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ラッキースケベ 第1話『平凡な少年と委員長…の真実』

《作品一覧》 第2話

※私は『ToLoveる ダークネス』が大好きです(笑)

 放課後、彼女との待ち合わせに遅れる、と焦る友人の何度目かの『一生に一度のお願い』をされてしまった僕は部活も休みだったこともあって『仕方ないなな』と代わりに担任の先生に学級日誌を届けに行くために廊下を歩いていた。

 校庭の様々な場所で部活に励んでいる様子を眺めながら今日までの毎日を振り返って苦笑をこぼしてしまう。
 高校に入学するまでの僕は毎日変わり映えのしない平凡な人生を歩む、どこにでもいるような平凡な人間だったと思う。

 成績はどの教科も平均より少し上あたりで安定してて、飛び抜けて成績の良い教科も悪い教科もなかったし、特別好きな教科も嫌いな教科もなかった。
 運動もこれといって得意なものも苦手なものも無かった。それにどちらかというと運動をするより見てる方が好きで、小学校の頃から運動会のような行事で目立ったことも主役として歓声を浴びた事もなかった。
 そんな僕の唯一の長所と言えば、のんびりとした性格と度の過ぎたお人好しなところかな。まぁ、それもときどき短所になっちゃう長所なんだけどね。

 あと、僕が人と変わっているところと言えば……あ、そうそう、小さい頃からよくUFOを目撃することがあったくらい。本当に小さな頃からよく目撃してて、今でも結構な頻度で目撃してる。おかげで携帯にはUFO写真と動画ですぐに一杯になってしまう。
 もちろん小さな頃は『宇宙人が乗ってるのかな?』なんて興奮してたけど、今ではあくまでも『未確認飛行物体』って感じで不思議な現象のひとつとして考えるようになった事もあって、単純に『宇宙人に会いたい』なんて子供っぽい夢を抱けなくなっちゃったのは残念かも。
 ま、それでも心の中には少しだけ、そんな夢の欠片が残ってて……だからこの学校には無かった『天文部』を作ったんだけどね。

 と、そんなどこにでも居そうな男子高校生の僕だけど最初に『高校に入学するまで』と言ったように、高校に入学してから非常に困った事態に陥るようになってしまった。
 それは……。

「あれ、高瀬くん?」
「あ、菊池さん」

 いろんなことを閑雅ながら歩いていると、不意に背後から声をかけられた。
 振り返った僕の前に居たのは僕のクラスの委員長である菊池紗理亜さんで、僕の作った『天文部』の第一号の部員だったりする。

「部活は休みよね。それに学級日誌を持ってどうしたの?」
「うん、沢崎が彼女との待ち合わせに遅刻しそうだって……だから代わりにね」

 僕が苦笑を浮かべて答えると、菊池さんも苦笑する。

「もう、お人好しなんだから……でも、高瀬くんのそういうところ私は好きかな」
「あー、えっと、ありがとう」

 ちょっとだけ首を傾げながら、少し照れくさそうに褒めてくれる菊池さんに思わず僕も照れてしまう。菊池さんって誰が見ても美少女って容姿だから、例えそれがクラスメイトや友達レベルの『好き』であっても舞い上がってしまいそうになる。

「ま、僕はただのお人好しなんだろうね。いつかきっと悪い人に騙されそうで心配って、美加には注意されてるよ」
「ふふ、美加ちゃんってお兄ちゃんが大好きですもんね。心配なんだと思うよ」
「そうかなぁ?」

 とは言ったものの、妹の美加が僕を心配してくれている事は理解してたりする。普段は口うるさくいろんな事を言ってくるけど、風邪とか病気で寝込んだりしたときには甲斐甲斐しく熱心に看病をしてくれるしね。

「ふふ、もしかして照れてる?」

 少し悪戯っぽい笑みを浮かべた高瀬さんに少し、いや……かなりドキドキしてしまう。
 菊池さんは誰が見ても間違いなく美少女だ。成績も優秀だし、スタイルも良い、それに性格も優しくて、ちょっとした仕草も可愛い……ときどきこうして僕をからかうけど、面倒見が良くて本当に困ったときは真剣に相談に乗ってくれる。

「うん、少しだけ」
「ふふっ」

 特にどちらかが誘ったわけじゃないけれど、二人並んで談笑しながら職員室に向かった。そんな楽しい会話の中に出来た一瞬の沈黙、その沈黙を待っていたかのように不意に菊池さんが話題を変えてきた。それは、僕が最近ずっと悩んでいる事だった。

「それにしても今日も災難だったわね」
「うっ……それは言わないでよ。僕も本気で悩んでるんだから」
「うふふっ、ごめんね」

 菊池さんは意地悪そうな笑みで笑って僕に顔を近づけてきた。ふわっと良い香りがして、少し顔が赤くなったかもしれないけどそれよりも菊池さんから話題を振ってきたのに、そんな無防備に僕に近づくなんて……。

