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フォトカノ 〜専属モデルの作り方〜 壱『義妹モデルができました』

《序》 《作品一覧》 《弐》

 カシャ、カシャ、といかにもデジタルカメラらしい作られたシャッター音だと誰もがわかる電子音が何度も何度も部屋全体に響く。

「果音、可愛いよ」
「もう、にいやんっ、可愛いなんて、恥ずかしいから連呼しないっ!」

 今まであまり面と向かって言った記憶のない『可愛い』という言葉が、ファインダー越しの果音の表情を見ていると素直に何度も繰り返して口に出てしまう。
 一方、果音は最初は『可愛い』という言葉に恥ずかしさから怒ったような口調で過剰に反応していたものの、こうしてシャッターを何度も何度も切られていくうちに、だんだんと喜びの方が大きくなってきたのか、隠しきれない嬉しさをその表情に溢れさせていく。

 そのおかげで気分も乗ってきたのか、最初は『うさピース』のような果音が普段からよく見せるようなポーズばかりだったのが、いつの間にか俺の一言に素直に反応してはまだまだ成長途上の胸や足を強調するようにだんだんと大胆なポーズになっていった。
 夏の部屋着だったこともあって白いタンクトップにゆったりとしたショートパンツと肌の露出が多いし、ショートパンツからのびる健康的な足は俺の視線を捉えて放さなかった。

 そんな俺の視線に気づいているのかいないのか、ベッドの上で両脚を開き気味にして無警戒に足を開いて座っているおかげで、ショートパンツの隙間からは白と青の縞の布がチラチラと見え隠れしている。
 それでも俺の視線を意識してか頬を上気させて潤んだ目で俺を熱っぽく見つめ返している果音に、すでに妹として以上に異性としての魅力を強く感じるようになっていた。

「本当に可愛いんだからしょうがないだろ」

 俺はファインダー越しの欲望に満ちた視線を隠すことなく……いや、あえて果音の身体に欲情していると教えるように、視姦するように何度も何度もシャッターを切り続けていく。

「……もう、にいやんのバカ」

 言葉に反して果音の表情は今まで見せたことがないほど嬉しそうに緩んでいた。果音自身は気づいていないだろうがカメラ越しに俺に向けられた視線が俺の欲情に応じて媚びる様に艶っぽいものに変わっている。
 数ヶ月前まで中学生だった可愛い妹、まだまだ子供っぽい印象が強かったはずの果音は、このカメラで撮影し始めて数分で俺の『専属モデル』にするに充分な存在へと変貌……いや、少女から女へと開花しようとしていた。

 俺はあらためてファインダーの中の果音を見つめる。

(本当に可愛くなったな)

 出会った頃の幼い果音の姿が頭をよぎる。
 呼び方は成長と共に変わってきたけれど、いつでも俺を追っかけてきて、追いつくと嬉しそうに抱きついてくる。真っ直ぐな俺への好意、そう……果音が俺に強い好意を抱いていることは普段の態度から予想はついていた。

 俺と果音のように比較的年齢の近い妹のいる友人に話を聞いて、俺と果音の日常と比較すると俺と果音の仲の良さはかなり変わっていることはすぐにわかった。何より、果音のスキンシップには躊躇が無いというか、遠慮が無いというか……抱きつく程度のことは日常茶飯事だったし、高校生になった今でも雷が怖いとか、平気で俺のベッドに潜り込んでくるようなことは頻繁にあった。

 しかし、俺の周囲で聞いた範囲ではそういう兄妹は一組もいなかった。

 ただ、他の兄妹と比べて仲が良すぎることは世間で言う兄妹よりも変わった兄妹であるという証明にはなっても、果音が俺に家族愛以上の愛情、異性への愛情を抱いているかどうかの証明にはならない。
 しかし、今の俺にとってその確証があっても無くても関係なかった。果音が俺をどう思っていようと、果音を俺だけのモノに……『専属モデル』にしたいと強く思っていた。

 言い訳に聞こえるかもしれないが、果音を欲望のままに俺のモノにしたいという考えだけではない。歪んだ愛情かもしれないけれど、ただ果音を誰にも渡したくないという気持ちは本物だった。
 だから、今こうして果音を俺の『専属モデル』するという自分勝手な望みを叶えることに迷いはない。

「果音」
「ん、何……あ、んっ」

 俺はおもむろにベッドの上にカメラを置くと、恥ずかしそうに俺を見上げていた果音を押し倒す。いきなり押し倒されて果音の表情には一瞬不安そうな色も見えたが、それ以上に潤んだ瞳と紅潮した頬がこれから俺がするだろう行為を想像して期待しているのだろうことを感じさせた。

「にいやん……好きにして、いいよ」

 果音の切ない表情が俺に何を求めているのかをはっきりと教えてくれる。
 果音の勇気を振り絞ったかのようなか細い懇願に応える様にゆっくりと顔を近づけると、その意味を悟った果音の表情が歓喜に染まる。

