに押し倒されたのを見て、私に『いいぞ、よくやった』とばかりにうなずいていた。
 同じ男として、笹野さんの気持ちがよくわかっているのかもしれない……私は夫のその様子に迷いを捨てることにした。私は絶対に笹野さんに孕まされることはないし、笹野さんの赤ちゃんを産むことはない。
 だけど、今だけは本気で笹野さんに孕まされるつもりでいようと。

「ああ、いいわっ、あなたっ、早くしてぇ、絶対、絶対に孕むからぁ」
「孕め、孕ませてやる、お前の子宮を俺の精液で一杯にしてやるっ、俺専用の種付け子宮に変えてやるからな」
「してっ、私の子宮に種付けして、あなたの印をを刻み込んでっ、んーっ、んむーっ」

 笹野さんは上から押さえつけるようにして体重をかけると、私の頬を両手で固定して唇を重ね、すぐに舌をからめてきた。
 こんなに激しい愛情のこもったキスは夫にしか許していないけど、今は笹野さんが夫の代わりなのだから拒絶することなんてありえない。夫にするように、笹野さんの舌に積極的に舌を絡め、流し込まれる唾液を躊躇無く飲み込む。

「ああ、本当にでかい乳だ……すぐにこの巨乳から母乳を噴き出させてやるからな」
「もっと絞ってぇ、まだ空っぽの母乳タンクを孕ませて母乳で一杯にして!」
「すぐに孕ませてやるっ、この役立たずのでかいだけのおっぱいから母乳でパンパンにしてやる」
「う、嬉しいっ、孕ませてっ、お願いっ」

 痛いくらいの力強さで笹野さんがおっぱいを揉みし抱く。まるで今すぐ母乳を絞りだそうとしているみたいに。

「俺に飲ませろよ、お前の最初の母乳は俺が飲むんだ。いいなっ」
「もっ、もちろんよっ、このおっぱいも、母乳もあなたのものだからっ、全部あなたのものだからぁ」

 こんなに興奮したのは何時以来だろう……おまんこを愛撫もされていないのに、キスとおっぱいを激しく揉まれただけで、おまんこがぐっしょり塗れているのがわかる。早く生ちんぽをおまんこに突っ込んでかき回して、精液をドクドク注ぎ込んで欲しい。
 上に乗っている笹野さんにいつでも挿入して欲しいと訴えるように、大きく足を開いてちんぽをおまんこへと誘う。

「早くっ、早くちんぽをブチこんで、私をママにっ、ママにしてぇっ」
「ははっ、なんて淫乱な人妻なんだ……こんな淫乱な人妻は俺だけが孕ませてやるしかないなっ」
「そうよっ、私はあなた専用の種付け妻……種付け穴なのっ、勝手に、無責任に私に種付けしてぇ……おほぉ」

 ズンッという重さと共に、腰を抱え上げられた私は全体重をかけてきた笹野さんの生ちんぽをおまんこで受け止めた。その先端が私の子宮口にぴったりとキスするように密着していた。
 『安全日』では感じたことのない感覚で、『危険日』の子宮が笹野さんのちんぽに吸い付くように密着している。ああ、子宮が下りてきているのかしら……ああ、これでもし『コンドーム』無しに『膣内射精』すると『危険日』の子宮から危険な精子が男性に送り返されるのね。なんて残酷な……でも、笹野さんの精子の機能は既に破壊されて手遅れに……。
 私は精一杯、笹野さんに女性を孕ませる気持ちを感じて欲しいと想い、必死に懇願する。

「出してっ、あなたの精子を『危険日』子宮に注ぎ込んで受精させてぇ」
「受精させてやるっ、今日から孕むまで『膣内射精』し続けてやるっ」
「ああ、素敵よ、あなた。孕ませてっ、『危険日』子宮に精液を注ぎ込んで孕ませてぇ」