「菊池さん、ダメだよ。不用意に僕に近づいちゃ」
「あら、俺に惚れるなよって?」
「もう、違うって。菊池さん……わかってて言ってるでしょ?」

 僕がちょっと呆れたように言うと、菊池さんはクスクスと声をあげて楽しそうに笑った。

「ごめんね。それで、今日は岩沢さんと佐々木さんと駒野さん、だったわね」
「……あと、さっき伊集院さんも」
「あらら、今日の被害者は4人かぁ」

 被害者……菊池さんが言うように、毎日僕は数人のクラスメイト、というかクラスメイトの女子に限って僕に巻き込まれて酷い被害を受け続けている。
 僕が故意にやっているわけじゃないことをみんなわかってくれてるている事もあって、僕の被害を受けたクラスメイトの女子のほとんどは僕を責めるおうなことは一切しないんだけど……逆にかえって申し訳ない気持ちになってしまう。
 それに、クラスメイトのほとんどの女子と言ったように、実はたった一人だけ僕に厳しい事を言ったり、睨み付けてきたり……あきらかに嫌われたかもという女子がいる。
 それが伊集院麗華さんだった。さっきだって、伊集院さんは真っ赤な顔で震えてたし……。

「でも、みんな怒ってなかったでしょ?」
「うん、それはまぁ……でも、伊集院さんだけはちょっと」
「伊集院さんは、まぁ、ねぇ」

 伊集院麗華さんの顔を思い浮かべるとどうしても苦笑しか浮かんでこない。名前からして、いかにもお嬢様という感じがするけれど、実際に伊集院さんはある企業の会長のお孫さんで、本物のお嬢様だった。
 なのに何故こんなどこにでもあるような普通としか言いようのない公立の高校に入学したのか最大の謎と噂されてて……以前、クラスメイトの男子にせっつかれて伊集院さんに直接聞いてみたんだけど全然教えてくれないし。
 それどころか、そんなことを聞いた僕に『わたくしがこの高校に来てはいけないとでも言うつもりですかっ!』ってかなり激しく怒られた……あれは怖かったなぁ。

 まぁ、無責任な噂では幼い時から大好きだった男の子を追いかけて、って話もあったけど、その噂が真実じゃないって僕にはわかる。だって伊集院さんと幼稚園の頃から顔見知りで、同じ高校に通っているのは僕だけしかいなから。
 そんな噂を流した人は知らなかったんだろうけど、僕と伊集院さんは幼稚園の頃からずっと一緒の幼馴染な上に、僕と伊集院さんだけが小学校に入学してから中学を卒業するまでずっと同じクラスだった。
 その間に、伊集院さんが特別仲良くしようとした男子はいなかったし、僕ともそれなりに会話はしてたけど、楽しく話が弾んだ覚えはないし、特別仲が良かったという印象はない。
 まぁ、確かに他の男子とはまったくと言って良いほど会話もしてなかったし、そんな状況の中では仲が良かった方だとは思ってるけど。
 でも、高校生になってクラスが分かれると全然顔を合わせることもなくなっちゃったし……何より、今年になって久しぶりに同じクラスになった事もあって話しかけたんだけど、何を話しかけても怒られたり、睨まれたりするようになっちゃってたし。僕、伊集院さんに気付かないうちに嫌われるようなことしたんだろうか?

 少しは関係改善したいなと思って、話しかけてみたりしたんだけど……残念ながら逆効果になってるみたいで。
 この学校で幼稚園のときからの付き合いがあるのは伊集院さんだけだから、もうちょっと仲良くしたいんだけどなぁ。

「はぁ……」
「大丈夫よ。高瀬君がワザとやってるわけじゃないのはわかってるもの。伊集院さんだってね」
「でも、真っ赤な顔して怒ってたみたいだったし……」
「そんなに落ち込まないの」

 菊池さんは落ち込む僕を励ますようにポンポンと背中を軽く叩いてくれる。ううっ、菊池さんって『ええ娘さんやなぁ』と思わず涙がこぼれそうになる。

「それに……怒って顔を真っ赤にしてたわけじゃないんだろうし。ふふっ」

 菊池さんが何かつぶやいてたけど、僕にははっきり聞こえなかった。

「ん、何か言った?」
「ううん、何にも……」

 がっくりと肩を落とした僕に励まそうとでも思ってくれたのか、少し強めに僕の背中を叩こうとした菊池さんだったけど……。

「もうっ、元気出してって、きゃっ」

 足元には何も障害物の無い廊下を歩いていたはずなのに、急に足をすくわれたように何かに躓いた。体勢を崩したせいで僕の背中を叩こうとした菊池さんの手が空振りをしてバランスを崩す。

