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年上の幼馴染

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「私、こうちゃんのお嫁さんになる!」

 美由紀がそう言ったのは俺が小学一年、美由紀が小学校四年の頃だった。小学校入学前であれば忘れていたセリフなんだろうけど、小学校の入学式の日の夜、俺の入学祝いの席で俺の両親と美由紀の両親の前で堂々と宣言されたこともあって、あまりの恥ずかしさに高校の卒業を半年後に控えた今でもはっきり覚えている。
 とはいえ、憶えているとは言うものの、さすがに俺も小学四年生当時の美由紀の言葉を真に受けているわけもなく、『お嫁さんになる宣言』が直接恋に向かうというものでもなく、初恋を自覚した相手は美由紀ではなかったし、中学・高校と好きな女もそれなりにできて付き合ったこともある。、

「おー、凄いね。こうちゃん、彼女できたんだ」

 実際、中学のときにクラスメイトの女の子に告白して付き合うことになったと美由紀に話したときは、そんな風に喜んでくれたこともあって、小さいときの思い出は思い出だよなぁと思ってもいた。
 まぁ、そんな感じであったものの、年齢差三歳の幼馴染みにしては縁遠くなることもなく、大学生になった今でも美由紀は俺の部屋に遊びに来ては夜遅くまでだべっていることが多い。
 ちなみに高校に進学してから美由紀は少しずつ変わっていった。彼氏が出来たと何回目かの報告を俺にしてから、だんだんと容姿が派手になったというか、付き合った相手に目覚めさせられたのか、俺相手に下ネタでからかったり、ミニスカートになったりとエッチなことに興味のある世代真っ只中だった俺にとっては刺激的な存在になってくれた。

 ここ最近は固定の彼氏もいないし、エッチだけの関係の男もいないから暇だ、と美由紀は言っていたが、それは事実なんだろう。ここ一ヶ月ほど俺の部屋に毎日夜遅くまで居るようになった。
 エッチの相手を探すんだったら俺の部屋に居るよりも男あさりしてたほうが有意義だと思うんだが……まぁ、別に俺も無理に追い出す理由はないので、そのままにしている。

 ちなみに俺よりも年上の美由紀だが、俺には名前を呼び捨てにしろとくどいくらい言い続けている。小さい頃は『美由紀姉ちゃん』って呼んでたんだけど、それもダメと言われてしまった。
 まぁ、中学・高校と美由紀が卒業するのと入れ替わりに俺が入学するために、学校で一緒になることもなく、顔見知りに年上の美由紀を呼び捨てにしているところを見られたことはなかったので問題はなかった。

「ところで、美由紀はまだ彼氏いないのか?ここんとこずっと俺の部屋に入り浸ってるし」
「まあね、恋多き年頃の私でも少しくらいは身体を休ませたいし」
「へいへい、さいですか」

 要はエッチをしすぎて疲れたから少し休みたいということなんだろう。まぁ俺にとって、小さいときから自然と傍にいてくれた美由紀だけにどれだけ見た目や性格や行動が変わっても嫌悪感を感じることはない。何度も彼氏を変えているらしいが、それで俺の部屋に遊びに来る回数が特に減るわけでもなかったし。
 まぁ、小さいときの『お嫁さんになる宣言』を俺が覚えているだけに男遊びしまくっている美由紀を見て、少しは切ない気分になることもあるが、人は変わるものだし……仕方ないことなのだろうと納得はしている。

 そんな俺のちょっとした感傷に気づきもしていないだろう美由紀は、俺の買ってきたポテチを強奪したうえ、俺のベッドを占領してそのポテチを食べながら漫画を読んでいるようだ。
 膝上というより、股下数センチのデニム地のミニスカートに、へそが出るサイズのTシャツ、そしてニーソックスという萌えとエロが渾然一体となったスタイルでベッドに俯せになっているせいで、俺の位置からは美由紀のパンツが丸見えだった。意識はしてないんだろうが、足が開き気味なせいではっきりと見えていて、クロッチの部分がレースになっているおかげで、黒い影が見える……意外と陰毛は薄いらしい。

 俺は強奪されたポテチの代金代わりに本を読むフリをしながらじっくりと脳に焼き付ける。あとでおかずにしようというわけだ……あれ、ちょっと待て……俺の漫画を読んでる?