「ん……」

 唇が触れる直前、果音の目が閉じられて、重ねた唇からは甘く熱い吐息が漏れた。昼間の人妻たちとの初体験では欲情と興奮で早くなった鼓動が、果音に対しては抑えきれない愛おしさから鼓動が早くなる。
 触れては離れ、離れてはまた触れて、お互いの唇の感触を確かめあうようにキスを繰り返した。

「んふっ、にいやん、ん、大好き」
「ああ、俺も果音が好きだよ」
「嬉しい。ね、にいやん、もっと、して」

 んっ、と言うように唇を差し出してくる果音に再び唇を重ねる。
 人妻たちを相手にしたときはもっと素直に欲望に従っていたし、欲望を抑えようという気持ちは微塵も無かった。妄想のまま、欲望のまま、人妻の元々あったはずの愛情を無理矢理奪い、その胎内になんの遠慮も、躊躇もなく、新たな命を種付けしてやりたいという欲望だけがあった。
 もちろん、だからといって彼女たちをおもちゃや道具のようには思っていない。ほぼ確実に俺の子を孕み、俺の子を愛情をもって産み育ててくれる可愛い女たちだ。愛着は感じているし、使い捨てにするつもりなんて毛頭ない。
 彼女たちも大事な俺専用の『専属モデル』なのだから。

 しかし、同じように撮影して、同じようにベッドに押し倒しているはずの果音には人妻たちとは違う感情を抱いていた。もちろん、こうして押し倒してキスをしている以上、純粋な愛情だと言うつもりはない。
 だけど、欲望だけじゃない果音を愛おしいと思う愛情は確実に存在している。

 一方、果音はと言えば……明らかに家族愛を超えた愛情を込めた視線で潤んだ目で見つめては、俺がキスをしようとするとうっとりと目を閉じて受け入れていた。それが人妻たちと同じ欲情に満ちたものなのかと言えば、正直違うように見えた。

「にいやん、好きだよ、大好き」

 いや、確実に違っている。
 人妻たちは俺が撮影したことで『専属モデル』にされたことを【俺に支配され、従属すること】として認識していた。
 そう、だからこそ彼女たちは『専属モデル』として俺の欲望をそのままに受け入れていた。夫に感じていたはずの愛情を捨て、俺への隷属にあっさりと乗り換えた。

 だけど、果音は『専属モデル』にされたことを人妻たちと違う認識をしている。

「んっ、あむっ……ふぁ、にいやん、キスって、気持ちいいね」
「ああ」

 まるでずっと好きだった人に告白をして、告白を受けてもらえたかのような幸せそうな表情。
 果音は明らかに『専属モデル』にされたことを【俺に愛されている】と認識している。
 しかし、果音は一度として俺の『専属モデルだから』と口にしていなかった。ということは、元々俺に好意をもっていなかった人妻たちは俺の『専属モデル』だから支配され、従属されるという立場に落ち着いたが、果音はもともと俺に向けていた好意が『専属モデル』になったことで様々な常識のブレーキが外されたいう感じだろうか。
 俺はそんなことを考えながら果音を見つめる。

「にいやん、どうしたの?」

 俺が離れてしばらく何もしないで見つめていると、果音が小さく首を傾げた。その表情がどこか不安そうに見えたので、頬に優しく触れる様にして軽く撫でた。一瞬、驚いたように身体を震わせるが、俺が優しく撫で続けていると、ゆっくりと身体の力が抜けていき、くすぐったそうに身を縮めた。
 まるで懐いた猫を相手にしているようで、思わず笑みがこぼれてしまう。そんな俺の反応に頬を赤く染めて嬉しそうに微笑み返す果音だったが、その表情が不意に曇る。

 それはまるで告白して振られてしまうことを恐れているかのような態度だった……。

「ねぇ、にいやん」
「何?」
「その……あたし、もうずっとにいやんの傍に居ていいんだよね?」

 果音の中で俺への感情がどうなっているのか、俺は果音の頬を撫でながら果音の心情の告白に耳を傾ける。

「あ、あのねっ、あたし、にいやんのこと好きっ、ううん、愛してるっ、ずっと前からっ!」

 果音の焦りから思わず口にしてしまった告白に驚くというよりは、ああ、やっぱりそうかという納得するものがあった。やはり果音が普段から見せていた俺への好意は兄妹としての家族愛を超えたものだったんだと。
 ただ、続いた言葉にはさすがに俺も少し驚かされてしまった。

「その、ね、にいやんは覚えてないかもしれないけど、あたしたち血の繋がった兄妹じゃないんだよ」

 果音は驚いている俺に気付かず話を続ける。
 俺は果音と血の繋がりのない兄妹であることはわかっていた。逆に俺は果音こそ俺と血の繋がらない兄妹であることに気付いていないと思っていた。果音の幼い頃の本当の母親の写真が含まれているアルバムを俺に託したことを考えると、父さんも俺と同じように果音が気づいていないと思っているということなんだろう。

 しかし、果音は俺と血のつながらない兄妹だと気づいていた。

「だから、好きになってもいいかなって。でも、あたしの事を妹としか思ってなかったみたいだったし……すごく不安だった」
「いつ気づいたんだ?」
「最初から。だって、にいやんと初めて会ったときのこと今でもはっきり覚えてるもん」