「菊池さんっ、うわっ」

 なんとか必死に菊池さんを支えようとして手を伸ばしたんだけど、先に廊下で受け身を摂るようにして転んでしまう。
 歩いていた方向に頭を向けて仰向けに倒れてしまい、そのまま想いきり勢いのまま倒れて、でも無意識に受け身をとったおかげで床に背中を強く打っただけで、一瞬呼吸は止まったけど骨折とかの大きなケガには繋がりそうない感じではあったので安堵する。
 しかし、それで終わらないのが今の僕で……ここで僕の悩みの種となっている事態に陥ってしまう。

「うわっ!」

 背中を強打して一瞬、呼吸が止まって、それでも菊池さんがどうなったか心配で目を開けると……僕の視界は暗闇に包まれていた。それと同時になんとも言えない熱気と湿り気と……匂いに包まれた空気に覆われる。
 何が起きたのかなんて、パニックに陥るわけでもなく、一瞬で理解してしまった、あおむけに倒れた僕の上に、菊池さんがうつ伏せに倒れて、僕の顔が菊池さんのスカートの中に包まれているのだと。

 ただ、視界が真っ暗になる前に、一瞬だけ舞い上がったスカートの中、目の前に菊池さんのスカートの中が視界一杯に拡がって、脳内に静止画と動画ではっきりと記録された。

 真っ赤な布地の少ない、横を紐で結ぶタイプのかなり大人なデザインのパンティ、それもTバック……菊池さんって真面目な委員長タイプだと思ってたのに、結構大胆な下着を履いてるんだなぁ、と他人事のようになぜか呑気に考えてしまった。
 ただ困ったのは、その光景がしっかり脳に刻み込まれた状況で、スカートで覆われた僕……何とも言えない匂いが僕の胸に吸い込まれていって、本能のままに反応してしまう。
 その結果、どういう事態に陥ったかと言えば……勃起してしまった。何故か、勃起したアレに風の当たるスースーとした感触。どう考えても、制服のズボンから、いやこれは絶対トランクスの中からも僕のアレが飛び出している。
 なんで?と思わないでもないけど、そのことを考える余裕なんてなかった。

「痛たた……ほごっ」

 菊池さんの声が聞こえたかと思った瞬間、次に何かを口一杯に頬張ったようなくぐもった声、そして僕の勃起したアレが温かくて、ぬるぬるとして、何か柔らかいもので包まれているような感触。
 まずい、と思った時にはもう遅かった。

「ふぐっ、んじゅっ」

 菊池さんはわけのわからない状況でパニックに陥ったのか、反射的に必死に逃げようと激しく暴れて……その結果、僕のアレを口に咥えたまま、激しく頭を上下させていた。

「あっ、き、菊池さんっ、ダメっ、落ち着いて、はぅっ」
「んぐっ、はぐっ」

 なんとか止めようとしたんだけど、僕の視界は菊池さんのスカートに遮られたまま、その上、スカートの中はますます女を感じさせる匂いで充満して、僕の意識をクラクラと揺さぶってくる。

「くっ、舌が……ダメ、このままじゃ」
「んぐっ、んっ、んんっ」

 じゅぼじゅぼと菊池さんの唾液の音が耳に響いて、菊池さんには悪いけど止めようという意識がどんどん削られていく。ううっ、菊池さん舌が絡みついて、気持ちいい。
 それでも、なんとか必死に止めようとして手をさ迷わせた結果、僕の手は最悪の行動をとってしまう。くねくねと動く菊池さんのお尻の肉を思いきり掴んで左右に拡げてしまったのだ。

「んーーーーっ!」

 その瞬間、菊池さんは僕のアレを口一杯に頬張ったまま、身体を硬直させて思いきり僕のアレをストローでも吸うように思いきり吸い込んだ。
 菊池さんの腰がガクガクと震えた。

「だっ、ダメだっ、出るっ!」
「はぶっ」

 もう我慢できなかった。僕は菊池さんの吸い込む勢いに負けて、菊池さんの口の中に大量の精液を吐き出していた。
 視界は真っ暗で何も見えないけど、菊池さんの腰がうごめいて激しく僕に押し付けられて、その甘酸っぱい匂いに僕も思わず興奮してしまう。

「んぐっ、ごきゅっ、ごきゅっ」

 菊池さんが僕の精液を盛大に飲み込む音が妙に響いて聞こえた。その音と同時に、菊池さんのお腹が小さく震えるのが伝わってきて、確実に僕の精液を一滴残らず菊池さんが呑み込んでいることを教えてくれる。

