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告白 第2話『真実の友情』

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「私……愛される資格なんてないのかもしれない」

 私はがっくりと肩を落としていた。
 幼い頃から地元では有名な剣道の道場の娘として、祖父母、両親の厳しい指導にも耐えてきた。ただ、そうした厳しい環境に置かれてはいたが私は剣道が大好きで、努力を惜しむようなことはしなかった。

 高校に入学して一年生ながらレギュラーの座を獲得し、全国大会に出場するようになってから、中学生の頃は男子に間違われることがあった細身の身体も急激に……特に胸が女性らしさを増すようになってから、美少女剣士として雑誌にも取り上げられるようになった。
 とはいえ、私自身はそうした周囲の浮ついた雰囲気に流されることもなく二年間、剣道にも学業にも真剣に取り組んできた。まぁ、そうした浮ついた雰囲気を避けていたせいで苦手になったというか……大体、私も女の子なわけで、普通に恋に対して憧れや夢はあったんだけど、さすがに女子ばかりに何度も告白されることになったのは精神的にかなりきつかった。

 そういう雰囲気のせいか、私はますます恋という存在から遠ざかることになってしまい、モテないことを表わすものさしの『年齢=彼氏いない歴』を順調に更新していた。
 正直、友人が憧れの人に告白されたとか、玉砕覚悟で勇気を出して告白したらOKの返事をもらったとか、聞かされて落ち込んだことは一度や二度じゃない。
 あれ、そういえば彼氏いない歴どころか、私の初恋って何時で誰だったかしら、あれ?
 ま、まぁ、私の初恋があったか、なかったかの話は置いておいて、私の人生に大きな転機が起きたのは高校生活最後の年、女子剣道部の主将として指名され、新学期を迎えて約一ヶ月……新入部員がやっと厳しい部活動に慣れてきて、私も含め上級生も一息つけると思った頃だった

『視聴覚教室 午後4時集合』

 そんな素っ気ないメールが私の携帯に届いた。差出人は一年生の小坂君ということだったが、少なくとも私には面識どころかメールを貰う相手としてはまったく心当たりのない相手だった。
 だけど、何故かそのメールの文面を見てから、どうしても従わなきゃいけない、切ない気持ちになっちゃって……もしかしたら、その気持ちは私を小坂君に引き合わせるための運命が引き起こしたものなのかもしれない、なんて後で思ったわ。

 そして……私は、視聴覚教室で生まれて初めて『女』に生まれたことを感謝した。
 女としての最高の幸せ、男性からの熱烈な愛の告白をしてもらえたのだから。

 私の愛おしい彼である小坂君は視聴覚教室に集まった女子全員に向かって躊躇することなく『全員を愛してる』と告白してくれた。
 私の身体はその告白を聞いた瞬間、小さく震え、感動のあまり涙をこぼしていた。私はどんなにつらく厳しい稽古を受けても、どんなに悲しいことがあっても今まで声をあげて泣いたことは無かった。
 だけど、この告白を受けた瞬間、感動のあまり嗚咽の声をあげて泣いていた。私が入部したときにマネージャー希望で入部した同級生で三年間同じクラスで過ごしたみゆきが泣いてる私をやさしく宥めてくれたのは後になってかなり恥ずかしかったけど……。

 それから、もっと嬉しかったのは小坂君がどれだけ私たちを愛してくれているのかを教えてくれる宣言をしてくれたこと。そう、小坂君は私たちを卒業までに妊娠させてくれると約束してくれた。
 ただ一斉に全員が妊娠してしまうと問題になる可能性が高い。だから小坂君は問題を避けるため、在学中に妊娠することが許されるのは教師と職員、そして三年生だけ……そう、私たち三年生は生徒の中で妊娠できることになった。
 その宣言に一、二年生は落胆の声をあげたがこればかりはどうしようもないと思う。もし在校中に妊娠して何人もの在校生がお腹を大きくしてしまえば大きな問題になってしまうから。

 ただ、そういう理屈はわかっていても、やっぱり小坂君に妊娠させてもらえるのは嬉しい。三年生が妙にテンションで舞い上がっているのは、告白からすぐに妊娠させてもらえるという約束に対してだと思う。
 私は視線を下腹部に落とすと、ゆっくりと撫でた。卒業まであと十一ヶ月……夏休みが終わって二学期になる頃には私のお腹には小坂君の赤ちゃんが、私はそんな幸福な未来に抑えきれない喜びを感じていた。

 そう、このときの私は世界一幸せだと思っていた、なのに……。

 二学期になって、みゆきの他に三人の三年生が最初に妊娠した。その頃はまだ気分的に余裕もあってみゆきたちの初妊娠をこれから妊娠するだろうみんなと一緒になって祝福した。私たち同級生はもちろん、下級生たちもみんな、自分のことのようにみゆきたちの妊娠を喜んでたし、私も心から親友の初妊娠を喜んだ。
 翌月にも数人、翌々月にも数人、そしてあと一ヶ月足らずで冬休みになろうという時期になって、私たちはそれまでの明るい雰囲気から、なんとも言えない緊張感の中にいた。

