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種付けマンション 第3話『管理組合』

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 なかなか的中しない長期予報では猛暑になるらしい今年の夏、全ての学校が夏休みへと突入した七月も終わろうとしている今、私は今年の春に結婚したばかりの親友から誘いを受けて、彼女が新婚生活を営んでいる新居へと向かっていた。

 中学一年生のとき偶然同じクラスで隣の席に並んだ入学式の日から大学卒業まで一緒に過ごした一番の親友、理恵……今年春に結婚したこともあって、今まで呼び慣れた田中から飯田に苗字が変わってしまったけど、美人で優しくて私の自慢の大親友であることに変わりはない。
 まぁ、確かに高校時代にどんどん綺麗になっていく理恵と自分を比較して少しは嫉妬したことはあったけど、それでも関係が歪まなかったのは理恵の裏表のない言動が本心からのものであって、上辺だけの付き合いではないことを何度も見せてくれたことがあったからだと思う。いや、今思い出すとどこの昭和の青春学園ドラマなのよって恥ずかしくなるようなこともしたことあったし……放課後の教室でケンカして、さんざん言い合った後に、なにがどうなったのか、夕焼けの中で抱き合って号泣するって……ああー、もう黒歴史よっ、黒歴史!

 まぁ、そんな思い出すのも恥ずかしい過去を握り合った親友の理恵から電話があったのは一週間ほど前のことだった。
 結婚式が終わって妊娠したことを報告されて以来の理恵の声を久々に聞けたこともあって話は弾んだ。理恵の新婚生活の近況とか私の近況報告とか、とりとめのない話を続けて本当に楽しかった。そして、そろそろ終えようかと思ったときに理恵から誘いがあった。

『体調も落ち着いてきたし、志乃が暇してるんだったら遊びに来ない?』

 悪阻(つわり)も軽くなったし、そろそろ安定期に入ることもあって一人部屋にいると結構退屈で暇を持て余しているということらしい。
 私も今年の秋に結婚を控えていることもあって、先月一杯で勤めていた会社も退職している。『家事手伝い』という、毎日実家で暇を持て余しているだけの存在だった私は即答で遊びに行く約束をした。
 理由としては、先に結婚した親友の新婚生活への好奇心が一番なんだけど、そんなどこにでもあるような気楽な気分で理恵のマンションへと向かっている。

 あ、そうそう、私のことを話してなかったわね。
 私の名前は『佐藤志乃』、あと数か月で結婚して『綾瀬志乃』に変わる二十五歳の家事手伝い。
 ちなみに容姿は中の上よりは上だと思う。もちろん自意識過剰とかで言ってるわけではなくて、一人で外出すればほぼ確実にナンパされたし、スカウトされたこともある。
 スタイルに関しては実のところ自信はあったりする。だって、バストがEの88って結構大きいよね?もちろん、ウエストは59なので全然太ってないし。
 ちなみに他では全て理恵に負けてるんだけど、スリーサイズだけは理恵に勝ってたりする。理恵に『バストは私より大きいくせに、ウエストが細いってどういうことよ!』と大学時代に居酒屋で朝まで絡まれたのはいい思い出……でもないわね。
 まぁ、そんな理恵とは中学時代からの付き合いで、もう十年以上になる。まさか社会人になっても理恵と親友付き合いを続けていられるとは想像もしてなかったけど、でもそれは嬉しい予想外なことだと思ってる。
 まぁ、お互い結婚する歳になって、それでもまだお互いを親友と呼べることはすごく幸せなことなんじゃないかと思うしね。

「えーと、ここかぁ」

 そんなことを考えながら歩いていると目の前に五階建てのマンションが見えてきた。白を主体とした清潔感を感じさせる壁やフェンス、敷地内や周囲を取り巻く鮮やかな植物の緑、そして住人とおぼしき若い女性たちの姿も見える。
 ときどき聞こえる談笑の声は明るく楽しそうで、膝に乗せられていたり腕に抱かれている赤ちゃんは母親の笑い声に反応するようにキャッキャと声をあげてはしゃいでいた。
 私はそんな声に誘われるように若い母親たちに視線を向ける。目一杯の愛情に満ちた目を子供に向けて幸せそうな表情を浮かべている母親たち……最近は若い母親が身勝手な理由で我が子を虐待したり、育児放棄をしたりするようなニュースが頻繁に報道されているけど、目の前の母親たちにそんな雰囲気は一切感じられない。
 本当に大切な大切な宝物のように我が子を優しく愛おしむような表情で見つめている。

(私もあんな風になれるかな)

 結婚すればいつか子供について考えないといけない。なんだかんだ言っても、子供は夫婦の愛情の結晶であると思う……特に女性にとって妊娠と出産という行為は進歩した現代医療であっても命を落とす可能性が皆無とは言えない。
 命を懸けて命を生み出す、妊娠と出産は自分の身体に大きな負担をかける危険な行為と言っていい。
 もちろん私も女だし、どちらかと言うと子供好きな方なので妊娠や出産に対して忌避感はないけれどやはり妊娠・出産に対して不安がまったくないわけじゃない。
 それに子供好きであることが妊娠や出産への不安を解消することには繋がるわけじゃない。まだ二十代をやっと後半に入ったばかりの私にとって、結婚してすぐに経済的にも肉体的にも精神的にも負担となる子供を産みたいという気にはならなかった。
 今どきの夫婦らしく夫婦二人の時間を思う存分楽しんでから、夫婦生活が落ち着いた数年後、夫婦揃って三十代を過ぎてからしっかりとした家族計画を考えよう程度の漠然とした考え方は、ごく普通の考え方だと思う。

「まぁ、まだ結婚もしてないんだし、今から心配するような話じゃないわね」

 まだ結婚もしていないうちから子供のことなんて考えるようなことじゃないことに気付いて苦笑を浮かべると目の前にマンションの入り口があった。

(理恵には聞いてたけど、こうして近くで見ると本当に凄いわね)

 理恵の話では外観だけではなく、内装も共用設備も高級マンションに負けず劣らずのマンションだという話だったけど、外観だけで十分に圧倒されてしまう。
 理恵から聞いた話によると元々収入のそう多くない若い夫婦向けのマンションとして建設されたらしい。
 だけど、これだけの物件であればもっと高収入の夫婦やファミリー向けにターゲットを変更してもいいと思うほどの物件に見える。
 その上、大家さんの好意によって家賃も同レベルの物件に比べて半額程度という話だったし、最近は家賃収入も減っていて困っている大家さんが多い状況の中、このマンションの大家さんはどれだけいい人なんだろうかと思う。

 もちろん、こんな好条件の物件を見つけただけで簡単に入居できるはずもなく、大家さんの面接によって入居に相応しい夫婦であることを認められないと入居は断られるという話だった。また、その基準が貯金や資産等の財産や夫の勤務先等の社会的地位とはまったく関係がなく、何が入居させてもらえるための条件なのか面接を受けた理恵でも本気でわからないらしい。
 理恵曰く、引っ越してきてわかった住人の共通点らしい共通点と言えば今どき珍しく共働きの夫婦が一組もないことと、子供好きの夫婦ばかりという程度らしい。
 そのすぐ後に『あと奥さんが若くて綺麗でスタイルのいい美人揃いってとこかな。もちろん私も含めてね♪』なんて自画自賛するもんだから台無しではあったけど……でも、冗談抜きでさっき見かけた母親たちは若くて美人でスタイルのいい人ばかりだったから理恵の冗談はもしかしたら冗談じゃないのかもしれない。
 まぁ、そんなことを理恵に言うと調子に乗るだろうから絶対に言わないけどね。

 で、本当のところはわからないけれど大家さん独自の判断基準があって、大家さんの判断基準で失敗がないから面接で入居させるかどうかを続けているんだろうとは思う。
 それに、さっき見かけたんだけど出産間近のお腹の大きな奥さんもいて、そうした奥さんに気付いた他の住人が何かと優しく手助けをしている場面も見ることができた。
 理恵も妊娠四ヶ月を過ぎたあたりだけど、買い物帰りに荷物を持っていると真っ先に気付いた住人、それも階の違う人であっても荷物を部屋まで持ってくれるし、全ての住人が自分の家族のように妊娠したことを祝福してくれた上にいろんなアドバイスやサポートまで家族同然にしてくれるらしい。
 だから理恵も本心から『初めての妊娠なのに一度も不安になったりすることなくて、出産へと一日一日近づくことが嬉しく感じられる』という話をしていた。そんな優しい気遣いのできる人ばかりということは、やはり大家さんの人を見る目がしっかりしてるということなのかもしれない。