 私は笹野さんへの返しきれない恩を少しでも返すことができるよう、必死に笹野さんに『妊娠』させて欲しいと懇願した。
 夫はその光景を嫉妬するどころか満足そうに見つめていた。私が夫の分まで笹野さんに恩返ししていることを理解してくれていたんだと思う。
 正常位で身体を密着させて腰を振る笹野さんに合わせて、私も笹野さんを逃がさないとばかりに腰に両足を絡めて腰を振る。

「出すぞっ、『危険日』子宮にたっぷり溜めた濃厚精液を注ぎ込んで孕ませてやるっ」
「出してっ、あなたの濃厚精液で孕ませてっ、私を妊娠させて、ボテ腹にしてぇっ」
「出、出るっ、くっ」

 笹野さんのちんぽが私のおまんこの奥に思いきり挿入された瞬間、突き上げられ刺激でほぐざれた子宮口が指先に吸い付く金魚の口のようにパクパクと震わせ、注ぎ込まれるだろう精液を一滴残らず飲み込もうと痙攣する。

 どぷっ、どぷっ……。

 そのタイミングにぴったりと合せたかのように笹野さんのちんぽが震えて、私の膣奥が勢いよく注ぎ込まれた濃厚精液を受け止めていく。

「ああ、孕んじゃう……『危険日』にこんなに精液を『膣内射精』されたら、絶対妊娠しちゃうぅ」
「いいぞ、全部おまんこで飲み込めよ。俺が絶対に孕ませてやるからな」

 私の膣内に精液をたっぷりと注ぎ込んだ笹野さんは満足そうにしてくれていた。よかった、お芝居とはいえ笹野さんが私を孕ませようとしていると思ってもらえるくらいに楽しんで貰えたらしい。
 私は笹野さんに感謝するように何度も何度もキスをする。

「ああ、凄かった……こんなに奥に、たっぷり射精して」
「ええ、奥さんも素敵でしたよ。まるで本当に孕みたがってるみたいでした……いい経験させてもらいました」
「うふっ、ありがとうございます」

 今度は笹野さんが嬉しそうに私にキスを返す。ふふっ、子宮の活性化のためのセックスとはいえ、こうしてキスしているとなんだか愛情のあるセックスをした後みたい。そんな風に思っていると笹野さんが声をあげた。

「あ……申し訳ないんですが、ご主人にひとつお願いして良いしょうか?」
「ん?」

 私たちが繋がったままでいると、笹野さんが私たちを見ていた夫に声をかけた。

「実は子宮の活性化を手伝って欲しいんです。できれば私は一回でも多く奥さんに精液を注ぎ込むことに集中したいので」
「ああ、なるほど。それなら俺から手伝わせて欲しいとお願いしたいくらいだよ」
「助かります。こうして私が奥さんに『膣内射精』したら、子宮の活性化を促すために、こうして子宮マッサージをして欲しいんです」

 そういうと笹野さんは私の下腹部をじっくりと揉み解して精液が染み込むように撫でまわした。注ぎ込まれた精液の重さが私の胎内で揉み解され、子宮全体にいきわたるかのような感覚になる。

「これくらいなら全然大丈夫、普段俺たちが子作りした後にすることとまったく同じだし」
「ええ、でもあなたとするときは『妊娠しますように』って祈りながらしてるけど、今は『妊娠できるようになりますように』ってお願いするのよ」
「ああ、わかってるよ。まぁ、例え間違えても『危険日』に『膣内射精』するんだから絶対に妊娠しないけどね」
「ええ、まぁそうですね。絶対にありえないことですから」

 そんな会話を交わして、三人で笑う。
 すると笹野さんはさらに場を和ませる冗談のつもりでこんなことを言った。

「ちょっとお二人で『妊娠しますように』ってお願いしてみてはどうですか?」

 笹野さんは生殖能力を失っていることを気にしないように気を使ってくれているのだろう。明るく冗談交じりの提案の意味に私も夫もすぐに理解できたので、笹野さんの冗談に乗ることにした。