「美由紀……ところで、何を読んでるだ?」
「ん、こうちゃんが隠してたエロ漫画」
「そうか。で、どれ?」
「えっとね『輪姦中出し女子校生』ってヤツ」
「……」
「結末、妊娠してる話ばっかりじゃない。こうちゃん、こんなの好きなんだぁ」

 俺は無言で俺のベッドで俯せになっている美由紀を抑えつけると、美由紀の手から漫画を奪い取る。

「なにすんのよ、こうちゃんっ!」
「やかましい、年上だと思って俺で遊ぶんじゃねぇ!」

 じたばたと暴れる美由紀を抑えつけたまま、奪い取った漫画を美由紀から遠ざけようと、部屋の隅に放り投げた。

「こうちゃんの強姦魔!いやー、漫画みたいに犯される!」
「人聞きの悪いこと叫ぶなっ!」
「これから、嫌がる私に無理矢理中出しするんだ!」
「しねえよっ!」
「そして携帯電話で私の写真を撮って『これから美由紀は俺の精液便所だ』って脅すのよ!」
「おい……」
「こうちゃんの学校に呼び出されて、体育倉庫とか教室で犯されて、それも全部中出しで」
「……」
「しばらくして急に吐き気に襲われた私は『まさか』って……あれ、こうちゃん?」

 勝手に漫画で読んだストーリーの主人公を俺と美由紀に置き換えて腐った妄想をしている美由紀に頭痛を覚え、ベッド脇にある机のイスに座って『さて、受験勉強でもしようか』と思いきり美由紀を無視していたら、やっと俺が全然相手をしていないことに気づいたらしい。

「こらっ、こうちゃん!なんで無視すんのよっ!これからいいところなのに!」
「はいはい」
「ふーん、そういうこと言うんだ。せっかくこうちゃんに嬉しいお知らせがあったのになぁ」
「なんだよ」
「そろそろ欲求不満になってきたし、こうちゃんにさせてあげようかなぁって」

 無視を決め込んでいた俺だったが、その一言には見事反応した。

「なにっ、マジで?」
「マジで、ふふん……どう?」

 美由紀は挑発するように目を細めると、Tシャツの裾に手をかけると一気に脱ぎ捨てた。うぉっ、マジで脱ぎやがった……おおっ、ノーブラじゃないか、なんで乳首が見えないのかと思ったら二プレスなんてしてやがる。うわー、なんつうエッチな格好してるんだよ。

「ふふ、こうちゃんそんなに見つめちゃって、触ってみる?」
「もちろんっ!」
「こらっ、そんなにがっつくんじゃないの。痛いでしょ!」

 俺はベッドに座っていた美由紀を押し倒すと、平均より大きい胸を揉みし抱く。おおっ、横になっても形が崩れてない。乳首を探るようにして二プレスをはがすと、隠されていた乳首がぴょこっと顔を出す。
 遊んでいる割には、結構というか、かなり綺麗な薄いピンク色の乳首に思わず感動してしまう。俺の相手をしてくれた女の中で一番綺麗なんじゃないだろうか。

「ね、こうちゃん、どう?」
「ああ、なかなか……綺麗だな」
「ふふん、童貞君には刺激が強いでしょ?……って、ちょ、ちょっと、あん」

 俺は美由紀の勝ち誇った声を無視して、乳首に吸い付いて、舌でつつく。その刺激が予想外だったのか、美由紀は身体を跳ねるように反応する。俺は美由紀を抑えつけるようにして、乳首への刺激を続ける。

「ふぁ、ん、や、こ、こうちゃんっ、そこっ、いいっ!」
「……」
「あ、そ、そこは、ちょっと、ま、待って、ひゃっ!」

 俺の身体でもぞもぞと逃げようとする美由紀の身体を押さえつけて、ミニスカートの中に手を突っ込んで、ショーツの下に指を這わせる。そのまま指を伸ばして、胸への愛撫で濡れている膣内へと指先を挿れて優しくかき回す。