 ただ、そんな話を聞いてひとつ納得したことがある。そういう優しい住人達に恵まれたから、理恵の考えが正反対と言っていいほど変わったのかもしれない、と。
 私たちが大学卒業前に友人たち数人と一緒に海外旅行に行った時のことだった。食事をしながら一緒に旅行に行った友人たちと将来の話になったんだけど、女ばかりということもあってそれぞれ結婚についての考え方を話し合ったことがあった。
 その当時の理恵は結婚生活について今の私と同じように、経済状況にもよるけど結婚して当分は二人暮らしで新婚生活を思う存分楽しんで、三十歳を超えて落ち着いてきたら子供を産んでもいいかな、というような話をしていた。
 だけど、それから数年しか経っていないのに結婚式を控えた理恵の考え方が別人のように変わっていた。

 できるだけ早く赤ちゃんを産みたい。
 若いうちに最低五人は産んで、子育てをがんばりたい。
 愛する人の子供たちと一緒に賑やかで楽しい生活にしたい。

 ……と。
 まぁ、ちょっとばかり陶酔したかのように表情を緩ませて頬を染めて言うものだから、さすがの私も少し引いてしまったけど。
 さらに結婚式の二次会ではお酒に酔っていたのか、調子にノッた女友達に煽られて、とんでもないことまで宣言したのには私の方が恥ずかしくて照れてしまった。

『私は今夜朝までめっちゃ子作りを頑張って絶対に妊娠しますっ!』

 そんな宣言を女友達が構える動画を撮影できる携帯電話で録画されただけではなく、旦那さんには理恵から『朝までしっかり手伝ってね』とまで言わされ……理恵のような美人な奥さんをもらっただけでも男友達に羨ましがられていたのに、そんなことを目の前で言われれば当然の結果として独身かつ彼女のいない男友達多数に嫉妬され、旦那さんは満面の笑顔なのに目が笑っていない男友達に祝福一割、嫉妬九割でボコボコに叩かれてたけど。
 とはいえ、後日宣言通り理恵から妊娠の報告を受けて、ちょっと下世話な話だけど『宣言通りに子作り頑張ったんだ』なんて思ったりもして。

(理恵に子供かぁ……なんか予想外かも)

 理恵の考え方の変化のきっかけはわからないけれど、私は理恵と違って結婚が近づいても妊娠、出産に関しての考え方は変わってはいない。卒業旅行で聞いた時の理恵と同じように、当分は夫婦二人きりの新婚生活を楽しんで、生活が安定したら考えようかなといった程度のものでしかない。
 それは目の前の幸せそうな若い母親たちを見ても特に変わることはなかった。
 私は一旦今考えてもしょうがないことを頭の隅において、理恵に到着したことを教えるべく備え付けのインターフォンへと向かう。

「えっと、3、0、3っと」

 理恵の部屋番号『303』を入力し『呼出』ボタンを押そうとしたときだった。タイミング良く目の前の自動ドアが開いた。そこには妊娠四ヶ月を迎えて、まだあまりお腹の膨らみがほとんど目立っていない理恵の姿があった。

「あっ、理恵!」
「久しぶり。志乃と会うのは結婚式以来ね」
「そうね、ほんと久しぶり。それよりもびっくりしたわ。私を迎えに待っててくれたの?」
「うん、そろそろ来るだろうと思ってね。そこのソファで待ってたの」

 理恵が視線を向けた自動ドアの向こう、エントランスの奥にはゆったりと座れる見るからに高級そうなソファが置いてあった。そこにはやはり若い女性が二人、私たちの方を見て柔らかく微笑むと会釈をしてきた。
 二人は理恵と違って大きなお腹で一目で妊娠していることがわかった。聞けば理恵と同じ階の奥さんで、二人とも出産予定日まであと二ヶ月くらいだという話だった。
 私は二人に会釈を返して、ソファに目を留めた。正直、共用スペースに置くようなソファなんてものじゃなくて、大企業の応接室にあるようなデザインも機能も優れていて、ゆったりとくつろげそうなソファだった。
 きっと、平気でゼロが5個はつきそうな応接セットが共用スペースに置いてあることにため息がこぼれる。

「理恵も結婚してすぐ妊娠して大変だろうし、新婚生活を邪魔しちゃ悪いと思って遊びに来なかったけど」

 そんな高価そうな応接セットだけじゃなく、壁にはセンスの良い絵画も飾ってあるし、キレイな花、それも造花じゃなくて生花が飾ってある。ゴミやほこりもパッと見た感じ無いようだし……管理人も兼任する大家さんは三十代前半くらいで独身の男性という話だったけど、几帳面で真面目に仕事をこなす人らしい。
 確かに理恵の話で聞いた通り、ううん、お世辞抜きで聞いた以上に素晴らしいマンションだった。

「話で聞いていた以上に凄いわね」
「でしょ?私もこんなにいいマンションで暮らせるとは思わなかったわ。運が良かったのよ」
「本当に運が良いわよね。これで私の新居予定の部屋より家賃が安いんだもん。羨ましいなぁ」
「でしょ?ね、それより入って。部屋の中はもっと凄いんだから」
「へぇ、それは楽しみ」

 私は理恵に促されてオートロックが解除されて開いた自動ドアの向こう、マンションの中へと一歩踏み出して……あれ?
 なんだろう、このめまいにも似た違和感は……不意に襲ってきた感覚に身体がふらついてしまう。別に体調を崩しているわけでもないのに、まるで貧血でめまいを起こしたかのような感覚だった。
 ただ、倒れるほど酷いものではなく、何か気持ちが良くなってふわふわと浮いているような感覚と同時に頭の中に何か電気が走っているかのような痺れるような感覚が続く。
 もちろんその場から逃げ出したくなるような不快な感覚でもなくて。ううん、違和感はあるけれど、正直かなり気持ちいい。

「……何、これ?」
「どうしたの、志乃?」

 目の前で急に私が立ち止まったためか、理恵が心配そうに声をかけてきた。

「めまいかと思ったんだけど。あれ?うん、もう大丈夫みたい」

 めまいというか軽く酔ったような感じというか、そんな感覚はほんの一瞬だったようで。今はもう何も感じなくなっていた。普段通り、ううん、なんだか新しく生まれ変わったみたいに晴れやかな気分というか、さっきのめまいが嘘のように頭がスッキリしていた。

「本当に大丈夫?」
「うん、全然平気。ちょっとふらついたけど、今は何ともないわ」
「そう、それならいいんだけど」
「大丈夫。心配しすぎよ」

 気にするようなことのない、ほんの一瞬……たった一秒にも満たない出来事。
 だけど、このときの私は、この一瞬の出来事が私という存在を大きく変えてしまっていたことにまったく気づいていなかった。
 そして、この先ずっと……私は今までの私でなくなってしまったことに気づくことはない。だって、私自身が私が変わったことをまるで意識していないし、今までの私はどこにも存在しないのだから。

 私は身体が浮き上がるような昂揚感を感じながら理恵の隣に並ぶ。
 自動ドアをくぐる前には大して気にもしていなかった新たな命を根付かせている理恵のお腹を羨ましそうに興味津々の様子で見つめていた。
 さっきまで、いずれ彼の子供を産むにしてもまだまだ妊娠なんて先の話で考える必要がないと思っていたはずなのに、理恵のように彼よりも大切な男性である大家さんの赤ちゃんを、一刻も早く妊娠したいと思っていることになんの疑問を感じないまま……。



「こんにちは、志乃さん」
「こんにちは、椎名ちゃん」

 理恵の部屋に到着すると、理恵の一番下の妹の椎名ちゃんが私を迎えるように玄関に立っていた。
 理恵の結婚式で会った時はストレートの長い髪の毛をそのまま背中まで伸ばしていたけど、今日はポニーテールにして真っ白な肌の首筋を見せつけるようにさらしている。さらに身体のラインを隠すつもりがまったくないどころか、逆に見せつけるような薄手の赤のTシャツは丈も短く、細くくびれたウエストを露出させていた。
 デニム地のタイトなミニスカートは丈も短くヒザ上30cm以上あって少し動いただけでスカートがずり上がってお尻が見えてしまいそうだった。もちろんこんな短いミニスカートであれば、椅子に座ったり、階段を上ったりするだけで中身はほぼ確実に見えてしまう。
 足はヒザ上までの赤のニーハイを履いていて、さらに真っ赤なガーターベルトでズレ落ちないよう固定されていた。
 そして、一番のアクセントとなっているのが首に巻かれた真っ赤なチョーカー、飾りのないシンプルなデザインのチョーカーはまるで飼い犬の首輪のような印象を抱かせている。
 三人そろってリビングへと向かいながら、私は椎名ちゃんに着ている服について聞いてみた。