「んっ、ちゅっ」
「うっ」

 多分息苦しくて無意識にしてるんだろうと思うけど、菊池さんは僕のアレに残っている精液をちゅーちゅーと吸い込んでくれている。本当は止めなくちゃいけないんだろうけど、あまりに気持ちよくてつい……申し訳ない気持ちで一杯になるけど、菊池さんを止めることはできなかった。
 どくどくと菊池さんの口に注ぎ込まれた精液はもちろん、さらに尿道に残っていた精液まで全て菊池さんのお腹に注ぎ込まれて、やっと菊池さんもパニックら脱出できたのか、ゆっくりと僕の上から降りてくれた。
 菊池さんは真っ赤な顔をしてたけど……あ、あの唇の端の白い塊って、僕の精液……あ、舌を伸ばして舐めとっちゃった。えと、ティッシュとかで拭き取った方がいいと思うんだけど。

 それからしばらくして、我に返った僕は本日二度目の土下座をしていた。

「ごめんっ、本当にごめんっ」
「……」
「僕の体質は僕が一番わかってるはずなのに、不用意に菊池さんに近づいて、こんな酷い事を……」

 菊池さんに軽蔑された視線で見られるかもしれないと思うと顔を見ることもできない。ただ、ひたすら謝っていると、僕の背中をポンポンと優しく軽く叩く感触が……。
 驚いて顔をあげると、目の前には今までと変わらない笑みを浮かべた菊池さんの顔が……あれ、怒ってもいないし、軽蔑もしてないの?

「もう、そんなに謝らないで。なんか私が悪いことしてるみたいじゃない」
「え……怒ってないの?」

 菊池さんは僕の言葉に頷くと、表情を苦笑に変えた。

「私が不用意だったんだし……わかってたはずなのにね、高瀬君のラッキースケベ体質」

 そう、新学期になってからのことだった。本当に、本当ーっに運が良いと言うか、新しいクラスの女子は校内でも有名な美少女揃い……というか、ちょっと異常なくらい美少女しかいなかった。
 今年は別のクラスになったけど、中学校まで同じクラスだった友人たちにはかなり羨ましがられたし、僕も最初教室に入ったときは内心で『ラッキー』なんて叫んでた。
 とはいえ、僕自身はどこにでもいるような平均的な容姿だし、何より男子も美少年ばかりで……きっと僕は美少年と美少女の物語を眺めるだけの役割の『男子生徒A』なんだろうなと思ってた。

 だけど、その予想は初日にして想定外の展開を見せることになった。

 クラスの女子全員が、新しいクラスになって突然発症した僕の『ラッキースケベ』の被害にあうようになったからだ。
 初日、普通に教室を歩いていると女子がなぜか僕の前で躓いて、そのまま僕を押し倒してしまうという事が何度もあって、その結果は初日だけでクラスメイトの女子の半分のファーストキスの相手は僕になってしまった。
 さらに一週間後には、クラスメイトの女性の全員のファーストキスが僕のものに……次の一週間では、クラスメイトの女子の半分が生まれて初めておっぱいを揉まれた相手が僕になり、その翌週で全員が。

 それ以降も、僕の目の前でスカートのファスナーが壊れてストンと落ちてパンティが丸見えになったり、逆に女子が躓いた拍子に僕のズボンを掴んでずり下したり……そのうち何回かはトランクスごとずり下されて、女子全員にアレをまじまじと見られたこともあった。

 いつかもっとすごいことになるんじゃないかと思ってたら、やっぱり予想通りというか……今日だけで、伊集院さんと菊池さんに、口で、それも精液をあんなにたっぷり飲ませちゃったし……このままじゃ、きっとクラスメイトの女子全員に僕の精液を飲ませることになちゃいそう。
 この事態を考えて泣きそうになってしまう。さすがに『精液を飲ませる』までやってしまうとラッキースケベでは済ませられない、性犯罪としか言えない状況じゃないだろうか?

「でも、いくらワザとじゃないって言っても……」
「もう、しようがないなぁ」

 菊池さんは僕が本気で落ち込んでいることを察してか、腰に手をあてて『仕方ないなぁ』といった態度で苦笑を浮かべる。

「ね、高瀬くん、私たちがこういう事態になってから何も話し合ってないと思う?」
「え?」
「高瀬くんのラッキースケベ体質は、絶対に故意じゃないから、責めないようにしようって話し合ったのよ」
「えっ、ええっ」

 菊池さんによると、クラスの女子全員で話し合って僕のラッキースケベ体質で被害を受けても絶対に僕を責めないこと、って協定を結んだらしい。
 どうしてそこまで寛容なのか聞くと、にっこり笑って教えてくれなかったけれど……一言だけ。

「高瀬くんだから、ふふっ」

 と耳元で囁くように教えてくれた。正直、わけはわからなかったけど、僕にはわからない何かの理由で女子全員が納得してくれて、僕を嫌っていないということなら素直に嬉しいと思う。