「あ、やん、こう、ちゃん、なんで、気持ちっ、いい!」
「美由紀、気持ちいいか?」
「んっ、う、うんっ、なんで、上手……ひうっ!」

 愛撫を続け、指を動かすだけでぐちゅぐちゅと音を立てるようになった。付き合ってきた男たちに開発されてきたのか、それとも元々感じやすかったのか、なかなか感度が良いようだ。
 小さくイッてしまって身体の力が抜けてしまった美由紀の足からショーツを抜き取る。ミニスカートとニーソックスだけというかなりマニアックな格好でぐったりしている美由紀の身体をじっくり観賞しながら服を脱いだ俺は美由紀へと覆い被さる。
 そして、イッたまま虚ろな目をしている美由紀の頬を軽く叩いて意識を戻させる。美由紀のまだ目覚めきっていないぼんやりとした目が俺の顔を視界にとらえてだらしなく緩む。

「んにゅ、こうちゃん……」
「美由紀、挿れるぞ」

 その声に、美由紀の視線が俺の下半身に向いて……驚いていた。

「え……あ、嘘……そんな……大きい……」

 美由紀は俺の勃っているペニスから目を逸らせないようだ。俺のほうはと言えばそんなこと言われたこともないし、特別大きいと思ったことはない。お世辞か、それとも美由紀の相手が揃って俺より小さかったのかと思って考え無しに応えてしまう。

「そうか?今まで俺そんなこと言われたことないぞ?」
「そうなの?……え、言われたことがないって……誰に?」
「ああ、俺もう経験済み。美由紀と違って片手で足りる人数だけどな?」
「う、嘘……」

 何にショックを受けたのかはわからなかったが、呆然としている美由紀を気にせずペ二スの先端を美由紀の膣口へと押し込む。まだ先端しか入れてないのにかなりきつく感じる。締まりが強いのかと思っていると、美由紀が急に俺の胸を押し返そうとしていた。

「どうした?」
「……こうちゃん、初めてじゃ、ないの?」
「ああ、そうだけど……ってもまあ、人数少ないから美由紀の相手に比べたら下手だろうけどな」
「や、やだ、ちょ、ちょっと、そんな……」
「じゃ、挿れるぞ」
「あ、待って、ひぃっ!」

 久しぶりの女、それも経験豊富となればいくら経験済みとはいえ早くしてみたいことには変わりない。先端が入れていたこともあって、美由紀の奥まで一気に突き入れた。ちょっとした抵抗の後、ブチッという何かを突き破ったかのような感触……はい?

「いっ、痛い、さ、避けちゃうっ、いっ、痛いよぉ」
「お、おい……ちょっと待て!」

 美由紀の奥まで一気に突き破ったわけだが……なんで男性経験豊富な美由紀を『突き破る』感覚があるんだ?
 いくら俺でもこの状況がどういう状況か理解できるが、それで落ち着いていられるかどうかという問題は別ものだ。

 その『痛い』っていうセリフと、俺のペニスを真っ赤に染めている血はなんだ?
 生理……であるわけはない、今まで俺の相手に処女はいなかったが、この状況で美由紀が処女であったことを疑う余地はない。

「うぐっ、痛いよ……こうちゃぁん、酷いよぉ」
「おい、美由紀……なんで処女なんだ?」
「だって……初めてだもん……」

 痛いのもあるだろうが、俺の問いに美由紀の表情が歪む。俺から目を逸らせると、呟くように話しはじめた。

「私、誰とも付き合ってないもん……ずっとこうちゃんのこと好きだったから、そんなことしないよ」
「……なんで?」
「こうちゃん、私に全然興味もってくれないし、他の子と付き合っちゃうし……」

 そう言うと、ぽろぽろと涙をこぼして泣き出してしまう。処女喪失の痛みがあまりに酷かったせいで、急に気分が凹んだのかさっきまでの美由紀からは想像できないほどしおらしくなってしまっている。

「エッチなこと言って誘ったら、私に興味持ってくれるかと思って、恥ずかしいのに本とかビデオ見て勉強して……」
「……」
「ちっちゃい頃の約束守りつづけてて、告白されても全部断って……私、バカみたい」

 しくしくと、静かに泣き始めた美由紀の頭を撫でてやる。

「いや、すまん。まさかあれが本気だと思ってなかったからさ……」
「ううん、私、こうちゃんだけだよ。私のほうがこうちゃんに相手されないと思ってたもん」
「なんで?」
「だって、三つも年上だし……小学校を卒業してから一度も一緒に学校いけなくて、あまり会えなくなるし」