「椎名ちゃん、大胆な服を着てるのね」
「えと、似合ってません?」
「ううん、すごく似合ってるわよ」

 すれ違えば誰もが振り返るような美少女だというのに自信なさそうに聞いてくる様子に思わず苦笑してしまう。私の言葉にお世辞のつもりはまったくなく、言葉で評価した通りで少し露出気味の恰好は椎名ちゃんにすごく似合っていた。
 理恵の結婚式では白を基調としたワンピース姿で中学生らしい清純さがあってそれはそれですごく可愛かったんだけど、今はなんというか、中学校を卒業して高校一年生になったばかりにはまるで見えないほど艶っぽい女らしさを醸し出していて、そんな大人びた雰囲気にはぴったりの服だった。

「その服は自分で買ったの?」

 本気で似合ってると褒めてくれていると分かってか、満面の笑顔の椎名ちゃんは私の前でくるりと一回転する。タイトなスカートなのでめくれることはなかったけれど、激しい動きのせいでスカートの裾がずり上がってお尻が少しだけ見えた。
 ふるん、とばかりにあふれ出たお尻を隠すはずのパンティはなく、お尻がそのまま見えた。ううん、よく見ればノーパンではなく、真っ赤なTバックのパンティを履いていたようだ。
 高校生が身に着けるにはかなり大胆なデザインの下着ではあるんだろうけど、そんな下着も彼女にとても似合っていた。椎名ちゃんは恥ずかしがることもなく、ごく自然な動きでスカートを直すと嬉しそうに声を弾ませた。

「いえ、お姉ちゃんたちが高校入学祝いにって今履いてる下着と一緒にプレゼントしてくれたんです」
「へぇ、そうなの?」
「椎名にピッタリでしょ?」

 椎名ちゃんから理恵に視線を向けると『どう?』とばかりの表情で私に返してきた。もちろん私も反論する気はない、椎名ちゃんに似合ってるし、何よりも……可愛くて、イヤらしい。

「ええ、もし私が男だったらすぐにでも犯して孕ませたくなるくらい可愛いわ」

 そう、椎名ちゃんみたいな美少女がこんな扇情的な恰好してるんだもの。女の私から見ても十分魅力的だし、男から見ればきっとすぐにでも押し倒して犯したくなるんじゃないかと思う。
 あ、でも男性と言っても誰でもいいわけじゃないわよ。犯して孕ませて欲しいと思うのは大家さんだけ。
 だって、このマンションに住む女性は全員、大家さんの子供を孕み産むことを最高の幸せだと感じる性奴隷なのだから。もちろん住人だけじゃなく住人の家族や親戚はもちろん、私のように住人の友人も含まれてるのは当然のことだから言うまでもないんだけど。

「志乃さんみたいな素敵な女性にそんな風に言われるとなんだか照れます」

 椎名ちゃんは私の褒め言葉に本当に嬉しそうに照れていたが、下腹部にそっと手を当てるとほんの少しだけ表情を曇らせる。
 椎名ちゃんが何を思っているのか、言葉を聞かなくても同じ女、ううん大家さんの性奴隷としてすぐに察することができた。

「私も早くお姉ちゃんたちみたいに妊娠したいって思ってるんですけど……」

 早く妊娠したい……女であれば、妊娠することはどんなことよりも優先される夢、願望と言っていい。
 大家さんという男性の中で最も優れたご主人様と出会えた以上、椎名ちゃんも早くその新品の子宮にたっぷりと精液を注ぎ込んでもらって若く健康で無垢な卵子を精液漬けにして受精させて欲しいと願うのは当然のことだと思う。
 だけど、さすがに伝統ある名門女子高の新入生が最高の男性が相手とは言え、在校中の妊娠を歓迎されることはない。どんなに軽い処分であったとしても退学は免れない。

 一方、すでに結婚している理恵と、高校を卒業している真由ちゃんの二人は妊娠しても世間で問題として騒がれるような事はない。同じ妊娠という結果でも椎名ちゃんのように現役女子高生では周囲から問題視されてしまい、理恵と真由ちゃんは家族はもちろん、誰もが新しい命の誕生を祝福してくれる。
 周囲の目を理解しているからこそ、椎名ちゃんとしては妊娠させてもらえない理由に納得はしている。もちろん感情的には納得しづらいというところだろうけど。

 私は十歳近く年下の椎名ちゃんが早く妊娠したがっている様子を見て、微笑ましい気持ちになると同時に情けない気持ちにもなる。
 だって、さっきまで『結婚はするけど子供はしばらく産む気がない。将来は夫の子供を一人か多くても二人くらい産めば十分』だなんてくだらないことを考えていて、それが常識のように考えていたのだから。
 椎名ちゃんは妊娠したくても社会的な立場で妊娠することができない、だけど私はもうすぐ結婚するのだから、今すぐにでも妊娠できる上に周囲からは妊娠を祝福される立場……ほんの少し前までの私は間違ってたと思う。
 今だと理恵の考え方が大きく変わった理由が良くわかる。

 夫には子育てのための生活費を稼ぐために一生懸命仕事に頑張ってもらって、私は一人でも多く大家さんの赤ちゃんを産むために積極的に大家さんに膣内射精をおねだりして……そうね、理恵が計画しているように五人まではいかなくても最低でも三人、ううん、やっぱりできれば理恵と同じように五人は産みたい。
 男の子もいいけど、できれば女の子がいいわ。私はこれから年齢を重ねていくわけだし妊娠、出産の負担は大きくなっていく。だけど女の子を産んでおけば、将来私に変わって大家さんに妊娠させてもらえるから。
 愛する子供たちに囲まれた生活……夫婦二人きりの寂しい新婚生活なんてすぐにでも終わらせてしまいたい。
 私はこれから訪れる幸せな未来の家族の想像に頬を緩ませながら、落ち込んでいる椎名ちゃんを抱きしめる。
 高校を卒業する時期になれば必ず大家さんに妊娠させられることになるだろうけれど、まだ高校一年生になったばかりの椎名ちゃんにとって妊娠までの二年はかなり長いだろうから少しでも励ましになるように。

「少しの我慢だから……ね?」
「ええ、わかってます」

 私には妹はいないけれど、椎名ちゃんみたいな可愛い妹がいたらよかったのにと思う。一緒にショッピングしたり、旅行に出かけたり、一緒にお菓子や料理を作ったり、一緒に妊娠したり、それに一緒に出産できたら……いい思い出になりそう。

「ほら、志乃も椎名もそんなところで抱き合ってないでお茶でもしましょ?」

 理恵がいつの間にか三人分の紅茶とクッキーをお盆に乗せて用意してきた。その様子に椎名ちゃんは落ち込んでいたことも忘れて慌てて理恵の傍に駆け寄る。

「あっ、お姉ちゃん、私がするから座ってていいよ」
「そう?それじゃ、任せるわ」
「志乃さん、お姉ちゃんをお任せしていいですか?」
「ええ、いいわよ」

 椎名ちゃんは慌てて理恵の手からお盆を受け取ると、私に理恵の相手を頼んできた。もちろん私は快く引き受けて万が一にでも転んだりしないよう気を配りながら理恵の横でいつでも手助けできるように準備する。
 あまり気を遣わなくてもいいのにと苦笑する理恵だったけど、やはり気遣ってもらえることは嬉しいのか少し照れくさそうにしている。

「それにしても思ったよりお腹は目立たないわね」
「うん、まだ四ヶ月だしね」

 私たちは理恵が入れてくれた紅茶を口に運ぶ。さわやかなレモンの香りが鼻をくすぐる……聞けば理恵は結構悪阻がきつかったらしく、飲み物や食事にはかなり苦労したらしい。
 今は落ち着いたけれど、悪阻で辛かったときに唯一一度も吐き気をもよおさなかったレモンティーを愛飲するようになったらしい。
 私と理恵と椎名ちゃんの三人で穏やかなティータイムを過ごした。もちろん、そんな私たちの話題は『性生活』についてだった。その中で一番に盛り上がったのが、やはり大家さんに理恵と真由ちゃんがどんな風に妊娠させられたかという話だった。

 最初に物件見学に来たとき、大家さんの妻や愛人になることよりも死ぬまで飼われることになる憧れの『性奴隷』になると誓ったこと。
 入居前には妹の真由ちゃんと椎名ちゃんを大家さんに会わせて二人も同じように大家さんの赤ちゃんしか産まないと誓った上で、さらに三姉妹全員が大家さん専用の性奴隷になると誓ったこと。
 高校卒業を控えた真由ちゃんにお祝いとして大家さんによって処女喪失から妊娠まで一気に経験させた上、妊婦として卒業式に出席させたこと。
 結婚前に新居に引っ越してきた日に、引っ越しの手伝いに来てくれた夫の家族全員と理恵の家族全員に理恵たちが大家さんの性奴隷になったことと、これから三姉妹が産む子供たちは家族全員で育てることを約束し、理恵は夫に手を握ってもらいながら大家さんに朝まで何度も種付けしてもらったこと。
 新婚旅行に出発する前夜、今度は夫と二人きりで大家さんに犯してもらって、確実に妊娠できるよう精液を注ぎ込んでもらってから新婚旅行に出発、新婚旅行先にある大家さんの別荘で別便で新婚旅行先に到着した大家さんと毎日朝から晩まで子作りに励んでハネムーンベイビーを授かったこと。
 理恵は大家さんがどれだけ妊娠させるためにどれだけがんばってくれたのかを事細かにに教えてくれた。