「ほら、高瀬くん、日誌を提出するんでしょ?」
「あ、ありがとう」

 菊池さんが拾ってくれた学級日誌を受け取ると、菊池さんはにっこりと笑ってくれた。
 その笑顔に思わず見惚れてしまって……菊池さんもやっぱり可愛いなぁ、なんて思う。菊池さんみたいな可愛くて、優しくて、真面目な女の子を恋人にできたら幸せだろうなぁ、と菊池さんの笑顔をまじまじ見ながらそんなことを考える。
 それでいつか結婚して、菊池さんの裸エプロンを一瞬想像して……なんて、変な方向に妄想を始めかけたら菊池さんの表情が劇的に変化した。
 真っ赤になって、視線が彷徨って……あれ?
 
「たっ、高瀬くんったら、はっ、裸エプロンって……」
「えっ?」
「あっ」

 僕の驚きの声に気付いた菊池さんは、しまったという表情を浮かべが、すぐにいつもの笑顔を浮かべると早口で言い訳のようにまくしたてた。

「そ、それじゃ、私用事があるから、ま、また明日ねっ」
「えっ、菊池さん。だ、ダメだよ、廊下走っちゃ……あれ、いない?」

 パニックに陥っているとしか思えない落ち着かない様子で僕の横を猛ダッシュですり抜けた菊池さんに声をかけようとすぐに振り返ったけど、そこにあったのはまっすぐに伸びる廊下だけ。まるで瞬間移動したみたいに菊池さんの姿は消えていた。

「菊池さんって走るの早いなぁ」

 とりあえずポツンと一人取り残された僕は手に持った学級日誌を先生に提出するために職員室へと向かうことにした。
 それにしても菊池さん、照れた顔も可愛かったなぁ。だけど、不意に疑問が湧きあがった。

「あれ、僕、菊池さんの裸エプロン姿を想像したの、口に出したっけ?」

 僕は首を傾げながら職員室へと向かった。




 私は高瀬くんの横を駆け抜けると、真っ赤な顔のまま空間転移して天文部の部室……に異空間接続されたみんなと共有してる空間へとジャンプした。
 教室より遥かに広い空間には、みんなが持ち寄った地球製の高級家具や電化製品がリラックスできるよう並べられていた。そこにいたのはクラスメイトの女子と男子のほとんどが集まって談笑したりと、各々で楽しんでいた。

「サリア、おっそいー」
「ごめんね」

 真っ先に声をかけてきたのはクラスメイトの結賀名雪さん、彼女はアウローラ星系・第二惑星統一国家『ローレシア』の第四皇女。

「サリアが遅刻なんて珍しいわね……って、ん、この匂いは。まさかもう分析したの?」

 怪訝そうに私に近づいてきて、ふと匂いを嗅ぐように顔を近づけてきたのは浅野寿美さん。彼女はバーゼル星系・第四・第五連星国家連邦の有力議員の御令嬢。

「あーっ、もしかして高瀬君の精液、転送しただけじゃなくて、かなり飲んだでしょ!」
「ええっ、きくりん、いいなぁー」

 そう、私の能力は超能力、その中で得意なのが精神感応と瞬間移動と念動、簡単に説明すると、相手の心にあるイメージを読み取る精神感応、触れた物質を狙った場所へ転送する瞬間移動、念じる事で物体を移動させる念動だ。
 高瀬君をケガしないように転倒させて、精液を口に射精、研究機関に転送させたのは私の能力によるもので……ちょっとだけ役得で高瀬君の精子がたっぷりつまった精液を飲ませてもらった。

 そのせいで、私の口に注ぎ込まれたばかりの高瀬君の精液の臭いに気付いたみんな……この空間に集まっていた女子も男子も全員が私を取り囲むように集まってくる。
 そう、女子だけでなく男子も……わかってるんだけど、さすがに『見た目だけが男子だけ』であっても高瀬君以外の男子に顔を近づけられるのはあまり気分がいいものじゃない。

「ちょ、ちょっと待って、護衛のみんなは偽装を解除してくれる?」
「はっ、申し訳ありませんっ、すぐに」

 私の声に男子の全員が腕につけたブレスレットを操作すると、光の輪がそれぞれ男子たちの頭から足元まで動いたかと思うと、再び足元から頭に動いて、光の輪が砕け散る。
 すると美少年の男子だった姿は、それぞれ仕える国家の衣装を身に着けた、仕える主人に負けず劣らずの美少女へと変わった。
 この場にはもう既に男子は一人もいなくなったことでホッとする。そう、彼女たちは各国家の様々な立場の国家の代表の令嬢や王族、皇族を護る護衛だった。