「まぁ、それはいいわね。ねぇ、あなた、いつもどうしてるか笹野さんに見せてあげましょうよ」
「そうだな。せっかくだし、俺たち夫婦がいかに愛し合ってるかを見てもらおうか」
「それはぜひお願いします。愛し合っている夫婦の妊娠のお手伝いをしていると思えば、私ももっと気合を入れて『膣内射精』できるようになると思いますし」

 笹野さんの反応に夫と私は顔を見合わせて微笑んだ。いつものように夫が膣内で『コンドーム』の中にたっぷり射精した後と同じように下腹部にそっと優しく手を添える。その手の上に夫の手が重なり、ゆっくりと撫でて揉み解す。
 そして……私は笹野さんのためにいつもとと違うお願いをする。

「私の卵子が、笹野さんの精子を受精しますように」
「妻の卵子が、俺じゃなく笹野の精子で受精して孕みますように」
「えっ」

 別に示し合わせたわけじゃなかったのに、私も音も私が笹野さんに孕まされるように、なんてお願いをしていた。私と夫は顔を見合わせて笑ってたけど、笹野さんはかなり驚いていた。

「笹野には助けてもらってばかりだからな、お礼だと思ってくれ」
「そうですよ。笹野さんのおかげで私たちは赤ちゃんを授かることができるんですから気持ちだけでも受け取ってください」

 私の下腹部をマッサージしながら答えた夫と、ちんぽを挿入されたままの私の間を笹野さんの視線が交互に動いて……私たち夫婦の心づくしのお礼に微笑んでくれた。

「ありがとうございます……奥さんには必ず私が妊娠させてみせますから」

 その瞬間、挿入されたままのちんぽが膣内でびくっと震えた。

 それからの毎日、私はほとんどの時間を笹野さんのちんぽを生で挿入したまま過ごした。
 夫は寝室に布団を敷いて眠って、私と笹野さんは普段私たち夫婦が使うベッドの上で眠る。

 朝、真っ先に起きると挿入したままのちんぽから離れる。寝てる間に射精していることもあるけれど、まず朝一番で勃起した笹野さんのちんぽにフェラチオをして朝一晩に精液を飲み干す。笹野さんの話だと、朝一番の濃厚な精液を飲むと『膣内射精』されるのを同じくらい子宮を活性化させる効果があるらしい。確かに朝いちばんの精液を飲むと、下腹部に温かさを感じるようになったので子宮の活性化には効果あるみたい。

 それから夫を起こして朝食の準備をしてもらう……とは言っても、パンを焼いたり、コーヒーを入れてもらったりと簡単なものなので夫でも簡単に準備できるので、夫も気軽に引き受けてくれた。ときどき、ちゃんとした朝食を食べたいときは私が裸エプロンで朝食の用意をするんだけど……どうしても『膣内射精』を優先させてしまうので、朝食を用意できないこともある。こればかりは夫に申し訳ないとしか言えないんだけど、夫から『俺の食事なんかより一回でも多く『膣内射精』してもらえた方が嬉しい』と言うので甘えさせてもらっている。ごめんね、あなた……子宮が活性化できるまでの我慢だからね。

 夫が出勤してからは、夫が帰宅するまで一日中笹野さんとセックスをしている。時間はたっぷりあるので、意識して腰を動かすことは少なくて、挿入しっぱなしで盛らすように笹野さんが精液を注ぎ込むといった方が良いかもしれない。そうね、セックスをしているというよりは、繋がったままと言った方がいいかもしれない。