 出会ったときのことを覚えていたのか、ああそうか……俺があげた鈴を今でも大事にしてた……それを考えれば果音にとって俺との出会いは本当に大切な忘れられない思い出だったんだなと、今になって思う。

「もちろん、義理の兄妹がどういうものか理解したのはもっと大きくなってからだけど」
「……」
「でも、あのとき、お兄ちゃんが出来てすごく嬉しかった……でも後で本気で好きになりすぎて悩んじゃったけど」

 果音は小さく舌を出して苦笑した。

「悩んだ?」
「うん、あたしはにいやんのこと好きって自覚してたけど、にいやんは家族としてしか見てないんじゃないかとか」
「……」
「あと一番最悪なのは、あたしと血が繋がってないことを知っててそれでも妹としてしか見てくれないとか……そうなったら、あたしが何をしても妹以上になれないもん」

 果音は今まで見たことのない切ない表情で俺を見つめると、一転して嬉しそうな笑みを浮かべて首に腕を廻して抱きついてきた。

「だから、嬉しかった『専属モデル』にしてくれたってことは……そういうことなんだよね?」
「ん、ああ」

 果音がどれだけ真剣に悩んだのかはわからないが、まさか『専属モデル』にすることが果音の悩みを解消することになるとは……。

「ね、にいやん、あたしね……にいやんの赤ちゃん、沢山産んであげたい」

 そんなことを言いながら、確実に訪れる未来に想いを馳せているのか、無意識に果音の手が下腹部をやさしく撫でている。
 俺はその言葉を聞いて思わず噴き出しそうになったがなんとか耐えた。おかしかったというよりは、今まで俺にさんざん『専属モデル』がどういうものか考えさせておきながら根本的な部分はブレないのかと……ベッドサイドに置いたカメラに人格なんて無いのはわかっているけど、つい苦笑を向けてしまった。

「だから、にいやんがあたし以外の人、好きになってもいいから……」

 頬を染めて、だけどどこか必死に俺に懇願しているように見える果音を見ていると、なんかいろいろ真面目に考えるのがバカらしいことに思えてきた。
 人を自由に操る力を手に入れたからといって、別に悪人を気取る必要なんてない。

「あたしを……ずっと『専属モデル』にして欲しいの」

 さっき考えていたことが不意に再び浮かんでくる。
 普通であれば複数の女性を同時に愛することはこの国では不誠実なことで、相手の女性にとってもそれは同様だ。もし、例え一時的に女性たちが納得したとしても、それが永続的に続くことはありえない。どこかで必ず問題は発生してしまう。
 いや、それ以前にいくら今、俺に愛情を寄せてても何かのきっかけで愛情を失ってしまうかもしれない。

 そう、愛情の先にあるゴールが『結婚』であったとしても『離婚』という制度がある限り、永遠の愛情なんて存在しない。結婚式で永遠の愛を誓い合った夫婦が、新婚旅行から帰ってきたと同時に離婚なんて話は本当にある。
 しかし『専属モデル』であれば俺への愛情は変わることはない。

 俺の中で出た結論は、目の前で不安そうに瞳を揺らせている可愛い存在にぶつけることにする。思う存分……。

「果音はずっと、俺の、俺だけの『専属モデル』だよ」
「ん、んふぅ、あんっ」

 果音の返事を待たず、思いきりその小さく可愛い唇を塞いで、そのまま舌で口内を蹂躙する。ファーストキスを経験したばかりの果音にとって未体験の激しいキスに、それでもぎこちなく応えてくる。
 高校生になったばかり、去年まで中学生だった果音にとっては知識にもない激しいキスだっただろう。それでも必死に俺の舌に舌を絡めてくる果音がどれだけ俺に愛情を寄せているのかを考えれば愛おしさがどんどん増してくる。

「はぅ、んんっ、んーっ」

 俺は胸の奥に沸き上がった愛情と欲情が混ざってどんどん大きくなる熱の塊を果音の小さな身体に思いきりぶつけていく。
 タンクトップの下に手を潜り込ませて、まだまだこれから成長していくだろう胸をなでるように揉む。

「んぅ、に、にいやん、だめだよぉ」

 しつこく揉んでいると、果音が切ない声で俺の手からなんとか逃げだそうとする。もぞもぞとベッドの上で逃げようとする果音を逃がさなかった。

「だめぇ、あたし、ちっちゃいから……」
「大丈夫、果音のおっぱい、可愛いよ」
「あぅ、そんな言い方、ずるいよぉ……んっ」

 可愛いと言われて嬉しいが、なんか子供っぽいという意味での可愛いにも聞こえたのか、複雑な表情になる果音だったが、俺がキスすると素直に応えてくる。

「心配しなくても、これから俺が大きくしてやるから……それに」
「ん……、それに?」
「母乳も出るようにしてやるからな」
「はうっ、ひゃん、だ、だめぇ」

 俺は有無を言わせずタンクトップをまくり上げると、果音のおっぱいを口に含んで舌で乳首を転がすように弄ぶと、ちゅうちゅうとわざと音を立てて赤ちゃんのように吸う。

「だ、だめぇ、な、舐めちゃ、吸っちゃ、だめぇ、く、くすぐったいの、ひっ」
「くすぐったいだけか?」
「ああっ、ちっ、ちがうのっ、き、気持ちいいっ、気持ちいいのっ」