 そんな風に理恵と真由ちゃんが大家さんに孕まされたときの話を聞いていると、すごく羨ましくなってくる。
 そして、そんな私の羨望の気持ちに気付いたのか、理恵が笑みを浮かべて私の顔を覗き込んできた。びっくりして思わず椎名ちゃんに視線を向けると理恵の様子に気付いて苦笑を浮かべていた。
 そのときはどういう意味で椎名ちゃんが苦笑したのかわからなかったけど、後で椎名ちゃんに話を聞いてみると、真由ちゃんを妊娠させることを大家さんに内緒で頼んでおいて何も知らない真由ちゃんにバラしたときのちょっと意地の悪い笑顔とまったく同じだったらしい。
 確かに理恵は昔っから身内だろうと友達だろうと人が驚く顔を見るのが好きで、黙って誕生日パーティを企画したり、プレゼントをくれたりしてくれた。まぁ、悪い意味で驚かせるようなことをしないのはいいことなんだろうけど……で、再び理恵に視線を向けると、理恵はいきなりこんなことを言い出した。

「ねぇ、せっかくだから今夜妊娠してみない?」
「え?」

 身も蓋もない直球そのもののセリフに私は思わず絶句してしまう。そんな私の反応を気にした様子もなく理恵は話を進めていく。

「実は、今夜の管理組合の定期総会があるの。男性は普通に管理組合の打ち合わせで、女性は定期報告会」
「定期報告会?」
「うん、主に出産までの経過報告ね。妊娠してない奥さんは危険日の報告と今月の種付け予定を調整するの」

 なるほど、マンションの設備がちゃんとしてるのは大家さん一人でやってるわけじゃなくて、男性が手伝ってくれているおかげなのね。それもそうよね、だって大家さんには私たちを孕ませるという一番大事な仕事があるんだから。
 まだ建って一年程度しか経過してないのにすべての世帯で出産か妊娠のどちらかを経験しているのは、やっぱり住人みんなが協力してくれているおかげなのね。

「でね、報告会の日に危険日を迎えた人は報告会の後でみんなの前で種付けしてもらえるの」
「ほんと?」
「ええ、もし志乃が危険日だったら頼んでおくけど。どうする?」

 理恵はもったいぶるような笑みを浮かべると、別に誰かに聞かれて困るわけでもないのに私に顔を近づけて声を小さくして囁く。考えるまでもなく私の答えは決まってる。
 だって、理恵の話を聞いている間、私の子宮は妊娠への切望にずっと疼いていたから……。
 私の身体は私自身が一番良く理解している。生理の周期、身体の疼きでここ二、三日が一番妊娠しやすい時期、危険日中の危険日だということに。

 私は理恵に何も返事をせずにカバンから携帯電話を取り出して婚約者へと電話する。『今夜、新婚生活の話を聞きたいから、春に結婚したばかりの女友達の家に泊まる』と。もちろん理恵に電話口に出てもらって婚約者を安心させることを忘れたりしない。
 続けて実家にも電話をかけ、同じように外泊することを連絡する。こっちも婚約者と同じように理恵が電話口に出てくれたおかげで特に何も言われることはなかった。
 これで私は今夜、人生初めての妊娠を経験できる。期待と興奮で身体を小刻みに震わせていると理恵が声をかけてきた。

「実はね、今日の報告会に住人の女性に危険日を迎える人がいなかったのよ」
「え?」
「だから、みんなで相談して、住人以外の初対面の人ばかり集めて大家さんに孕ませてもらうことにしたのよ」
「それで私に遊びに来いって誘ったの?」
「そう、志乃も私みたいに妊娠して欲しいなって思ったから」

 悪びれた様子もなく可愛く舌を出しながら言う理恵に呆れながらも、親友の心遣いに感謝する。だって、もし理恵が電話で『妊娠させてあげるから遊びに来ない』なんて誘っていたら、今日ここに来るまで『夫の子供を産む』なんて間違った考えをもっていた私はここに来なかっただろうから。
 だけど、感謝していることを教えたらちょっと調子に乗りそうだし、感謝の気持ちを隠しながら一応説教だけはしておかないと。
 だから、小言を言うようにちょっと厳しい口調で答える。

「もう、しょうがないわね。でも、今度からちゃんと説明しなさいよ。私だって予定とか都合とかあるんだから」
「はーい」

 私が苦笑しつつ呆れていると、その様子を見ていた椎名ちゃんがくすくすと笑いだした。

「どうしたの?」
「うん、なんだかお姉ちゃんって志乃さんの妹みたいって思って」
「え?」
「私とか真由お姉ちゃんの前だったらしっかりしてるのに、志乃さんの前だと全然違うから」

 理恵を見ると恥ずかしかったのか、あらぬ方向を見て誤魔化そうとしているが、結局そういう態度もどこか子供っぽい。
 椎名ちゃんの理恵評は的確と言っていいかもしれない。ちょっとした悪戯心が湧き上がる。

「理恵、お姉ちゃんって呼んでいいのよ」
「呼ばないわよっ!」

 耳まで真っ赤にした理恵を前に椎名ちゃんと顔を見合わせて笑う。それから定期報告会が始まる時間まで、三人でいろんな話をして過ごした。

 そして数時間後、夕食時に合流した真由ちゃんを合わせた理恵たち三姉妹と私は地下にある大家さんと定期報告会が行われる部屋へと集まっていた。
 一番前で報告会の進行をしているのが大家さん。うふふ、なんだろう大家さんが目の前にいるというだけで、私の子宮が疼いてくる……身体が妊娠したがっているのかしら、ふふ、きっとそうね。大家さん以外の相手にここまで心も身体も妊娠を望んだことなんてなかったから初めての経験だけど、こんな経験できるのなら何度だって大家さんに妊娠させてほしいと思う。

「それでは今月の定例総会を始めます。まずは皆さんの報告を順番に。101号室の竹下さんからどうぞ」
「はい」

 一番前に座っていた小柄な女性が立ち上がる。お腹は膨れているように見えないので、妊娠初期かまだ妊娠してないのかと思っていると、どうやら三か月ほど前に長女を出産したばかりらしく、産まれたばかりの長女が順調に育っていることを嬉しそうに報告していた。
 そして、報告が終わるのかと思ったとき、竹下さんは嬉しそうに笑みを深くした。

「それと本日、産婦人科に検診に行きました。妊娠だそうです」
「ほんとっ?竹下さん、おめでとう!」

 竹下さんの妊娠報告に室内の女性たちから一斉に祝福の歓声があがり、拍手が鳴り響く。このマンションが出来てから一年、ほとんどの奥さんが大家さんの一人目の子供を出産したり妊娠しているが、最近は二人目の妊娠を報告する奥さんが増えてきたらしい。
 大家さんの子供を孕み、産み育てることが何よりも幸せな私たちにとって本当に喜ばしいことで、私も今夜妊娠させてもらえることが決まっているといえ、二人目を妊娠して嬉しそうな竹下さんの奥さんに羨望の眼差しを向けてしまうのは仕方ないことだと思う。

 ひとしきり祝福された竹下さんに続いて、部屋番号順に報告が進んでいく。奥さんたちは我が子が日々成長していく様子や妊娠中の経過を大家さんに次々と報告していく。

「それにしても、本当に女の子が生まれる確率が高いのね」
「まぁ、みんな女の子を産みたがってるから、いいことなんじゃない?」
「ふふ、そうね。女の子が多いのは、いいことよね」

 だって、大家さんの赤ちゃんを産む幸せは女じゃないと味わえないもの。愛しい我が子にもこの幸せを感じて欲しいと思うのは母親として当然のことだと思うから。
 もちろん男の子でも大家さんの子供であれば嬉しいと思う、だって大家さんの子供だし、将来、法律的に結婚できる年齢になったら子供同士で書類上結婚させておけば、椎名ちゃんみたいに学校を卒業するまで妊娠するのを待たなくてもよくなるかもしれない。
 だって在学中に妊娠したとしても、両親が前もって学校に働きかけて理解のある家族として積極的に協力してしまえばいいんだから。

「次、飯田さん」
「あ、はい。もうすぐ妊娠五ヶ月目に入ります。そろそろ安定期なので、奉仕活動からの復帰をお願いします」
「わかりました。それでは、来週あたりから予定に組み込んでおきますね」
「はい、よろしくお願いします」