「ふぅ、これで一安心……」

 この空間にいるのが全員女性になったことで安堵の吐息をこぼすと、不意に何かにらまれているような厳しい視線を感じてその方向に視線を向けると……目に一杯涙を溜めた伊集院さんの姿があった。

「ズ、ズルイわっ」

 ちなみに彼女は、地球から五光年とここにいるみんなの故郷に比べると遥かに近いリーアム星系・第七惑星『サンドリア帝国』第三皇女。

 えーっと、ここまでなんのことやらと思う部分がたくさんあったと思うけど……今さら言うのも変というか、恥ずかしいというか、妙な感じはするけれど、私たち俗に言う『宇宙人』だったりする。名前が日本人っぽいのは、故郷の言語はおろか、星間国家連合の公用語で発音しても、地球人には発音することも聞き取ることも難しいのが理由なの。

 あと、全員それぞれの星系国家の皇族だったり、国家代表のご令嬢だったり、軍の実力者の娘だったりと、まぁ、とにかく物凄い顔ぶれなわけで、どの王族も皇族も基本名前が呆れるほど長かったりして……あ、忘れてた。

 ちなみに私、菊池紗理亜は地球から16万光年離れた地球人がマゼラン雲って呼んでる場所にある連星国家『イステリア』の第二皇女なの。
 余談だけど、私が初めて地球に来たときに既に地球で生活していたここにいる皆に自己紹介したんだけど、私が自己紹介が終わった瞬間、全員に一斉に突っ込まれた事があった。

「なんで『イスカンダル』じゃないのよっ!」って。

 そのときは『そんなこと言われても国の名前はどうしようもないし、ってそもそもイスカンダルって何?』って思ったんだけど、後日地球のこの国、日本の娯楽の歴史に燦然と刻まれた有名なアニメーションを見せてもらって、そのツッコミの理由を理解した。
 うん、私も知ってたらみんなと同じように突っ込んでたと思う。どうしよう、王位第二継承者権限じゃ、国の名前は変えられないかしら。

 あ、そうそう。私の名前も故郷の言語が発音できなかったり、発音が難しいって話をしたけど、私の故郷の言語だと私の名前の最初の一節は地球人が聞くと『サーリャ』って聞こえるらしい。もちろん自分自身に突っ込んだわよ。

「なんで『サーシャ』じゃないのよっ!」って。

 ま、大きく脱線しちゃった感がしないでもないけど、とりあえず今は伊集院さんよね。

「サリアさんったらズルイ。わたくし、ずっと傍にいたんだからっていつも後回しにされて……」

 仕方ないから伊集院さんの話を聞きますか……って、なんか対応が冷たい?
 だって、伊集院さんだもの……まぁ、その理由は、すぐわかると思う。我慢しきれなくなった伊集院さんがついにシクシクと泣き始めた……が、みんなの反応はやっぱりちょっと冷たかった。

「やっと一番手にさせてもらったのに、今日くらいはわたくしだけって、優越感に浸らせてくれても……あら、みなさんどうしたんですの?」

 さめざめと泣く伊集院さんもさすがに周囲を取り囲む私たちの冷たい視線に気づいたらしく、ちょっと怯えた姿を見せた。
 助けを求めるように、伊集院さんは護衛の彼女に視線を向けたが、彼女はその視線から逃げるように顔を背けた。その態度に伊集院さんは本気で焦り始めたらしい、きょろきょろと落ち着かない視線でみんなに視線を彷徨わせていた。

 すると……。

「ふーん、でも私たちが来る前に結構いい思いしてたのよね?」と、天海翔子さん。
「確か、小学校の頃はよく一緒のベッドで寝てたって聞きましたよ」と、篠宮明菜さん。
「雷が怖いんでしたっけ?へー、確か伊集院さんの得意能力って『雷』系統でしたわね」と、千堂春菜さん。
「こんなコレクション、お持ちになっているとは聞いておりませんでしたが?」と、手にアルバムを持っているのは、泉京香さん。

 伊集院さんは泉さんが手に持っているアルバムを見てあわてふためく。

「ああっ、それは私の秘蔵コレクションのっ、か、返して、返してくださいっ!」
「『愛しの大地様コレクション【小学生編】 vol.14』ね……うわぁ、か、可愛いっ」
「えっ、見せて、見せて……うっ、うそっ、こんなに可愛いなんて……た、食べちゃいたい」
「こらっ、食べちゃいたいって……うん、わかる、私も食べちゃいたい」

 今度は本気でひんひん泣きながら必死にアルバムを奪い返そうとする伊集院さんだったけど、みんなに阻まれて奪い返せない。何度もそんな攻防戦を繰り返しているうちに、伊集院さんが本気で号泣しそうになったのでそろそろ止めることにする。