 拒否しているようにイヤイヤと頭を振る果音だが、相反する気持ちよさも感じているのか、俺の頭を抱き寄せるように胸に押しつけてくる。

「ひっ、いやっ、だ、だめぇぇぇっ」

 いつも以上に甲高い声をあげた果音は、身体を小さく震わせると全身の力が抜けたように脱力する。

「はぁ、はぁ……」

 俺はゆっくりと身体を離して、脱力して虚ろな目で荒い吐息を繰り返している果音を見つめる。壊れそうな大切なものを抱きかかえるように、果音の身体を包むように抱きしめて、耳元に口を寄せる。

「果音が欲しい」
「っ!」

 優しく囁くと、果音の身体がさらに小さく震えた。イッたばかりの身体が、俺の言葉だけでさらに敏感に反応する。
 そのまま、口を耳元に寄せて甘く耳を噛む。すると、微かに吐息を漏らすように力なく笑みを浮かべて一言だけ返してくる。

「……あげる。あたしの全部、にいやんにあげる」

 俺がショートパンツに手をかけると、軽く腰を上げて脱がしやすくする。頬が赤く染まっているのは羞恥よりも期待によってだろう。
 ショートパンツを下ろすと、脱がせやすいように足を動かした。脱がせたショートパンツを放り投げると、これで果音の身に着けているものは縞模様のパンティ一枚だけ。
 指で触れると、しっとりと濡れていた。

「もうこんなに濡らして……エッチな妹だな、果音は」
「ん……にいやんはエッチな妹は嫌い?」
「大好きに決まってるだろ」

 そう言うと、俺は躊躇無く最後の一枚を脱がせる。全裸の果音の小柄な身体を見下ろしながら、目の前で服を脱ぐ。食い入るようにとまではいかないが、果音の視線は俺に向いたまま見つめていた。

「あ……」

 俺が最後の一枚を脱ぐと、限界まで勃起して押さえつけられていたモノが解放され飛び出してくる。初めて見るものに見つめていた果音が思わず声をあげた。
 俺は何も言わずに果音の両足を開くと、両手をパンティにかけてまるで赤ちゃんのおしめを取り替えるように足を高く上げさせて脱がせる。
 大きく足を開いたままの下半身に顔を埋める。目の前に淡い茂みとまだ誰も進入を許していない場所が俺の目の前に広がる。
 既に興奮しきっているせいで、見られているだけでさらに興奮してきたのかパンティ越しに触れたとき以上に濡れていた。

「あっ、そ、そこ……汚いからぁ、舐めちゃだめぇ」
「……」

 果音は必死に声をあげるが、俺はやめるつもりはない。たった数時間前に童貞を喪失したばかりとはいえ、経験豊富な人妻相手に経験人数は2人、そして既にその2人を妊娠させただろう経験がある。
 確かに興奮はしているが、その経験のおかげで余裕を持ってじっくりと果音の身体を開かせていくことができた。

「にっ、にいやんっ、欲しいっ、欲しいのっ、にいやぁんっ」

 懇願というより、悲鳴に近い声をあげる。何をどうして欲しいまで言わせるのはつい数ヶ月前まで中学生だった果音に言わせるのは酷だろう。
 これ以上、焦らしても切なくなりすぎて本気で泣きかねない。そのまま体勢を変えて、仰向けの果音に覆い被さる。
 人妻たちを相手にしたときは正常位よりは後背位の方が興奮したが、果音はこうして顔を見つめ合いながら抱きたいと自然と正常位を選んでいた。

「果音の初めて、俺が貰うよ」

 果音は俺の問いかけにコクンと頷く。小柄な果音は処女喪失で恐らく激しい痛みにおそわれることになるだろう。だけど、予感があった……果音ならきっとその痛みさえも受け入れるだろうことを。

果音が必死に痛みに耐えて俺を受け入れる……数秒後の未来のそんな光景が脳裏に浮かんだ瞬間、俺の中にある強い想いが湧きあがった。

 果音が妹でなくなる瞬間を、俺を一途に愛し続ける女になる瞬間を、その一瞬一瞬を切り取って残したいと。
 俺はカメラを片手に持って、連写モードに切り替え、果音へと向ける。

「果音の最高の瞬間を撮るからな」
「……」

 俺が何をするの理解した果音は、ファインダー越しに笑顔で頷いた。
 俺は果音の膣口から溢れる愛液を俺のペニスに塗りたくるようにすると、位置を合わせてそのままぐっと腰を進めた……と、同時にシャッターを押す。
 連続で鳴るシャッター音、次々と果音の処女喪失の瞬間がメモリカードに何枚も、何十枚も、何百枚も連続で記録されていく。