 夕食は夫にお弁当を買ってきてもらって……大体、いつもこんな感じで過ごしている。

「ただいま、お弁当を買ってきたぞ」
「あなた、ありがとう」
「毎日すみません」

 ベッドの上で挿入したままの私たちは弁当を勝ってきてくれた夫を迎えた。すでに『危険日』は過ぎてしまったけど今日も一日中、ほとんどの時間を笹野さんと繋がったまま過ごして、子宮の活性化に高い効果のある笹野さんの精液をたっぷりと『膣内射精』してもらった。
 最近では笹野さんが注ぎ込んでくれた精液の重さを感じることができるようになった気がする。笹野さんが私の他にも妊娠できずに悩んでいる女性たちが妊娠できるよう、様々な女性の『危険日』に『膣内射精』を繰り返したせいで生殖能力が失われているし、『コンドーム』を使わないので私が笹野さんの赤ちゃんを妊娠することはないけれど、注がれた精液の重さがまるで笹野さんの赤ちゃんを妊娠した気分にさせてくれて、少しだけ嬉しいと思えるようになった。
 あ、もちろん夫を愛している気持ちに変化はないし、笹野さんに愛情を抱いてはいないわ。ただ、妊娠しているような気分にさせてくれる精液の重さが嬉しいってことなの……でも、誤解されたくないから夫には内緒ね。

「あ……」

 今もお弁当の唐揚げを咀嚼しているときに、何の予告もなく、ただ漏らすように精液を注ぎ込んだ。
 私たちにとって、もうそれは日常の出来事で……笹野さんが私の膣内に射精することは呼吸するのと同じくらいに感じるようになっていた。

「それで、会社の同僚に最近帰りが早いと言われてね。つい『今。ちょっと子作りにがんばってる』って答えたら羨ましがられたよ」
「まぁ、あなたったら……恥ずかしいじゃないですか」
「ちょっと冷かされたけど、まぁみんな『頑張ってください』とか『赤ちゃん産まれたら見せてくださいね』とか言われたよ」

 そんな会話をしながら眠るまで夫と過ごすんだけど、その間は笹野さんは気を使ってくれて何も言わずに『膣内射精』だけに集中してくれてるの。
 夫と私が愛を交わす時間をちゃんと確保してくれる笹野さんには気を遣わせてばかりで本当に申し訳なく思う。

 そして夫が眠った後、私と笹野さんはベッドで一日のまとめとばかりに激しく荒々しいセックスをする。

「笹野さんっ、もっと、もっと激しくついてぇ、膣内に、膣内に出してぇ」
「孕ませてやるっ、お前の卵子を俺の精子で受精させて、寝取ってやるっ」
「ああっ、だめなのにっ、夫を愛してるのにっ、奪われちゃうっ、種付けされて、夫から全部奪われちゃう」
「だめだっ、お前は夫の傍で一生過ごすんだ、俺を愛して、俺の子供を産んで、生活のために夫を犠牲にするんだからなっ」
「そんな、酷いわ、私を孕ませて、心も身体も全て奪っておいて……酷いわっ」

 なんて……びっくりしたでしょ?実はこれって夫の提案でやってるの。
 夫婦のつもりで子作りするのも飽きただろうし、ちょうと夫婦の寝室で俺も一緒に寝てるんだし、笹野さんが私を強引に押し倒して快楽に堕とした後で、孕ませた上に夫に内緒で夫の子として育てるように仕向けるって、なんか主婦層向けのドロドロしたドラマみたいなのってどうかって。
 笹野さんは遠慮しようとしてたんだけど、私も夫に賛成して是非やってみましょうよ、とお願いしてみた。
 それでも、渋々という感じだった笹野さんだけど、今ではすっかりこのプレイにはまって興奮してくれるようになったみたい。だって、こうするようになってから笹野さんの『膣内射精』の回数が増えたもの。
 ふふっ、笹野さんは興奮してくれるようなったし、私は『膣内射精』の回数が増えて子宮の活性化に役立つ。さすが私の愛する夫の提案よね。