 住人ではない私には奉仕活動が何をするのかわからなかったので理恵に聞いてみると、妊娠した奥さんは安定期を迎えるまで大家さんとのセックスを控えるようにしている。
 だけど、それだと数か月ほど大家さんの精液に触れられないことになってしまう。だから奉仕活動として、膣内射精以外の奉仕……フェラチオ、テコキ、パイズリ等を行うことで、大家さんを喜ばせる行為を身につけるということらしい。
 そんな風に説明を聞いていると、全員の報告が終わっていた。

「報告ありがとうございました。それでは今月は501号室の新井さんと102号室の下川さんに調整をお願いしますね」

 大家さんが指名した二人が頷いて報告会は終了する。
 ホワイトボードには今日現在の住人の状況が書き込まれていた。理恵を含めて二十八世帯全ての奥さん、総勢二十八人のうち一人目を出産済みなのは十八人、そのうち二人目を妊娠した奥さんが五人いる。まだ一人目を妊娠中の奥さんは理恵を含めて十人で来月出産予定の奥さんが三人、無事生まれれば大家さんの赤ちゃんは二十一人になる。

「それで……今日は残念ながら危険日の奥さんがいないということでしたが」

 大家さんの問いかけに、早速、今月のスケジュール調整当番の下川さんが応えた。

「ええ、ですから今日は家族や友人にお願いして来てもらってるんです。皆さん、よろしくお願いします」

 下川さんの声に理恵の隣にいた私を含めて五人の女性が立ち上がった。
 見た目、二十代後半から三十代の美人揃いで……うわ、私の隣の人、服着ててもわかるくらい胸が大きい、って、ちょっと大きすぎない?
 なんだか大家さんの視線が彼女だけに突き刺さってるような……大家さんもやっぱり大きい方が好みなのかしら。

「それじゃ、自己紹介でもしながら脱いでください。私も準備しますので」
「はい」
「脱ぎ終わったらまた集まってください」

 危険日を迎えて妊娠の可能性が高く、期待に満ちた表情を隠しきれていなかった私たちは大家さんの言う通りに談笑しながら服を脱ぎ始める。
 私の隣には何故か巨乳さんがいて……すごいなぁ。服を脱いでいないのに服の上からでもわかる。
 もちろん美人だし、目元の泣きボクロが妖艶な雰囲気を醸し出していて、私なんか相手にならないほど経験豊富なんだろうなと思ってると、私の視線に気づいたのか一瞬怪訝そうにしつつ、すぐに表情に笑みを浮かべて話しかけてきた。

「平井枝里子と申します。初めまして」
「綾瀬志乃です。初めまして」

 私たちが下着姿で自己紹介を始めると、そのことをきっかけにして全員が服を脱ぎながら自己紹介を始めだした。別に急がなければいけないということもないので、服を脱ぎ終わるまではのんびりとしたペースではあったけど。
 それで気づいたことなんだけど、みんな初対面だというのにすごく気が合うというか……やっぱり私たち全員がこれから大家さんに孕まされて、何度も子供を産むことになる仲間として共感するところがあるのかもしれない。
 巨乳で色っぽい三十一歳の平井枝里子さん、童顔で声が可愛いのに枝里子さんに負けず劣らずの巨乳の二十八歳の篠田瞳さん、403号室の奥さんと双子の二十七歳の大峰麻衣さん、女子高の英語教師の二十九歳の南野綾香さん、そして私の五人が今日これから人生初の妊娠を経験させられる。

「みなさん、準備はいいですか?」

 大家さんの声に視線を向けると、部屋の中央にできたスペースに大きな布団のようなマットが敷かれて、その周囲を理恵たちが興味深々の雰囲気を隠そうともせず取り囲んでいた。
 私たちは返事をすると、全裸のままそのマットの近く、マットの中央であおむけで全裸になって待っている大家さんの周りに集まった。

 ふふ、もう大家さんのおちんちん、大きく反り返ってる。やっぱり二十八人もの人妻を妊娠させるだけのことはあるわね……きっと住人だけじゃなく、私たちみたいに住人以外の女性も数えきれないほど妊娠させちゃうわね。
 女を孕ませるおちんちんはこうじゃなくちゃ……あ、みんな同じこと考えてるのかしら、今日妊娠する予定の枝里子さんたちはもちろん、周りで見ている奥さんたちもみんなうっとりとした表情で大家さんのおちんちんを食い入るように見ている。
 そうよね、皆さん大家さんの牝奴隷になって、大家さんに孕まされたんだもの。大家さんのおちんちんの虜になって当然……だから、あんな熱っぽい視線で見つめるのはよくわかるわ。これから孕まされる私たちだって、まだ膣内出しされてないのにもう虜になってしまいそうだから。

「それじゃ、始めましょうか。最初は……そうですね」

 大家さんの視線が私たちに向くけれど、大家さんの視線が枝里子さんに集中していたことに気付いてたから多分最初は枝里子さんなんだろうなと考えていた。
 正直、一番最初に選ばれるのは羨ましい。だって、少しでも濃い精液を注ぎ込んでほしいから……まぁ、一番最初だから精液が濃いのかどうかはわからないけれど、やっぱり気分の問題で一番がいいかななんて思ってるだけなんだけどね。
 そんな風に思っていると、大家さんは予想外に名前、そう……私の名前を呼んだ。

「うん、志乃さんにしよう」
「えっ?」

 予想外の私の指名、まわりを見るとみんなが私に注目していて……私の聞き間違いじゃなかったらしい。

「どうぞ、思う存分楽しんで、妊娠してください」
「あ、は、はいっ」

 手に触れてもいないのに、大家さんのおちんちんがびくっびくっと震えていた。それを見て、この五人の中で一番最初に膣内射精してもらえる喜びが湧き上がってくる。
 私は仰向けに寝ている大家さんにまたがると、すでにぐっしょりと濡れてヨダレを垂らしている膣口へと大家さんのおちんちんの先端をこすり付ける。私の愛液と大家さんの先走りでおちんちんの先端がぬるぬるとした感触に変わってくる。
 私は期待感に心躍らせてゆっくりと味わうように腰を落とした。

「んっ、ああっ、おっきぃ……」

 彼のモノではないおちんちんを初めて受け入れた興奮からか、私の膣内は大家さんのおちんちんを締め付けていた。それに、彼では届かない奥まで大家さんのおちんちんは届いて、彼のモノより一回り、ううん二回り位は大きい。このマンションの奥さんたちを全員孕ませた実績のある大家さんのおちんちんの先端は子宮口へとぴったりハマって、経験したことのない圧迫感に私に妊娠への期待を感じさせた。

「す、すごい、お腹、一杯」

 騎乗位がこんなに気持ちいいなんて。大家さんのおちんちんの大きさもだけど、私の体重で沈み込んだ身体が今まで届いたことのない場所を刺激してくる。腰を動かすたびに膣内のいろんな場所をおちんちんが擦りあげて、妊娠の可能性がある先走りの体液を膣内に染み込ませていく。
 まだ挿れたばかりで膣内射精までまだまだ時間があるというのに、一秒一秒妊娠の可能性が高まっていく期待と快感に身体がゾクゾクと震える。

「うふふ、志乃さん、羨ましいわ。ここ、大家さんので一杯」
「あんっ、だめぇ」

 快感に頭が真っ白になりそうになったとき、現実に引き戻すように枝里子さんが私の傍でしゃがみこむと下腹部へと手を当てて、少し押すように撫でまわす。私が膣内に呑み込んでいる大家さんのおちんちんの場所を確かめるように。

「これから、ここに精液がたっぷり注ぎ込まれるのね……卵子が排卵された健康な危険日子宮に」
「ああ、枝里子さん、そこ、押しちゃだめぇ」
「羨ましいわ、私たちの中で一番に種付けされるなんて」

 そう、私は今日妊娠する予定の女性の中で、一番最初に膣内射精される相手に選ばれた。もちろん、ちょっとだけ優越感を感じてしまうけど、そのことで枝里子さんや他のみんなに思うところなんてない。
 だって、今日妊娠する五人も、理恵たち周りで見ているマンションの住人の皆さんも大家さんの牝奴隷なんだもの。誰がどうなのかなんて関係なくて、私たちはただ大家さんに孕まされて子供を産むだけの存在でしかないのだから。
 それにしても、枝里子さんの手の動きが気持ち良くなってくる。最初は少しくすぐったかったんだけど、もうそんな感覚はなくてもっともっと揉みほぐして欲しいと思うようになってきた。