 初めてのセックスであればこんな余裕はなかったかもしれないが、既に二人の人妻相手に経験しただけでなく、孕ませる経験までしていることもあって、処女相手は初めてだったが焦ることも失敗することもなかった。
 途中、処女膜という抵抗があったが、ぐっと力を込めると『狭い』という感覚と共に何かを突き破ったような感触の後、きつく閉じられた果音の目から涙がこぼれ落ちた。

「う、ぐっ……」

 痛みから硬直する身体、そして硬直してしまうためにさらに激しくなる痛み。それでも果音は俺の予感の通り決して『痛い』とは言わなかった。必死に声を噛み殺して、痛みに歪みそうな顔を、必死に笑顔にしようとして引きつった笑顔になっている。
 思った以上のその健気さは果音への愛おしさをかき立てた。涙をこぼしながらも必死に痛みに耐える健気さに感動しながらもシャッターを押し続けた。

「き、気持ちいい……よ」
「バカ、無理すんな」
「……」

 絶対に『痛い』とは言わないと思っていたが、ここまで無理するとは……そんな雰囲気ではないはずなのに、いつもの果音にするような態度が出てしまう。
 いつもであれば果音の頭に軽く触れるようにチョップを落とすところだが、カメラを持っていることもあっててはふさがっている。俺は果音の額にキスをすると、優しく気遣うような口調で言った。

「あっ……」
「痛いんだろ。痛かったら痛いって言え」

 俺がそう言って見つめていると、ますます涙がじわっと沸き上がってポロポロと涙をこぼしはじめて、ますます痛くなるだろうに、しがみつくように抱きついてきた。

「……うえぇぇぇ、痛かったよぉ」
「おー、よしよし……悪かった、悪かった」

 左手で後頭部を撫でながら、右手で背中を撫でる。本当は早く終わらせてやるのがいいのかもしれないが、さすがにここまで泣かれると落ち着くまで待つしかない。
 しばらくそのままの姿勢でいると、やっと落ち着いてきたのか果音はゆっくりと繋がったまま少しだけ離れた。

「にいやん、もう動いていいよ」
「無理してないか?」
「うん、まだ少し痛いけど、大丈夫」
「……」
「だから、最後まで……」

 本当は激痛を必死に我慢しているのかもしれない、しかし処女相手は初めてだが、果音の最後までして欲しいという気持ちは理解できる。

「い……ぐっ、むっ」

 だから今度は早く終わらせようと、出来るだけ早く腰を動かすことにした。もうこうなったら途中で止めるわけにはいかない、早く終わらせることだけを考えて果音を気遣うのをやめた。

「いい、気持ちいいよ、果音」
「んっ、んふっ、んぐっ」

 口を開くと悲鳴が上がりそうなのか、口を閉じたまま俺の言葉を肯定するようにただ頷く。

「くっ、狭いっ!」
「うーっ!」

 一気に体重をかけると、奥まで届いた感触が俺のペニスから伝わってきて、そのままの勢いでもっと奥まで貫くように突き上げていた。果音の未成熟な子宮を押し上げるように、先端がぴったりと子宮口に密着している。
 果音は必死に悲鳴を抑え込もうとしたのか、硬く目を閉じて両手で口を塞いでいた。閉じた目からは涙をポロポロとこぼしていた。
 その様子に果音に対する愛おしさがますます大きく膨らんでいく。特別愛情を抱いていない女を無責任に孕ませるためのセックスに興奮することは人妻二人を相手にしたことでわかっていたが、俺に好意を寄せてくれる相手との欲望以外の感情を抱いて求め合うセックスも別の意味で興奮させてくれた。

「果音、少し口を開けて」
「ん……んむっ、はっ、んんっ!」

 俺の声に素直に従った果音にキスすると、そのまま果音の口の中に舌を入れる。すぐに俺の舌に舌を絡めてくる果音と唾液を交換しあう。そして、俺は無遠慮に腰を振り始めた。
 果音が激しい痛みに襲われているだろうことはわかっているが、気遣うことなど出来なかった。ただ、この可愛い存在を俺だけのものにしたいという独占欲が支配していた。
 もうすでに俺の『専属モデル』になった果音は身も心も俺だけのものだということはわかっているのに、その身体に俺のものだという印を刻み付けるように激しく求めた。

「はっ、はっ、んっ」
「ああっ、んっ、に、にい、やんっ、もっとっ、もっとぉ」

 俺が激しく果音を求めていることは伝わっているのだろう。果音は俺の腰の激しい動きに応えるように甘い声をあげて、必死に俺にしがみついていた。

「出してっ、膣内に出してっ、果音の膣内、にいやんの精液で一杯にしてぇ」

 果音の願いに一瞬迷ってしまう。もちろん、果音を孕ませたいと思っているのだが、今妊娠してしまえばいろいろと問題になってしまう可能性がある。
 それに、せっかく学校という『専属モデル』が選び放題の環境にあるのに、妹が妊娠したことが発覚してしまえば例え妊娠させたのが俺ではないということになったとしても注目から逃れることはできない。
 目立ってしまうことで『専属モデル』確保に苦労するかもしれない。そんなことを考えていると、果音は俺の微妙な反応の悪さに気付いたらしい。