 そんな毎日を過ごていた私たちなんだけど……ついにその瞬間が訪れたのは子宮の活性化を初めて二十日の朝のことだった。

「あっ、だめぇ、もう、ケガしちゃうからぁ」
「そんなことを言っても……こんな格好でぐちょぐちょに濡らして、説得力はないぞ」
「さすがにもう見慣れたが……」

 キッチンで裸エプロンで朝食の準備をしている私を背後から笹野さんが突き上げる。その様子を夫は呆れながらも、食い入るように見つめていた。
 さすがに二十日も夫とセックスせず、笹野さんとセックスをしまくっていたせいで夫はすっかり欲求不満らしい。でも、我慢した分だけ『子宮活性化検査薬』が陽性反応を示したときが楽しみに思うようになっていた。
 きっと我慢に我慢してきた夫はこれまでで経験したことのない量の精液を『コンドーム』の中に吐き出してくれるはず。それも一回や二回じゃ満足なんてするはずがない、二十日間ためにためた濃厚な精液が『コンドーム』越に私の卵子を捕らえて受精させてくれる。

 そうすれば、待望の私たち夫婦の子供が誕生することになる。

 男の子かな、女の子かな、一姫二太郎なんていうから、最初はやっぱり女の子がいいかしら……ううん、そう言えば笹野さんとのお芝居のセリフで『五人産むのぉ』って言ったし、本当に五人産んでみようかしら。
 笹野さんに子宮を活性化してもらえば、何人だって妊娠できる気がするし。

「出るっ、膣内に出すぞっ、朝一の濃い奴で孕めっ」
「ああっ、孕むっ、孕んじゃうっ、朝食を作りながら妊娠しちゃうのぉっ」

 なんて言いながら精液が私の膣内に注ぎ込まれる感触を楽しむ。さすがに二十日間も『膣内射精』され続けると気持ちよく感じるようにはなったんだけど……笹野さんだからこそ『膣内射精』できるんだし、夫には絶対に『膣内射精』されるわけにはいかない。もし『危険日』に夫が『膣内射精』するようなことになったら、夫の生殖能力を破壊してしまう。そんなことになったら私は一生後悔、ううん自殺してしまいたいって思うかもしれないから。

 あ、そうよ……もし『膣内射精』してもらいたい気分になったら笹野さんにお願いして『膣内射精』してもらえばいいのよね。私は妊娠のリスクもなく『膣内射精』を楽しめるし、『膣内射精』されれば子宮が活性化して妊娠しやすくなる。
 私が常に子宮を活性化させていれば、夫は私を孕ませやすくなるから喜んでくれるだろうし、笹野さんは私が妊娠を求めるお芝居をすることでもう二度と叶わない『女を孕ませる』疑似経験ができる。
 私たち夫婦も笹野さんも、誰も損しない得する関係じゃない、これっていいアイデアなんやない?……なんてこれからのことを考えていたときだった。

「はぁ、はぁ……あ、これは」

 息を荒くしていた笹野さんが何かに気付いたように声をあげた。

「ん、なぁに……」
「これを見てごらん」

 笹野さんは流し台の上に置いてあった今朝検査したばかりの『子宮活性化検査薬』を私の目の前にもってきた。
 その窓には……真っ赤な線が表示されていた。

「ああっ、さ、笹野さん、これってもしかして」
「ええ、奥さん。陽性反応です」
「あなたっ、見てっ、陽性反応よっ、私の子宮がやっと活性化したのっ、これで妊娠できるのよっ、赤ちゃんが産めるのっ!」
「ああ、こんなに濃い真っ赤な線が……これでついに俺たちの子供が作れるのか!」

 二十日間の努力がやっと報われる……そう思うと、涙が止められなかった。
 私たちが抱き合って喜んでいる様子を笹野さんはいつの間にか少し離れた場所で見守ってくれていた。この二十日間、笹野さんの賢明な努力によって私たち夫婦に待望の子供を授かることができる。
 私は昨夜から膣内にたっぷり注ぎ込まれた精液が、おならのような音を立てて溢れ出しているのを気にもせず夫と抱きしめあっていた。

「お二人共、おめでとうごさいます」
「いえ、笹野さんのおかげです。本当にありがとうございます」
「ああ、俺からも礼を言わせてくれ。笹野が『危険日』に『膣内射精』を繰り返してくれたおかげだよ」
「いえ、私の力なんてわずかなものですよ」