「ああっ、え、枝里子さんっ、もっと、もっと弄って、受精させてぇ」
「ふふっ、いいわよ。志乃さん、可愛いわ、んっ」

 枝里子さんは私の下腹部をほぐしてマッサージするように撫で回しながら唇を重ねてきた。私は大家さんに跨って腰を振ったり廻したり上下に動かしながら枝里子さんの舌に舌を絡めて応えながら初めての女同士のキスに熱中する。
 もちろん私には同性愛の傾向はないけれど、私たちの淫らな様子で大家さんが興奮して、精液を思いきり注ぎ込んでくれるのなら同性同士でのキスもありだと思う。

「あ、んっ、おっきくなって……」

 肛門を絞める様に意識すると自然と膣内が大家さんのおちんちんを絞めつける。大家さんの精液が今にも私を妊娠させようと準備しているのか、どんどん硬く大きく膨らんでいく。
 そして、急に大家さんが私の腕をつかみ引き寄せる。

「あっ、あんっ」

 私が大家さんの胸に倒れ込むと同時に背中へと左腕を廻して身体を密着させ、腰を突き上げてきた。

「ひっ、も、もう、イキそう、イクっ!」

 どんどん大家さんの腰の動きが激しくなっていく。私の身体は大家さんの左腕で固定されて動かすことができない、もう限界、そう思った瞬間、大家さんの腰が強く突き上げられ、そのまま一気に勢いよく落とされた。

「ひぐっ!」

 精液を飲みたい、妊娠したいと熱望し、大家さんのおちんちんを迎え入れるように下りてきていた危険日子宮を串刺しするかのように腰が落ちたときの勢いで射精直前のおちんちんが突き刺さる。
 そのままの体勢で大家さんの右手が私のお尻をつかむと、おまんこから溢れ出した愛液でぐちょぐちょに濡れていた肛門へと人差し指をするりと挿れてきた。

「はうっ!」

 予想外のことに私の身体は激しく反応し、肛門に侵入してきた異物を追い出そうと激しく締め付け、その結果膣内までも強く締め付ける。
 そして、射精直前の大家さんのおちんちんから精液を絞り出そうと膣肉がうごめく。

「出るっ!」
「あああーっ!」

 大家さんの声と同時に、ドクッ、ドクッと私の膣内のおちんちんが大きく脈動する。まるで心臓の鼓動のような動きはコンドーム越しの彼の射精なんて比較にならないほどの力強さで、私の胎内に新しい命を植え付けようと精液が注ぎ込まれていく。
 ギュッ、ギュッと精液を絞り出すように激しく締め付け、イッたばかりで敏感になっていた膣内に勢いよく精液が注ぎ込まれていく。生まれて初めての膣内射精、危険日真っ最中で本気で妊娠することを目的としての子作りセックス、この幸福感は普通に結婚するだけでは一生得られない、ましてや夫となる予定の彼とのセックスでも得られないし、この快感のためなら彼とのセックスなんて二度としたくない。
 私は大家さんの牝奴隷で、大家さんの赤ちゃんを孕み、産み育てるために生まれることができることに感謝した。

「ふふ、志乃さん、キレイよ」
「枝里、子、さん……」

 膣内射精の余韻にひたっていると傍で見ていた枝里子さんが私の腰あたりをゆっくりと撫でていた。覗き込む表情は欲情に染まっていて、枝里子さんも早く妊娠したいと思っていることがうかがえた。

「すごいわ、志乃さんのおまんこ、精液でグチョグチョ……きっと妊娠しちゃうわね」
「あん、だめぇ、見ちゃだめぇ」

 枝里子さんは大家さんの身体の上でまるでカエルのようにだらしなく拡げられた両脚の間を覗き込むと、見たままの状況を感心したかのような口調で私の羞恥心を煽るように大げさに教えてくれた。

「ほんと、だらしなくイッちゃって、キレイよ」
「羨ましいわ、こんなに射精されて」
「もう大家さん専用の種付け用おまんこね」

 枝里子さん以外のみんなも一緒になって覗き込んでいるみたいで、四人分の視線が私の種付けおまんこに集中しているのを感じて、あまりの恥ずかしさと興奮で身体が震える。

「それじゃ、次は……枝里子さんだね」
「はい」

 大家さんはそう言うと、私におちんちんを挿れたまま身体を回転させ私をあおむけにする。周囲で見ていた奥さんの一人からクッションのようなものを受け取ると私のお尻の下に敷いて腰を高くすると、精液ができるだけこぼれ出ないようにゆっくりとおちんちんを抜く。

 ブリュ……。

 それでも、大家さんのおちんちんが抜けるとき、私のおまんこから湿ったオナラのような音が出て、少しだけ膣内の精液がこぼれだした。
 私の周りでは理恵たちが甲斐甲斐しく動いて、私の腰を支えたりして、大家さんの精液ができるだけ溢れ出さないようにしてくれた。
 まぁ、大家さんの精液は濃いこともあって、一番奥で子宮口で密着したまま注ぎ込んでくれたから少々溢れ出てもきっと妊娠できるはず。

 ふと横を見ると、あおむけになった大家さんのおちんちんにフェラチオをしている枝里子さんの姿があった。私の愛液と大家さんの精液まみれのおちんちんを愛おしげに舐めて、すごく一生懸命に奉仕していて尿道内に残った精液もチューチューとわざと音を立てて吸っていた。

 私より五歳年上だけあって経験豊富のようで、同性の私から見ても本当に淫らな姿で……ふふ、大家さん、もう回復してる。さすが大家さん、私たちを孕ませる気満々みたい。
 枝里子さんは舌なめずりしながらゆっくりと大家さんにまたがって挿入していく。次の順番が早く来るといいんだけどと思いつつ、恵理子さんが激しく腰を揺らしているのを眺めていた。

 それから数時間後、今日十回目の膣内射精をしてもらって、さらに続けて膣内射精をしてもらうために呼吸を落ち着かせようと、カエルのように足を開いたままのだらしない恰好で荒い呼吸を繰り返していた。

 ブピュ……グチュ……。

 私が身体を動かしたり、深呼吸をすると同時に膣内からおならのような音がして精液が溢れ出す。膣内からドロドロと溢れ出す精液の感触が、私の膣内にどれだけ多量の精液を注ぎ込まれたのか教えてくれる。
 もったいないと思う気持ちと同時に、危険日を迎えた健康な若い女性に精液が溢れ出すほど注ぎ込まれた結果どうなるのかを想像して心が満たされていく。
 今日、私は絶対に妊娠したい。ううん、私は絶対に妊娠する。だから、もっともっと精液を注いで欲しい。私を、もうすぐ結婚する私を妊娠させて、私の子宮を大家さん専用の種付け用精液袋にして欲しい。だから体力の限界が来ても、意識を失って失神するまではもっともっと私の身体に大家さんの精液を注ぎ込んで欲しいと思う。

「もっとぉ、絶対、妊娠させてぇ」

 私は膣内から溢れてくる精液の音をBGMにかろうじて腰を左右に揺らして大家さんを誘う。大家さんは射精したばかりだというのに、私を妊娠させようという気合をみなぎらせて私の腰を掴むと、精液がとめどなく溢れ続ける膣内へと精液まみれのおちんちんを挿入してくる。

「ひぅっ」

 背中からのしかかられて、彼では届かないところまで挿入されておもわず短く呼吸音が漏れた。
 ぬるっという滑らかな感触と同時にすっかり形まで覚え込まされた大家さんのおちんちんが入ってきて、少しでも受精したいと迎え入れるように降りてきた危険日の子宮を突き刺すように押し上げる。
 熱くて太い大家さんのおちんちんがすりこぎ棒みたいに私の子宮をすりつぶすような動きで先端を密着させると子宮口をこじ開けるようにぐりぐりと擦りあげてくる。

「あうっ」

 まるで呼吸がとまりそうになるほどの圧迫感と、絶対に私を孕ませようと膣内で暴れて精液を塗り込んで染み込ませようとする動き。もちろん私も心から大家さんに孕ませてほしいと願い、今夜には必ず訪れるだろう妊娠という歓喜の瞬間を想像して身体を快感に震わせる。

「あっ、す、すごっ、いのっ、子宮、押し上げられちゃうっ、精液、染みこんじゃうっ」
「そうですよ。志乃の子宮はもう私の精液の味を覚え込みましたね」
「はっ、はいっ、志乃の子宮は大家さんの精液が大好物になっちゃったのぉ」

 私の身体を少しでも気持ちいいと思ってもらえるよう、お尻の穴を絞めるようにすると膣内も同時にキュッと絞まる。

「わっ、私のオマンコは大家さんのおちんちんの形に合うように変わっちゃったのっ」
「いいですよ、キュウキュウ締め付けてきて、そんなに私の精液で妊娠したいんですか?」
「しますぅ、妊娠したいのぉ、一杯産みたいのぉ」