「大丈夫だよ。今日、安全日だから」
「あ、安全日?」
「うん、だから、膣内に一杯精液出して……果音の子宮ににいやんの精液、受け止めたい」

 女の『安全日だから』という言葉はあまり信用しない方がいいと言うのは定番だけど、さすがに『専属モデル』の果音の言葉は信用してもいいと思う。
 もちろん、安全日だから絶対に妊娠しない保証はないが、それでも果音の最初は膣内射精して欲しいと願う気持ちはなんとなく理解できた。

「今だけだぞ」
「うん、わかってる、あっ、はぅっ」

 俺は果音の身体を抱えると、思いきり抱きしめて果音の一番奥まで挿入して子宮口を突き上げた。そこに狙いを定めたようにくりぐりと子宮口をこじあえけるように腰を廻す。

「ひっ、だめぇ、そんな、ぐりぐりしちゃ、だめぇ」
「排卵してないんだろ、だったら子宮口こじあけて、精液全部子宮に注ぎ込んでやるから」
「あぅ、だめぇ、そんなことしたら、安全日でも排卵しちゃうよぉ、にいやんの赤ちゃん、妊娠したくなっちゃうぅ」

 果音の左足を肩に乗せて、大きく足を開かせ、上から押さえつけるようにして腰を落とす。小柄なせいか奥までが浅いために腰を叩きつける度に子宮口を突きあげる。
 処女を失ったばかりの果音にとってそこまで攻められてしまっても気持ち良いというよりは、圧迫感で息苦しいかもしれない。それでも『にいやんっ、にいやんっ』と何度も切なく声を上げる果音をもっと激しく求めてしまう。

 そして……ついにその瞬間が訪れようとしていた。下半身に感じる熱の塊、その塊を果音に注ぎ込む瞬間が……。
 果音の右足も方に乗せて、腰を持ち上げるようにしてベッドに抑え付ける。もしも果音が本心では逃げ出したくてもこの体勢では逃げ出せはしない。俺の態度で示す覚悟、この先怖くなって膣内射精を拒否しようとしても果音は逃げることはできない……逆に言えば、俺の精液を絶対に果音に受け止めさせることを宣言しているということだ。

 一回一回が重く激しい動きで、強引に抑え付けられた果音はその度に苦しそうな悲鳴のような声をあげる。
 それでも表情には苦痛もなく、ただ激しく求められるという幸福感に染まっていた。

「果音っ」
「にいっ、んーっ!」

 最後の瞬間、俺は思いきり果音を突き上げると、そのまま一気に膣内に射精した。もう、俺を呼ぶことしかできなかった果音の口を思いきりキスで塞いで、恋人のように指を絡めて……。

 ドクッ、ドクッ……。

 果音が俺の口の中で声をあげる度に果音の膣内に俺の精液が注ぎ込まれていく。俺が果音の膣内に精液を注ぎ込みながらゆっくりと唇を離して見つめる。

「出てる。にいやんの精液、あたしの膣内に一杯出てるぅ」
「嬉しいか?」
「うん……でも、こんなに出されたら安全日でも妊娠しちゃうよぉ……」

 果音にとって初めて経験する膣内射精に満たされる思いを感じながら、今まで感じたことの無い幸福感を抱いたまま、さすがに処女喪失の経験としては激しすぎたのか、もうしゃべるのも限界とばかりに意識を手放すと軽く寝息をたてはじめた。

 俺は寝息を立てる果音の横で手に持ったままのカメラで処女喪失直前から膣内射精後に果音の膣内から溢れ出すまで取り続けた百枚以上の写真を見ていた。
 一生に一度の機会を余すところなく撮影した果音の表情、身体、全てが美しく感じられた。何枚かは撮った俺が我を忘れて魅入ってしまうほど可愛くて美しいものだった。
 この数枚の中からベストショットを選んで果音にプレゼントしたらどんな顔をするだろう……そんなことを考えながら、眠ってしまった果音を起こさないように注意しながら身体を簡単にキレイにしておいた。

 ただ、一時間後に目覚めた果音は妙に凹んでしまった。

 どうやら一回で終わってしまったことで、俺を満足させられなかったと思ったらしい。とにかく、このまま寝てしまうのは気持ち悪いだろうということで、風呂に入って汗やいろんなものを洗い流した。
 部屋に戻ると、ベッドのシーツが交換されていた。先にあがった果音が、俺が風呂に入っている間に換えたのだろう。果音の初めての証が残っていたので、もしかすると初めての思い出として残しておくつもりかもしれない。まぁ、俺が部屋にいない間にやったということはあまり聞かれたく無い事かもしれないので、とりあえず果音が言い出さない限りは聞かないようにしておこう。
 変に聞いて、デリカシーがないと拗ねられるのも良くないだろうし。そんなことを考えながらスッキリした気分でベッドに座っていると、ドアが静かに開いて果音が枕を抱えておずおずと部屋に入ってきた。