 それはそうだ。中学、高校と三年制だから、俺が入学すれば、美由紀は卒業している。

「あー、それは俺の親に苦情を言ってくれ。俺のせいじゃないからどうにもならん」
「そだね……後で言っとく……うふ、痛っ!」

 処女を酷い形で失ってしまったことも忘れて笑おうとした美由紀はその痛みに顔をしかめた。

「大丈夫か?初めてだと思わなかったから、無理矢理みたいになったな……痛いだろ?」

 痛みで顔をしかめた美由紀だったが、俺が心配そうに声をかけると笑みを向けてきた。

「ううん、いいよ。痛くしてるの、こうちゃんだから嬉しい」
「そっか……なんか、急に美由紀可愛くなったな」
「え、そう?」
「ああ、さっきまでのエッチなふりしてる美由紀より、今のほうが好みのタイプだぞ」
「そうなの?……じゃ、作戦失敗してたんだなぁ……あはは」

 本気でしまったなぁと思っているのか、表情は苦笑気味になっている。

「どうする?本当に痛いんだったら、またあらためてでもいいぞ?」
「……ううん、続けて。こうちゃん、そのままじゃ辛いでしょ?」
「まぁ、それはそうだけど……」

 俺の複雑な表情を読み取ったのか、美由紀は俺の頬に手を添えてやさしく撫でる。

「続けて……でも、痛くしてるのが悪いと思ってるんだったら、ひとつだけお願い聞いて」
「わかった。なんだ、お願いって」
「あのね……今日、危険日なの、だから……」

 俺は美由紀が何を言いたいのか見当がついた。避妊してほしいとでも言うつもりなんだろう。ところが……。

「中に出して……」
「は?」
「……こうちゃんに、妊娠させて欲しいの」

 うるうると潤んで今にも涙のこぼれそうな目で俺を見上げてくる。くそ、さっきまでの『女知らないんでしょ、私が教えてあげようか坊や』って態度からは想像もできないほど可愛い態度。
 確かに、美由紀が処女だったことでそれは演じていただけだってわかってるけど、三歳年上の大学生を可愛いと思わせるとは、美由紀あなどりがたしだなと感心してしまう。
 ところが黙ってる俺を見て、美由紀がしたお願いに俺が応えるかどうか迷っていると思ったのか、美由紀はもう一度懇願するように繰り返した。

「ね、こうちゃん……私を妊娠させて……お願い」
「いいのか?」
「うん、私の全部こうちゃんのものなの……だから、こうちゃんに妊娠させてもらって……」

 目にためていた涙がこぼれる。

「私の一番大事な……赤ちゃんを育てるところに、こうちゃんのものだって証を刻みつけて欲しいの」
「……美由紀」
「私の身体を自由にしていいのは、こうちゃんだけだから……ね?」
「……」

 もう何も言えなかった。
 俺は肯定の返事の代わりに美由紀の口をキスで塞ぐと、処女を失ったばかりの膣内を激しく擦り上げる。恐らく相当痛いのだろうが、美由紀を気づかう余裕なんてなかった。
 美由紀に頼まれるまでもなく、美由紀を孕ませてやりたいという欲望で俺の頭が染まっていた。短い悲鳴は全て俺のキスで飲み込んでやる。ぐちゅぐちゅという美由紀の膣内をかき回す音と、俺の腰が美由紀の尻に叩きつけられる音、そして美由紀のくぐもった悲鳴混じりの声と二人の激しい息づかいしか聞こえない。

「んぁっ、ぐ、んっ、はむっ!」

 とにかく早く美由紀の膣内に俺の精液を注ぎ込みたくて仕方ない。子供を作ることを目的としたセックスなんてしたことはない。それがどれだけ俺の気持ちをたかぶらせているのか……。
 処女を失ったばかりだというのに、こんなに激しく責め立てられ、美由紀は必死に悲鳴をあげるのを我慢している。それでも、美由紀は俺の身体にしがみついて離れようとしない。
 両足はしっかりと俺の腰に廻されて、緩める気配さえもない。俺が射精すれば、美由紀を妊娠させるための精液が全て危険日の美由紀の胎内に注ぎ込まれる。そして、美由紀は俺に妊娠させられることを望んでいる。