「ほら、みんな揃って意地悪しないの。伊集院さん、本気で泣きそうだから」
「はーい」

 あうあう言いながら返してもらったアルバムを抱きしめている伊集院さんをなんだかほっこりした気分で見ていたら、さっきまで苛めていたみんなまで生温かい目で見ている。
 ほんと意地っ張りなクセに、こういうところが可愛くて、ついいじめちゃうのよね。

「それで、状況はどう?」
「うん、さっき飲んだ精液を分析室に送ったわ」
「で、結果は!」

 皆が一斉に私の顔を真剣な表情で見つめる。
 さっき私が精液を飲んで数分、すでに私の頭にはその検査結果がイメージとして送られてきていた。

 全員が息を飲んで私を見つめる。そして……私は、皆の顔をぐるっと眺めて、満面の笑みを浮かべた。

「一切問題なし。全国家の女性タイプとの交配が可能なことが再確認されたわ」
「……」

 一瞬訪れる沈黙の後……この広い空間が歓喜に包まれた。

「やったわっ、ずっと、ずっと待ってたのよ、この瞬間を」
「ああ、夢みたい、産めるのね。高瀬君の、大地君の赤ちゃんを産めるのねっ!」
「ええっ、そうよ。信じられないわ、私たちの夢が、子供を自然の状態で妊娠して、産む事ができるなんて」

 母胎候補でもある護衛の中にも号泣と言っていいほどの涙を流して抱き合っている子もいる。
 無理もないと思う。星間国家連合に所属している全ての国家共通の大きな問題、それは進み過ぎた科学の弊害だった。最初はだれも気付いてはいなかった……出生率が徐々に低下している事、そして少しずつ、ほんの少しずつ生まれる子供の男女比率がどんどん女性に傾いていることに。

 そして、各国家がそのことに気づいたときには既に手遅れだった。どんな対策をとっても状況は改善せず、最後の手段とばかりに地球で言う遺伝子操作技術も使われた。そのプロジェクトには各星間国家のトップクラスの頭脳が集結したのだが、その結果……状況は改善しないどころか、最悪の結果に。
 正常な子作りであるセックスで受胎が完全にできなくなっただけでなく、新生児に男児が産まれなくなってしまった。新生児は全て女児……時が過ぎていくと当然男の数は減っていく一方に。


 全ての国家が絶望にあえいでいたときの事だった。銀河系のはずれにある小規模の新興星間国家であるサンドリア帝国が未開の星の存在を報告してきた。
 滅び行くしかない我々にその報告はどうでも良いものかと思われていたが、帝国から是非報告をしたい事があると興奮気味に連絡を受けたこともあって、各星間国家代表が集められた。

 さらに、帝国からこの報告は全ての星間国家の国民に知ってもらうべきということになり、詳細は不明だったが超空間通信によって会議の模様が全国家の一般家庭にも同時放送されることになった。
 この事態は、長い星間国家連合の歴史でも一度も無かった状況でだったが、その事実は帝国の報告により吹き飛んでしまうことになる。

「それでは、これより星間国家連合の存亡に関わる重大なご報告をさせていただきます」
「……」
「帝国が発見したこの星はやっと数人を宇宙空間に送ることのできる程度のレベルの星でした」

 星間国家によって開拓されつくしたこともあって、そんな銀河の端で新たなヒューマノイドタイプの人類が済む星の発見は久しぶりと言えた……が、その程度の事か、と皆が落胆しかけたとき帝国の使者はその雰囲気に不敵な笑みを返した。
 その表情に、一瞬で会議場の空気が変わる。一体、何があるのかと……。

「その星で、我々調査団は信じられないものを発見しました。それが、この映像で……」

 帝国の使者が頷くと、会議場の巨大スクリーンに映像が映された。画面いっぱいに拡がる肌色の物体……それは、全裸の男女が絡みつく映像だった。

『ああっ、だめぇ、許してぇ、危険日なのっ、妊娠しちゃう、だめぇぇぇ』
『やめてっ、孕ませないで、赤ちゃん、できちゃうっ』
『へへ、女は孕ませえなんぼだからな、楽しみにしてな、俺が旦那以外のガキを孕ませてうやる』
『お、お願いっ、膣内に、膣内に出して、欲しいの、赤ちゃん欲しいのっ』
『に、妊娠しちゃうっ、まだ高校生なのに、ママにされちゃうっ』

 さまざまなセックスの映像が会議場から全ての星間国家に放送された。
 各家庭の画面一杯にビクビクとお尻を震わせる男の尻と、男がよけるとアップにされた女の膣口から溢れ出す真っ白で濃厚な精液……今の星間国家にわずかに残る男たちでは絶対に期待できない何億匹もの精子が濃縮された濃厚な生命力あふれる精液。
 既に過去の記録映像でしか見られなくなった本気で孕ませる意思の籠った映像に各国家の代表だけでなく、国民も思わずその映像を食い入るように見つめている中で、さらなる報告が続けられた。