「あのね、一緒に寝ていい?」

 枕を抱えてきて、それでも確認してくる果音。その態度は今まで以上に甘えたもので、抱く前以上に可愛く感じてしまう。
 無言でベッドに寝転んで『ここにおいで』とばかりにポンポンとベッドを叩くと、嬉しそうに潜り込んで俺にぴったりと寄り添って嬉しそうに抱きついてきた。
 この調子だと、このまま暑くて寝苦しくても離れそうになさそうだったので、苦笑しながらおやすみモードでエアコンを入れる。

 それにしても今日一日だけで本当にいろんなことがあった。常識では考えられない不思議な出来事、だけど夢や妄想ではなく現実の出来事だったのは、今こうして俺に抱きついて甘えている果音の様子を見ればわかる。
 しかも、今日から大きく変わった日常は今日一日で終わったわけじゃない。これから始まっていくことになる。俺はこれからのことを考えながら、それでも今日一日だけで二人の人妻と果音を抱いた疲れからか安心しきってすぐ寝付いた果音を追いかけるように眠っていた。



 翌朝、ぐっすりと眠ったという実感と共にすっきり目覚めたとき……果音はまだ眠っていた。一晩眠って落ち着けば、果音を『専属モデル』にしたこと、そして処女を奪ってしまったことに罪悪感や後悔を感じるかもしれないと思ったが、果音の安心しきった寝顔を見ているとそんな後ろ向きな感情は一切湧いてこなかった。
 身勝手ない考え方だとわかってはいるが、逆に『専属モデル』にしたことで果音は様々な常識から解放され、悩むことなく俺を一途に愛することができるようになって幸せなんじゃないだろうかとまで思っていた。

 俺はベッドの横の机に置かれたカメラを、果音を起こさないように注意しながら手に取るとすやすやと安心しきった規則的な寝息をたてている果音にレンズを向ける。
 ファインダーの中には可愛いとしか表現できない果音の寝顔……この寝顔を見られる権利があるのは俺だけ。こんなに可愛くて愛おしい存在がこの先ずっと俺だけのものだという満足感、俺はこの一瞬を切り取りたいと思い、シャッターを押す。
 カシャッ、カシャッといつ果音が目覚めてしまうかもしれないシャッター音を邪魔に思いつつも抑えることができなかった。

 俺はそれからしばらく果音の安心しきった寝顔を見つめ続けながらシャッターを押し続けた。何枚もの果音の寝顔の画像が記録されていく。結局、果音が目覚めたのは俺が目覚めて寝顔の撮影を始めてから5分ほど経過した頃だった。

「ん……んん……」

 目覚めてからしばらくぼんやりとした寝ぼけ眼で俺の方を見つめていたが、だんだんと意識がはっきりしてきたのか、俺がカメラを構えて撮っていたことに気づくと急に慌ててもぞもぞ動くと顔を隠すように俺の胸に顔を埋めた。

「おはよ、にいやん」
「おはよ……ん」
「寝顔、撮ったの?」
「うん、果音の可愛い寝顔、一杯撮ったよ」
「うーっ、恥ずかしいよ……」

 俺を萌え殺す気か、と思いつつさらに抱きついてきた果音を引きはがすとおでこに軽くキスをする。我ながらちょっと格好付け過ぎかなぁと思っていると……果音もどこか俺らしくない印象でも抱いたのかじーっと俺の顔を見つめ返すと微妙に笑った。

「にいやんにはちょっと似合わないね」
「……悪かったな」

 俺の反応にくすっと笑った果音の唇をふさぐ。果音も年頃の女の子なんだから映画やドラマ、最近では少女漫画でもこういう『一夜を明かした男女の目覚めのキス』とか知ってるだろうし、そういうのに憧れているんだろうなと思ってやってみたんだが……やっぱり恰好つけすぎか?
 キスを続けたまま、果音の手が俺の手を探すように動いて、俺の手を見つけると手のひらを合わせるようにして指を絡めてくる。

「にいやんとエッチしちゃった……夢じゃないんだね」
「ああ、夢じゃない」

 近距離で無言で見つめあっては軽く唇を重ねるだけのキスを何度も繰り返す。予想通り『目覚めのキス』というシチュエーションに憧れがあったのか、触れるだけの短いキスを何度も求めてきた。
 部屋の中では、ちゅっ、ちゅっと何度もキスの音が繰り返していたが……不意に目覚まし時計が目に入った。

「果音、そろそろ起きないと練習に遅れるぞ」
「え〜、にいやん、冷たい〜、もっと甘えさせてよぉ、果音のこと愛してないのぉ〜」
「ば〜か」
「痛っ、ひっど〜い」

 不満そうに唇を尖らせる果音に、俺は苦笑しながら果音の額に軽くチョップを食らわせる。軽い叩き方だったにもかかわらず果音は大げさに痛がって、文句を言いながらも甘えてきた。
 じゃれあっていることが分かるのに拗ねたような態度を見せる果音を抱き寄せて、身体を回転させて仰向けになった俺の上に果音を乗せる。まだまだ成長途中ではあるが、なだらかな曲線を描いた胸が俺の胸に押し付けられた。
 仰向けの俺の上に乗った果音の腰に手を添えて、お尻から太ももにかけて優しく撫でる。