「美由紀っ、出すぞっ!」
「は、んっ、だ、出してっ、こうちゃんの精液で孕ませてっ!」
「あっ、ああっ、に、妊娠させてやるからっ。俺の子供を産めよっ!」
「産むぅ、産んじゃうのぉ、嬉しい、こうちゃんの赤ちゃん、産みたいよぉっ!」

 腰の動きが激しくなっていく。それにつれて嬉しそうに喘ぐ声と痛みを訴える声が混じる。それでも、決して俺の腰に廻した足の力を緩めることはない。美由紀の妊娠させてほしいという気持ちに嘘も迷いもない。

「妊娠するまで、毎日出してやるからっ!」
「さ、させてっ、妊娠させてっ、毎日一杯出して、早く妊娠させてぇ!」
「ああ、妊娠するまで種付けしてやるからなっ、くぅっ!」
「で、出てるぅっ!こうちゃんの精液、ちゅーちゅーって一杯危険日子宮が飲んでるよぉ」

 美由紀の身体が精液を注ぎ込まれることを喜んでいるかのように震える。俺の身体もそれがわかるのか、今まで経験したことのないほどの長さで射精しつづけ、いつまでたっても終わらない。

「すごいよ、こうちゃん……もう、子宮がこうちゃんの精液でいっぱい……あれ、こうちゃん?」

 満足そうに言う美由紀だったが、俺が挿入したまま抜こうともしないことに気づき怪訝そうに声を上げる。

「美由紀、一回じゃ収まりそうにない……」
「え?」
「痛いだろうけど、我慢してくれ」
「あ、ちょっと、今動かしたら、あうっ……い、痛っ!や、ちょっ、ちょっと待って、あん、ケダモノっ!」

 結局、俺は美由紀の中に抜かないまま5回連続で射精した。美由紀は疲れ果てたのか、俺の腕の中でぐったりとしている。

「あぅー」
「『あぅー』って言うな。それに、ケダモノって言いやがっただろ」
「でもぉー、こうちゃん激しすぎ……ほんとケダモノみたい」
「『でもぉー』でもねぇ!処女だったくせに経験者に偉そうに文句言うな!」

 我ながらわけのわからない理由で返すと、急に美由紀がむくれた。

「あー、そうだ!それ、私怒ってるんだからね!なんで私が処女なのに、こうちゃんは童貞じゃないのよっ!」
「やかましいっ!この耳年増っ!口だけ女っ!」
「酷いよっ、一生言い続けてやるっ!こうちゃんの裏切り者っ!浮気者っ!女たらしっ!」
「うるさいっ!いきなり妊娠させてなんて、俺が一番萌えるセリフを言いやがって!」
「だ、だって、こうちゃんの赤ちゃん欲しいって思ったんだからしょうがないじゃない!」
「普通、子供は結婚してからだろうが、年上のくせに無責任なんだよっ!」
「無責任言うなっ!大体、こうちゃんも散々中出ししたじゃないっ、私を妊娠させる気満々だっくせにっ!」
「美由紀が『妊娠させて』って泣きながら言うから俺も覚悟を決めたんだろうがっ!」
「それはそうだけど、でもっ!……あれ、覚悟を決めた……って、あれ?」

 年上の余裕ある女を演じていた美由紀はその本性をさらしてしまい年下の俺と同じレベルでとんでもない内容の言い争いを展開していたのだが、俺の言葉の意味にふと気づいたのか唐突に呆然となる。
 期待と不安の混じり合った表情で、じっと俺の顔を見つめ返してきた。

「こうちゃん……ねぇ、もしかして……本気だったの?」
「ああ」
「それじゃ『俺の子供を産めよ』ってのも、本気?」
「ああ」
「あ、あのさ『妊娠するまで毎日中出ししてやる』ってのも?」
「ああ」
「じゃ『へへへ、美由紀は今日から俺の精液便所だ。何回でも孕ませてやるぜ』ってのも?」
「んなこと言ってねぇ!」
「はぐっ、こうちゃん痛いよっ!んにゃっ!?」