「このように、まだこの星ではセックスによる生殖が一般的であり、このように妊娠を拒否する女性まで受精が可能なほど強靭な精子が存在するのです」
「それは事実なのか?」
「はい。映像だけでは真偽のほどが分かりません。そこで帝国の調査員数百名に地球では文明が進んだ国家で、比較的温厚な性格の国民が多い日本という国の歌舞伎町という歓楽街の風俗店に潜入させ、調査を続行いたしました」
「ま、まさか……妊娠したのかっ?」

 期待の声が上がるが、その声に帝国の使者は首を横に振った。失望の溜息があがるが、その溜息を跳ね返すように帝国の代表者は声を高らかない上げた。

「調査員は多数の男とセックスをしましたが妊娠しませんでした……ですが、彼女たちを潜入させた随行員が妊娠しました」
「な、なんだとっ!」
「それもごく普通のセックスで。科学的な方法も使わず、ただ愛情を確認するためのセックスで妊娠したのです」
「子、子作りを目的としないセックスで妊娠だとっ、信じられない」

 会議場に大歓声が湧きあがった。そして、再び檀上に立つ帝国の代表者に視線が、それも期待に満ちた視線が集まった。

「この随行員の相手となった地球人の遺伝子を検査した結果、奇跡の精子であることがわかりました」
「それは?」
「胎生のヒューマノイドタイプの卵子であれば……確率の差はあれ、受精させることができることが判明しました」
「それが本当かっ」

 帝国の代表者は頷く。

「しかし、問題が発生しました……先日、この奇跡の精子を持つ男性が事故により死亡しました」
「ああ、なんてこと……我らの救いの道が」

 再び絶望の淵に追い込まれそうになる。しかし、その空気は再び払拭される。

「ご心配はいりません。先ほど、帝国の随行員が妊娠したという話をいたしましたが、その子供は男児で、父親の遺伝子を確実に受け継いでいることが確認されました」
「急げっ、すぐに各国トップのエージェントを選抜して護衛団を編成させろ」

 各国代表が一斉に部下たちに指示を出す。部下たちも一斉に動き始めた。
 その中で、帝国の代表は各国代表に頭を下げる。わざわざ伝えずとも速やかに行動を起こしてくれたことに感謝を込めて。

「現在、対象の年齢は地球時間で3歳です。生殖活動にはまだ成長を待たねばなりません」
「うむ、それは確かに」
「我々は二度と失敗してしまうわけにはいきません。進み過ぎた科学に頼ることが正しい道とはいえないのは我々は経験しております」

 すべての国家代表がこれまでの失敗を思い大きく頷いた。

「そこで、この奇跡の子には気づかれないように保護し、地球で普通に成長させるのが最も正しい道かと」

 そして、帝国の代表は大きく息を吸って深呼吸すると、強い想いを込めた視線で各国代表を見つめる。

「我々はこの成長した奇跡の子を中心にした全ての国家を平等の保護対象の名を冠した『高瀬大地ハーレム計画』を提案します!」

 全会一致で採択された提案は、今本当の意味で発動した。
 そして、『高瀬大地ハーレム計画』が提案されて十数年、この計画の代表に選ばれたサリアは自身を真剣な目で見つめてくる仲間たちを見つめ返す。

「皆、いいわね。これから一年、協力して大地君をハーレムの主に教育するのよ」
「はいっ!」
「皆が魅力的な女として、でも大地君が誰か一人を選べないように。なおかつ私たち以外を選べないように魅了するの」
「はいっ!」

 さっきまでひんひんと泣いていた伊集院さんも真剣な表情で返事を返してきた。
 一番長く大地君と過ごして思い入れは誰よりも強いはずなのに、仲間たちの事を想って……以前、伊集院さんのいない所で話したけど、さりげなく伊集院さんを優遇してあげようという提案に皆喜んで同意してくれたし。

「私たちの全ての力を使って大地君を守って……皆、一緒に孕むわよっ!」
「はいっ!」

 さぁ、私たちの宇宙を救うための『高瀬大地ハーレム計画』の始まりよ。

 気合を入れて中央の一番前で右手を突き上げている伊集院さんを皆が生暖かい目で見つめていることに、伊集院さんは気づいていなかったけど皆の考えていることは同じだった。

(一番に妊娠するのはあなたなんだから、がんばれ!)

 本当の年齢だと一番年下というわけでもないのになんだか姉妹みたい。
 あ、そういえばこういうのこの国では、竿姉妹っていうんだっけ?
リンカーン中田氏にご感想、ご要望を一言。