「果音は高校生活を楽しみにしてたろ?」
「うん……」
「だったら、俺の言うことは聞くこと。いいか?」
「うん……わかった」

 ちょっと口調が厳しかったようで怒られてしまったと感じたのか、目に見えて果音の表情が悲しそうに沈む。
 まぁ、本気で怒っているわけじゃないので、そのまま、優しく強く、相反する感覚が両立する強さで抱きしめた。果音は俺の腕の中で小さく吐息を漏らし、ゆっくりと力を抜いて俺に身体を預けた。

「俺の『専属モデル』になったんだろう、そんな顔をしない」
「うん、ごめんね……にいやん」

 俺の腕の中で小さく身体を震わせる果音。まるで子犬や子猫を抱きしめているような感じがして守ってやりたいという気にさせてくれる。

「とりあえずは『仲の良い兄妹』として高校生活を楽しもうな」
「うん……」
「だけど、思う存分高校生活を楽しんだら……」
「あ、んっ」

 再び体勢を入れ替えて、今度は仰向けの果音に覆いかぶさり、下腹部に手を当てて、まだ母胎になるには未成熟ではあるが、数年後には確実に俺の子供を宿すことになる場所を優しく撫でる。

「ここに。果音のお腹に、俺の子供を妊娠させてやるから」
「う、うんっ、にいやんの赤ちゃん、欲しいっ」
「もちろん、産んでくれるよな」
「んっ、うん、産むっ、にいやんの可愛い赤ちゃん、一杯産むっ」

 すでに『専属モデル』にした人妻のように、俺の子供を産ませたいと強く願いながら『専属モデル』になった果音にとって、俺の子供を産むことは絶対叶えたい望みになっている。

「何人欲しい?」
「一杯っ、にいやんの赤ちゃん、一杯欲しいっ」

 ……と、まぁ、朝からこんな発情したような会話をしていれば時間はあっと言う間に過ぎ去ってしまうもので、気づいたときには既に部活の集合時間はとっくに過ぎていて、結果果音はこの日部活を休むことになった。
 果音の携帯を借りて新見さんに『果音が体調不良なので休ませてほしい』と連絡すると『前田くんって妹思いの優しいお兄さんね』と返された。
 内心で『例え義理で法律上は問題ないとはいえ、妹の常識を捻じ曲げて処女を奪った上、妹に子供を産ませる約束をするような兄が果たして妹思いの優しい兄なんだろうか?』とは思ってはいたが。

「にいやんのこと『妹思いの優しいお兄さん』だって」

 電話を切ると俺の横で新見さんとの会話を聞いていた果音が意地の悪い笑みを浮かべていた。
 俺の顔を見ては緩みきった幸せそうな笑顔で『妹思いのにいやんに処女奪われたぁ』とか『妹思いのにいやんに赤ちゃん産む約束させられちゃったぁ』と嬉しそうにはしゃぐものだから、お仕置きとばかりに再度軽くチョップした。

「ううっ、にいやんのイジワルっ!」

 と、唇を尖らせて拗ねてベッドに逃げ込んだ『専属モデル』に苦笑する。
 目の前にいる果音は『専属モデル』になる前の果音とは絶対に違う存在のはずだ。しかし、目覚めてからのやりとりで『専属モデル』にする以前の果音と今の果音が違う存在には感じられなかった。
 いや、それどころか以前の果音以上に今の果音が愛おしいという感情が湧き上がっている。

 背中を向けてベッドに寝転んでいる果音のすぐ傍に無言で座っていると、不意に果音が声をかけてきた。

「あ、あのね、にいやん」
「どうした?」
「あたしが『専属モデル』になって本当に嬉しい?」
「ああ、嬉しいよ」

 俺の迷いのない即答に、果音は背中を向けたまま小さく身体を震わせた。そして、俺の方に振り返ると満面の笑みを浮かべて、こう言った。

「あたしも『専属モデル』になれて嬉しいし……幸せだよっ」

 俺は果音のこの笑顔と一言で『専属モデル』という存在の全てを受け入れた。

「果音、起きてこっちを見て」
「ん?」

 果音は怪訝そうにするが、ベッドの上に正座を崩すようにして座ると、俺の方を見た。

 カシャ、カシャ、というシャッター音が響く。
 俺の大切な『専属モデル』である果音……シャッター音が鳴る度に果音の表情が自然なものになっていく。俺の『専属』というだけでなく、撮られる『モデル』としても成長しているのかもしれない。

 俺はカメラを下ろすと、果音を見つめた。

「果音、今日は一日デートしようか?」
「え?」
「一日中……ずっと果音を撮らせてくれないか?」

 俺はただ果音を撮ってみたいと感じていた。ポートレートとして、様々な表情を見せる果音を……写真を上手く撮れるようになりたいという欲求が膨らんでいく。

「うん、いいよ。デートしよ、でも可愛く撮ってよ」
「ああ、まかせておけ。最高に可愛い写真を撮ってやるから」

 もちろん、そんな純粋な写真を撮ることへの思いと同じくらい、次は誰を『専属モデル』にしようかと考えることも忘れてはいなかったが。
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