 雰囲気をぶち壊してくれたバカに制裁の拳を落としてから、その身体を抱き寄せる。驚いて変な声をあげた美由紀の耳元に顔を近づけて……照れた顔を見せないようにして、年上のくせにちょっと、いや、かなり抜けている愛すべき幼馴染みに優しく話しかける。

「俺のお嫁さんになるんだろ?」
「……うん」
「それじゃ、いいだろ。まぁ、できちゃった結婚になるのは許せ。おばさんには怒られるかもしれないけどな」
「ううん、お母さんは別にいいって言ってたから大丈夫だと思う」
「は?」
「うん、『こうちゃんゲットするなら、先に妊娠しちゃえ』ってお母さん、私が高校生のときから言ってたから」
「ちょっと待て、いつからだって?」
「私が高校入学してからずっと。こうちゃんも中学生になったんだし、女の一人や二人孕ませるのなんて簡単だって言ってたよ」
「……」

 中学生になったばかりの俺と高校生になったばかりの娘をくっつけるために、そういう風に娘をけしかけるってどういう考え方してるんだよ。
 今、俺の中のおばさんの株価がストップ安を無視して下落中。おばさんあっての美由紀だということをやっと理解できたような気がする。俺はおばさんが一体どういうモノの考え方をして娘を育てたのかと……あと、俺をどういう目で見ていたのか小一時間程じっくりと問いつめたい気になっていた。

 しかし、俺はそんなおばさんを『お義母さん』と呼ばなきゃいけなくなるのか……俺の心の中で『うふふ、こうちゃん。楽しみにしてるわよぉ』と高笑いするおばさんの顔が浮かんだ。
 美人で、実際の年齢より遙かに若く見えて、優しくて小さい頃から憧れだったのに……ううっ、美しい思い出を返してくれ……俺はがっくりと肩を落とす。

「こうちゃん?」
「いや、ちょっと悲しい現実を突きつけられただけだから、気にするな」
「?」

 怪訝そうに俺を見る美由紀が妙に可愛い。今まで『年下の弟分を弄ぶ男慣れした年上の大人の女』という、美由紀にとってはかなり無理のあるフリをしなくてよくなったからだろう。なんだか、一気に精神年齢が下がったような気がする。

「ま、それはいいよ……で、美由紀」
「ん、なに?」
「出来たら嬉しいか?」
「うん」

 そう言って、視線を下腹部に落として嬉しそうに撫でる雰囲気はどこか母親のやさしさを感じさせるもので、俺の選択は間違ってないと思わせるには充分なものだった。

「そっか……それならいいよ」

 ちなみに、数週間後……俺が両親と妹と夕食の家族団らんの最中、勢いよく乱入してきた美由紀は右手に持った妊娠検査薬を俺の目の前にもってくると、突然の乱入者に驚く俺の両親と妹の前で大声で思いきり叫びやがった。

「こうちゃん、陽性反応だよっ!赤ちゃんできたよっ!毎日してただけあったね!」

 当然、俺がその直後に美由紀の頭に一発おみまいしてやった。
 俺は痛みで頭を抱える美由紀を置いて電話でおばさんを呼び出し、二人をリビングで並べて正座させ呆然とする俺の家族の前で小一時間ほど説教したのは言うまでもない。

 その後、我が家のいつもの夕食の席は、俺を差し置いた美由紀の懐妊祝いの宴会に変わった。
 どうやら、俺の家族もちょっと、いやかなりずれていたらしい。

 それにしても……。
 まだ息子が高校在学中でありながら、隣に住んでいる幼なじみを妊娠させたというのに、舞い上がって乾杯を繰り返す俺の両親。
 まだ膨らんでもいないのに美由紀のお腹を興味津々に触って感動している中学生の我が妹。
 娘が高校入学した頃から、俺に孕ませてもらっちゃえと教育(?)してきたおばさんとやたらと頷いて飲みまくってるおじさん。

 まともな人間はなんだか俺だけっぽいけど……まぁ、にぎやかで楽しい生活になりそうな予感はしている。
 だから、人生楽しむことにしよう。

「こうちゃんっ、次は男の子にしようね」
「産んでから言えっ!」
「痛っ!」

 俺はもう一発、美由紀の頭に拳を落とした。
リンカーン中田氏にご感想、ご要望を一言。