 懇願、ううん、哀願といってもいい。涙と鼻水とヨダレ、身体から出てくるさまざまな液体がだらしなく溢れ出す。飼い犬が嬉しすぎておしっこを漏らすことがあると聞いたことがあるけど、私だって同じようなものだった。
 嬉しくて嬉しくて、体中の体液を漏らしてしまいそうだった。

「ああっ、出してぇ、中にっ、危険日子宮に中出しして孕ませてぇっ、あーっ!」

 大家さんの腰を掴んだ手が私のお尻を思いきり引き寄せた。私のお尻と大家さんの腰が密着したまま、ビクビクと痙攣のように身体が震える。また新しく元気な精子が私の胎内の奥、受精の瞬間を今か今かと待ち構えている卵子目指して注ぎ込まれた。
 何十億匹もの大家さんの精子がたった一つの私の卵子目指して殺到してる……なんて羨ましい。だって、何十億人もの大家さんに輪姦されちゃうなんて……でも、もしそんなことされたら私、気持ち良すぎて死んじゃうかも。

 私の横では、私と同じようにだらしない体勢で緩んだ表情の女性たちが失神している。枝里子さん、瞳さん、麻衣さん、順子さん……みんな今日私と一緒に妊娠する人たち。
 一番最初に失神したのは、意外にも一番経験豊富だと思っていた枝里子さんで、何度目かのキスしながらの膣内射精で電池切れを起こしてしまったかのようにくてっと脱力して失神してしまった。瞳さんなんてあの子供のような可愛い声で悲鳴をあげながらイクと同時に盛大におしっこを漏らしながら失神してたし……私だけが最後まで失神しなかったから、ご褒美に失神するまで連続中出しをしてもらえることになったんだけど、抜かないまま連続四回中出しされて、さすがに体力の限界、意識がだんだんと薄れてきた。
 それにしても、失神してるみんなに感心してしまうことがあった。無意識なのか彼女たちの手が下腹部を愛おしそうにそっと添えられている。私も薄れゆく意識の中、彼女たちがおそらく思っていただろう共通の思いを願いながら右手をそっと下腹部へと添える。

(……早く、受精してね。私の赤ちゃん)

 理恵たちが大家さんを取り囲んで、フェラチオをして精液まみれのおちんちんをキレイにしたり、身体を拭いてきれいにしたり甲斐甲斐しく奉仕するのをぼんやりとした視界の中で見ながら、ゆっくりと目を閉じて意識を手放した。



 それから、四年後……。

「んふ、んっ、今、あんっ、は、孕むぅ、ひぅっ!」
「うっ!」

 どくっ、どくっ、という感覚と共に私を抱え上げて、俗にいう駅弁スタイルのまますっかり大家さんの中出し専用となった私の危険日子宮に今日最初の濃い精液が注ぎ込まれた。

「んっ、あ、し、染み込んでるのぉ、娘たちの前で、夫の前で、孕まされてるぅ」

 私の妊娠宣言に目の前で私と大家さんの子作りセックスに熱い視線を注いでいた夫は嬉しそうに笑みを深めた。今まで三人の可愛い娘を授かったのだから、四人目を授かることが嬉しくないはずがない。私もまだまだ三十歳を超えたばかりだし、まだあと二人、ううん三人くらいは子供を産みたいと思ってるだけに、夫以上に子供を授かることが嬉しくて仕方ない。

 私は初産が二十六歳と少し遅かったので、できるだけ間を開けずに大家さんの赤ちゃんを次々と産みたいと考えてる。
 私の危険日を迎えた子宮が少しでも大家さんの精液を飲み込めるように、身体全体で搾り取るようにぎゅっと抱きついて膣内を締め付ける。必死に妊娠しようとする私の姿を見た夫は懐かしそうに表情を緩めた。

「懐かしいな。春香を妊娠したときは見られなかったけど、夏美や千秋のときを思い出すよ」

 そう、長女の春香は理恵のマンションに遊びに行ったときに管理組合での種付けで妊娠した私たち夫婦の最初の子供。ちょうど結婚前だったこともあって、夫は残念ながら私が妊娠する瞬間に立ち会うことができなかった。
 だけど次女の夏美からは夫に妊娠する瞬間に立ち会ってもらっている。だって既婚女性が妊娠することは義務と言っていいほどの重要なことだし、夫には愛する家族が生まれる瞬間はもちろん、受胎という新たな家族が芽吹く神秘的で神聖な瞬間にも立ち会って欲しいかったから。

 実は春香を出産してしばらくして最初の危険日を迎えた日を見計らって、理恵のマンションに夫婦一緒に遊びに行くという理由で夫を連れていったとき、初めて春香が大家さんの子供であることを夫に教えた。
 あのときの夫の喜びようったらなかったわ。だって春香がどんな子であったとしても娘として愛していることに変わりはないけど、自分の遺伝子を受け継いだことで将来苦労して不幸になるんじゃないかと心配をしていたのに、実は大家さんのような最高の男性の子供だったなんて思ってもいなかったから。
 夫は、大家さんが私を孕ませて春香という大切な娘を授けてくれたことに『ありがとうございます』と涙ながらに感謝して、今後も妻を精液便所扱いでかまわないから遠慮なく精液を注ぎこんで孕ませて欲しいとお願いしていた。
 大家さんはそんな夫にこれからも私を孕ませることを約束してくれた上に、私から『夫にはこれから私が孕まされるときはぜひ同席して妊娠の瞬間に立ち会わせたい』というお願いを快く了承してくれた。
 それからは夫の目の前で大家さんに妊娠させられる瞬間を見てもらうようになった。それに『夫の目の前で妊娠すること』が私たち夫婦がいまだに新婚夫婦のように仲が良い秘訣だと言っていい。
 もちろん、夫婦仲を保つ秘訣が『夫の目の前で妊娠すること』だなんて本当のことは恥ずかしくて誰にも言わないけれど。

「あなたぁ、もうすぐ赤ちゃん、孕ませてもらえるのぉ」

 どくどくと勢いよく注ぎ込まれる精液の感触に蕩けそうになりながら、私を熱っぽく見ているだろう夫に向けて宣言する。
 今回で四回目の経験だからわかる。根拠なんて全然ないけれど、今朝目覚めてからずっと、これから私の胎内に新しい命が宿るという確信をずっと感じていて、大家さんの目の前で服を脱ぎながら夫には妊娠の予感を伝えていた。
 夫も私の妊娠の予感を信じているのだろう。大家さんの精液をたっぷり飲み込んで、今にも受胎しようとしている卵子が泳ぐ下腹部を早く受胎して欲しいと促すように愛おし気に撫でている。

 そういえば初めての妊娠のとき、一緒に妊娠した枝里子さんが同じようなことをしてくれたのを思い出した。
 枝里子さん、元気かしら。別れ際に、ちょっとがんばって四十歳まで毎年妊娠して十人は産みたいって言ってたけど……さすがにマンションの住人じゃない人とはなかなか会う機会がなくて、他の三人には偶然会う機会があったんだけど、枝里子さんだけはあの日以来会うことができなかった。
 枝里子さんを含めて全員妊娠したことだけはわかっているんだけど、あのときの五人で一度同期妊娠会でも企画しようかしら、できれば大家さんにも参加してもらって、あのときみたいに全員孕ませてもらうとか、あ、今度は全員で夫の前で種付けされるのもいいかも、ふふ。

「志乃、嬉しいよ。一度も俺が射精したことのないキレイな志乃の子宮にまた種付けしたもらえるんだね」
「ええ、そうよっ。私の、子宮は、大家さんのぉ、精液専用の子宮なんだからぁ」

 まだ私の膣内で射精の余韻に震えている大家さんのおちんちんの脈動を感じながら、ギュッと手を握って愛情を示してくれる夫に笑みを返す。
 本当に私は幸せな女だと思う。理恵という親友を得ることができなければこんな幸せな夫婦生活は営めなかったかもしれない。だけど、私はこうして大家さんに既に三回も孕まされ、四人目の子供をこれから妊娠することができる。
 それに今日、結婚記念日が危険日に重なることもあって、夫が私への結婚記念日のプレゼントとして大家さんに四人目を孕ませて欲しいと内緒でお願いしてくれていたことも嬉しい出来事だった。
 もうお互い三十歳を迎えたというのに、妻を目の前で孕ませて欲しいなんて大家さんにお願いするなんて……正直、恥ずかしいというか、でも心から私を愛してくれていることが伝わって本当に嬉しかった。この人と結婚して良かったと心から思う。