 その要因は……私だった。どれだけ危険日に膣内射精されようと何故か私だけが妊娠できなかった。

 私の周りのみんなは全員お腹に小坂君の赤ちゃんを宿しているのに、私だけ……あの告白のときにあった幸福の絶頂に居た私は、今となっては微塵も残っていなかった。

「美冴、そんなこと言わないの!」
「でも、みゆき……私、小坂君にあんなに膣内射精してもらったのに」

 そう、最初はみんな均等に、もちろん危険日の子は優先してもらえてたけど膣内射精してもらった。そんな中、みんな順番に妊娠していったんだけど、一人また一人と妊娠していく度に、私の表情は焦りに染まっていった。
 そして十二月に入っても私だけが妊娠できず、たった一人取り残されていた。

「大丈夫よ、きっと妊娠できるから、そんな落ち込んじゃダメ!」
「そうよ、そんなに落ち込んでたら妊娠できるものもできなくなるわよ」
「でも、みんな妊娠したのに、私だけ……私の身体、何か異常でもあるんじゃ」

 そんな恐ろしい考えに、生まれて初めて恐怖に震えた。小坂君に告白されて、その上、妊娠させてもらえるなんて、女としてこんな幸せなんてない。でも、もし私の身体に異常があって、小坂君の赤ちゃんを産めないなんてことになったら……そんなの嫌っ!

「みゆきぃ、私、妊娠したい、小坂君の赤ちゃん、産みたいよぉ」
「美冴……」

 妊娠三ヶ月を過ぎたみゆきは、心細げに泣き出した私を抱きしめてくれた。周りで心配そうに私の様子を見つめている同じ三年生たちも気遣わしげに見守ってくれていたんだけど……最後まで私と一緒に妊娠できなくて励ましあってた隣のクラスの前野さんが声を上げた。

「ね、みんなで協力して、小坂君にもお願いして、羽生さんを絶対に孕ませてもらおうよ」
「え?」
「もうすぐ冬休みだし、私たちがアリバイ作りに協力して、冬休み中、ずっと羽生さんと子作りしてもらうの」
「あ、なるほど!いいわね、それ!」

 前野さんの提案に心配そうにしていたみんなが明るく声をあげた。

「クリスマスも、お正月も、冬休み中ずっと膣内射精してもらえば絶対妊娠できるよ」
「私たちもサポートするわ。ね、みんな」
「もちろん!」

 唖然とする私を差し置いて、みんながワイワイと盛り上がり始めた。

「あ、あの、みんな」
「羽生さん、何?」
「その、もしかしたら私の身体に問題があるのかもしれないし、みんなに迷惑なんじゃ……」

 正直、私はすっかり自信を失っていた。剣道部の主将としてチームを引っ張ってきたし、部員のみんなにも慕われていたと思う。成績も常に上位だったし、周囲の評価もあって容姿にもそれなりに自信はあった。
 それだけに、今の状況はギリギリだった。あと僅か、ほんのちょっとのきっかけで心が折れそうなほどに……俯く私だったけど、急に力強く肩を掴まれて、驚いて顔を上げると、そこには真剣な表情の前野さんの顔があった。

「羽生さんっ!」
「は、はいっ!」

 前野さんの迫力に思わず返事をしてしまった。えと、前野さんってこんな感じの人だったっけ……まぁ、性格の明るい人だったのは確かだけど。あ、もしかしてこれが『母は強し』ってことなのかな?

「迷惑なんかじゃないわ。いい、羽生さん、私たちは小坂君に告白されたのよ、もっと自信を持って」
「……でも」
「大丈夫だから、私たちみんな協力するから」

 前野さんが優しく微笑んで、私の目を見つめる。そのまなざしはすごく優しくて、今までに見たことのない笑みで……うん、やっぱりこれって母性に目覚めた証なんだってな気付かされた。
 私の中で、羨ましさとみんなと同じ気持ちになりたいという意欲が湧き上がる。私の雰囲気が変わったことに気付いたのか、心配そうに見守っていたみんなが安堵したように吐息を漏らす。

「ね、美冴」

 そんな柔らかくなった雰囲気の中、みゆきが声をかけてくる。私が顔を向けると、笑みを深くして行った。

「ここにいる三年生十八人全員で小坂君の赤ちゃんを孕んで卒業式に出ようね」

 私は零れ落ちる涙を隠すことなく、決意を込めて大きく頷いた。



 そして、私を含めてみんな全員妊娠して卒業式に出席することができた。
 その卒業式から日々は過ぎていき、私は大きなお腹を撫でながら携帯に届いたメールに添付された画像を穏やかな気持ちで見つめる。

「ふふっ、前野さんも産まれたのね。女の子かぁ、可愛いなぁ」

 携帯に送られてきたのは、前野さんからのメール。そこには産まれて間もない赤ちゃんが前野さんに抱かれている画像が添付されていた。母子共に健康で、卒業生では十七人目の小坂君の赤ちゃんの誕生……そして、これで十八人目は私の赤ちゃんになることが確定した。

 お腹がはっきり目立つようになってきてから大学は休んでいるけど、出産までの欠席日数をは考慮しているので学生生活に対して影響はない。まぁ、しばらく休んだ私が子供連れで大学に戻ったら友人たちにはびっくりされるかもしれないけどね。

「早く元気に産まれてきてね」

 私は予定日まであと一ヶ月も無い大きく膨らんだお腹をそっと撫でた。

 ちなみに私が出産してすぐ、峰岸先生が二人目を妊娠したというメールが来た。卒業生全員から『先生、ずるい』という返信が一斉に送信されてきたらしい。ちなみに当然私も送っておいたわよ。
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