 私たち夫婦の感謝の声にも感情を乱すことなく検挙に応えてくれて……本当に感謝してもしきれない。

「ですが、まだ一日だけですし、あと四日は確認しないと」
「あ、そうでしたね。申し訳ありません、興奮しすぎちゃって……」
「俺もちょっと舞い上がってたな。すまない」
「いえいえ、お気持ちは十分わかりますから気にしないでください……あ、そろそろ出勤の時間じゃ?」
「あっ、いけね。それじゃ、笹野、後のことはよろしく頼む。念のために、もっと子宮を活性化しておいてくれよ」

 そう言うと夫はあわただしく出勤していった。リビングに残ったのは、私と笹野さん……私はやっと活性化しはじめた子宮のある下腹部を愛おしそうに撫でる。
 何故か、こうして撫でる行為を止める気にはならない……まるで既にここに新しい命が宿っているかのような気持ちになってくる。
 子宮が活性化したことで妊娠できるんだという実感を感じられるようになったせいで母性本能が刺激されたのだろうか。

 そんなことを考えていると、背後から抱きしめられ、私が下腹部に当てた手の上に手が重ねられゆっくりとと撫でた。

「やっと孕ませることができた」

 笹野さんの声に一瞬『え?』と思ったけど、すぐにそのセリフがすぐにいつものお芝居なのだとわかった。
 だから、私もお腹に笹野さんの赤ちゃんを孕んだつもりで応えることにした。

「ええ、やっと妊娠できましたね。あなたが『危険日』だけでなく毎日『膣内射精』してくれたおかげです」
「お前の身体がイヤらしくて孕ませ甲斐があったからな。まだまだ何人も孕ませていいか?」
「もちろんですよ、私の子宮はもうあなた専用の種付け子宮なんですから……」

 そんなお芝居もあと4日……私は精一杯、夫を裏切って笹野さんを愛して赤ちゃんを産む悪女を演じてあげよう……そう思った。
 そして、4日間はあっと言う間に過ぎて『子宮活性化検査薬』は陽性反応を示し続けた。5日目に陽性反応が出たことを確認した笹野さんは『二人目が欲しいときはご連絡ください。また子宮を活性化してあげますので』と言葉を残して帰っていった。
 笹野さんに言葉に私たち夫婦は『まだ一人目も妊娠していないのに気が早いな』と苦笑したんだけど……その後、私の妊娠が発覚したのは一ヶ月後のことだったので笹野さんの話は気の早い話ではなかったみたい。きっと笹野さんは私を孕ませることができる自信があったのだと思う。
 二人だけの生活に戻った私たちの家、リビングのソファに座っている私のお腹を撫でながら毎日のように感動している夫の姿を微笑みながら見つめていた。

「ね、あなた……」
「どうした?」
「私、笹野さんにはすごく感謝してるの」
「ああ、俺もだよ」

 夫は当然とばかりに私の言葉にうなずいた。

「だから、できるだけ沢山赤ちゃんを産もうかなって……そうすれば笹野さんは私を妊娠させる疑似体験ができるでしょ?」
「ああ、そうだな。今回、笹野もお前を妊娠させる疑似体験が出来て良かったって言ってくれてたし」
「それじゃ、いい?」
「もちろん。何人でも産んでくれると、俺も幸せだからな」
「ふふっ、私もよ。五人なんて言わずに十人だって産んでみたいわ」
「十人かぁ、俺も一生懸命働かないとな」
「そうね……パパがんばって稼いでね、ってこの子も応援してるわ」

 数年後にはきっと我が家も子供たちの声でにぎやかになるだろう。
 夫と私の子供たちに囲まれて幸せな毎日を過ごす未来……そんな光景を想像して思わず頬を緩めてしまう。

 笹野さんという最高のアドバイザーに出会えたことは本当に幸せ。
リンカーン中田氏にご感想、ご要望を一言。