「あなたっ、愛してるわ。私が早く妊娠するように、キスしてぇっ!」
「ああ、早くここに大家さんの赤ちゃんを孕むんだよ……んっ」

 夫はさらに私の下腹部を軽く揉むように撫でる。私の卵子を大家さんの精子まみれにして染み込ませて少しでも早く受精してほしいと願うかのように。
 私はもう少しで確実に訪れるだろう受精の瞬間を予感しながら考えていた。もっと早く……例えば理恵の妹の真由ちゃんや椎名ちゃんの年齢で大家さんという最高の男性に出会うことができれば、もっと赤ちゃんを産んで夫を喜ばせてあげられたのに、と。
 真由ちゃんは二十四歳の誕生日祝いに六人目を妊娠、椎名ちゃんは成人式のお祝いに三人目を妊娠していた。私と同い年の理恵は先日五人目を産んだばかりで、少し身体を休めて万全の体調になればすぐにでも六人目を妊娠するんだと張り切っていた。
 私は理恵よりも少し遅れてしまったこともあって、やっと五人目を妊娠……まだまだ若いつもりだし、同じ歳の理恵ががんばっているんだから私も負けないよう頑張るつもりなんだけど、焦る気持ちがまったくないわけじゃない。

 だけど……私が視線を動かすとソファには興味津々で私と大家さんの子作りセックスを見つめている長女の春香。あと数年で初潮も来るだろうし、十年後には妊娠するのに問題ない女性らしい身体に成長するはずの娘がいる。
 その横には次女の千秋、三女の美夏が大人しく並んでいる。母親の私だけでなく、お姉ちゃんの春香の言うこともよく聞く素直な私の可愛い娘たち。
 もちろん、全員春香に続いて大家さんの牝奴隷として私みたいに大家さんの赤ちゃんを妊娠することになるし、もうすぐ私の身体に芽吹く新しい命も三人のお姉ちゃんたちに続くことになる。
 できれば私も娘たちと一緒に妊娠して、娘たちと一緒に女に生まれた喜びを共有したいけど……私の年齢の方が間に合うかしら。

「あんっ」

 そんな叶えば幸せな未来を考えていると、膣内に挿れたまま回復を待っていた大家さんのおちんちんが私の膣内で震えた。まだまだ私を妊娠させる気満々で、私たちの結婚記念日のお祝いのためにがんばってくれる大家さんには感謝しても感謝しきれない。
 ふふ、大家さんって本当にいい人よね。私たち夫婦は大家さんのマンションに住んでるわけじゃなくて、ときどき理恵のところに遊びに来るだけなのに。こうして住人の友人夫婦の幸せのために、三人も娘を産ませてくれた上に四人目まで。
 私は夫と握り合っていた手を放すと、大家さんの首の後ろに腕を廻してしっかり抱きつくと軽く開いた唇を大家さんに押し付けるように重ねる。

 んちゅっ、ちゅっ、くちゅ

 舌を絡める激しいキス、私の吐息と唾液と舌の絡まる音が部屋に響く。その様子を夫は間近で嬉しそうに見ていた。

「そんな熱烈なキスされたら、さすがの俺もちょっと嫉妬しちゃうなぁ」
「んっ、ふふ、ごめんね。でも、これは私たち夫婦を幸せにしてくれる大家さんへの感謝のキスだから、少しくらいはいいでしょ?」
「まぁ、志乃が俺のこと愛してくれてるのは知ってるからね。特別に許してあげるよ」

 大家さんに孕まされながら、じゃれつくような甘い夫婦の会話、ふふ、ほんと私たち夫婦ってまだまだ新婚気分が抜けないわね。
 黙って夫婦の会話を聞いていた大家さんのおちんちんが私の膣内で固くなっていき、びくっと震えた。よかった、大家さんは私たち夫婦の会話に気分を悪くしてないみたい。

「すみません、大家さん。せっかく孕まされてもらってるのに夫とばかり話して」
「いいんですよ。今日はお二人の結婚記念日なんですから」

 大家さんはやさしく笑みを浮かべて、腰をゆっくりと動かしながらそう言ってくれた。
 本当にいい人すぎて……もし私が結婚してなかったら大家さんと結婚してもいいのに……あ、いけない。せっかく大家さんも私たち夫婦の結婚記念日を祝福してくれているのに、そんな夫を裏切るようなことを考えるなんて。
 私は大家さんの牝奴隷で充分、私は内心の気まずい思いを誤魔化すように再び夫へと手を伸ばす。すると夫はすぐに私の手を握り返してくれる。

「大家さん、お願いします。今日、また私を母親に……妊娠する喜びを味あわせてください。あっ」

 私のお願いを了承するかのように、大家さんの固くて大きな、私の子宮に何度も種付けをして三回も孕ませた優秀なおちんちんが、また妊娠させて欲しいと懇願するように下りてきた危険日子宮を押し上げる。
 すっかり大家さんのおちんちんの形を覚え込まされた私のおまんこは精液を絞り出すのに最適の力加減できゅっきゅっと締め付けていた。
 すでに何度も注ぎ込まれた精液のぐちゅぐちゅという湿った音が激しく部屋に響いて淫猥な空気を満たしていく。

「あっ、いいっ、いいのっ、精液がぐちゅぐちゅ言ってるっ、染み込んでるっ」
「ああ、孕めっ、これからも俺の子だけを産めよっ」

 優しい大家さんが珍しく強い命令口調で私に向かって叫ぶ。やっぱり大家さんも男性だからこうして激しく私の身体を求めるところを見せてくれると嬉しく感じる。
 だけど、少しくらい激しいだけじゃ足りない……もっともっと、私の身体は大家さんのものであることを言葉にして教えてあげないと。

「はいっ、産みますっ、大家さんだけに孕まされますっ、夫とは絶対子作りなんてしませんっ!」
「俺だけなんだなっ」
「さ、させませんっ、一生、夫には私以外の女とも一生セックスさせませんからーっ!」

 そう、夫は真面目に仕事をしてくれるし、子育ても積極的に手伝ってくれる父親としては素晴らしい人。だけど、生物のオスとしてはどこにでもいるような普通の男でしかない、だから夫に子を残すほどの価値はない。
 私はもちろん、私以外の女にも夫の子供を産ませるような不幸な目にあわせるわけにはいかない。女であれば大家さんのような素晴らしい男性の子供を産むべきなのだから。

「あーっ、くるぅ、くるのっ、じゅ、受精しちゃうっ、孕んじゃうっ!」

 握った夫の手を無意識にはねつける様に離す、両手両足で大家さんのたくましい身体にしがみつく。大家さんのおちんちんの先端がすっかり大家さんのおちんちんの形に合うように形を変えた子宮口にぴったりと密着した。

 どくっ、どくっ

 次の瞬間、大家さんの身体の痙攣に合わせて重い感触と共に精液の塊が銃弾のように子宮に向かって打ち込まれる。意識して動かすことなどできない胎内の子宮が私の『妊娠したい』という意思のもと、卵子の元に精子を届けるべくちゅーちゅーと精液を吸い込むイメージが私の頭の中で映像として再生される。
 大家さんのおちんちんは一滴残らず私の危険日子宮に種付けしようとびゅくびゅくと精液を吐き出してくる。

「ああっ、だめぇ、くるのっ、きちゃうっ、ひぃっ」

 理屈では説明できない感覚が精液が注ぎ込まれる何度目かの瞬間に感じて、思わず声が裏返ってしまう。
 この感覚は絶対そう、調べなくてもわかる。言葉では説明のできない本能からくる幸福感と満足感。私はぼんやりとした視界の中で夫の姿を求めて手を伸ばす。
 するとすぎぐに夫の暖かい手が私の手を包むように優しく握られる。

「あなたぁ、今、わたし、妊娠、しちゃったぁ」

 そう、この瞬間、私は四人目を孕んだことに確信を抱いていた。
 今、私は新しい命を再び産む権利を得たのだと。また一年近い期間を大家さんのような素晴らしい男性の子を胎内で育て、出産の激しい痛みさえも幸福な記憶として記憶に刻みこみ、愛する夫と共に子供を育てることができる。

「ああ、嬉しいよ。志乃」

 夫が優しく私の手を握り返してくれる。
 だから、夫の手の温かさや大きな愛情に、ほんの一瞬、何故か胸の奥で痛みを感じてしまったのはきっと気のせいだと思う。
 そう、だって大家さんに妊娠させられるなんて、女にとって最高に幸せなことなどないのだから。

 だから、気にもならない程度の小さな痛みなんて気にすることもなく愛する夫に甘える。まるで結婚前の恋人時代にプレゼントをおねだりするかのように……。

「ね、あなた」
「なんだい?」
「私、あと三人は欲しいな」

 夫は私の言葉に戸惑いも見せずすぐに返事を返してくれた。

「ああ、三人と言わず、もっともっと産んでもいいよ。僕も子育てがんばるからさ」

 ああ、私はこの人と結婚できて本当に幸せ。
リンカーン中田氏にご感想、ご要望を一言。