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我が家の『性』長記録 第5話『白濁』

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 涼香がそれに気づいたのは、いつものように洗濯をしようとしたときのことだった。なぜか、わざと意図したかのように洗濯物の一番上に置かれた秀也のブリーフ、昨夜一緒に風呂に入ったこともあり脱いだものをどのように置いたかは覚えており、そのブリーフが風呂からあがって以降に置かれたものであることはすぐに気づいた。
 怪訝に思った涼香がその一番上に置かれたブリーフを手に取った瞬間、そこに違和感……たった一枚のブリーフにしては重さがあることに気づいた。

「あら?」

 微かな重さの違い、涼香は秀也のブリーフを両手に取るとその違和感に間違いがないことを確信した次の瞬間、涼香はその匂いに気づいた……その匂いの正体は涼香にとって嗅いだことのある匂いであり、そして初めて嗅ぐ匂いだった。

「あ、ああ……これ、この匂い」

 涼香はその匂いの正体に気づいた瞬間、下半身の力が抜けてしまい腰砕けになってしまう。それでもなんとか洗濯機を支えに崩れ落ちることなく耐えた。
 それでも足下がふらついたままなんとか耐えている状態でしかないのだが、涼香はそんなことはどうでもいいとばかりに手に持ったブリーフを愛おしそうに見つめると熱に浮かされたような吐息を甘く漏らした。

「秀也の、精液……」

 元々子供好きだった涼香、秀也を産んでから初めて胸に抱かせてもらったとき、あまりの愛おしさに涙がこぼれるほど感動した。
 言うまでもなく、この頃の秀也に向けられている涼香の愛情は確かに母性からくるものだった。しかし、その愛情の方向性が今となっては明らかに変化してしまったのは『我が子への授乳』という母親として当然の行為をおこなったことがきっかけだった。
 秀也はあまり泣かない子で、子育てはかなり大変だと覚悟していた涼香にとっては肩すかしではあったのだが、まさかその手のかからない子に授乳することによって『女』として刺激されてしまうことになるとは予想もしていなかった。
 毎日何度も与えられる性的な刺激、秀也にとって無意識の行動であると思っている涼香は、秀也によって与えられる快感を『赤ちゃんのすることだから仕方ない』『母乳で育ててあげたい』『気持ち良く感じるのは自分の問題で秀也が悪いわけじゃない』等々の自分に対しての言い訳がいつしか涼香を堕としていく結果となってしまった。
 日々成長していく我が子を見る涼香の目は、愛おしい我が子を見るというよりも、愛する異性を見る目……いや、そんな生やさしいものではない。完全に従属した牝、まるで飼い犬が絶対的な飼い主に向ける目で我が子を見るようになっていた。

 もちろん、涼香の心が秀也への従属に染まってしまった以上、その思考が母性を逸脱した近親相姦という愛情であること、それが禁忌を犯すものであるということは十分理解している。
 しかしそのことに後悔や疑問などまるでなかった。それどころか、夫へ感じる家族としての愛情とは別に素直に受け入れてしまっていた。
 自分は秀也の牝奴隷になるために、秀也を産んだのだ……と。

 しかし、そんな揺るがない秀也への愛情を抱いた涼香であっても、どうしても不安に感じてしまうことがひとつだけあった。

 それは年齢差によって生じる避けられない問題、いくら涼香が望んだとしても秀也を産んだのが二十五歳である以上、秀也との年齢差はそのまま涼香の年齢となってしまう。秀也が一歳成長すれば、涼香は一歳年老いてしまう。
 小学生になった秀也と一緒に入浴するとき、秀也は涼香への愛撫で何度も何度もイかせてくれるし、涼香の身体に興味を失ったかのような様子は伺えなかった。授乳が必要なくなってからもおっぱいを吸ってくれるし、涼香が気持ちいいと思ってくれているかどうかを確認しながら、気持ちよくしてくれるようにもなった。
 それでも男の子から男へと成長した秀也が涼香以外の牝奴隷たちも抱くことができるような身体に成長したとき、涼香の身体が秀也にとって魅力的な牝奴隷でいられるのかどうか……それだけが唯一の不安だった。

 その不安が今、この瞬間に解消された。
 涼香と美弥子と佳奈、秀也の牝奴隷へと堕ちていった彼女たちは揃って秀也との年齢差を自覚し、秀也に相応しい牝奴隷であるためにと心身共に実年齢よりも若く維持するための努力を続けてきた。
 その甲斐もあってか、三人共が実年齢より十歳以上は若く見られる容姿を保っている。実際、三人がそれぞれウィンドウショッピングを楽しんでいるときに、高校生に女子大生と思われてナンパされたことは日常茶飯事のことだった。

 そして、ついに涼香が待ち望んでいた秀也が大人の男としての第一歩である精通を迎えた。
 それが何を意味するのか……既に堕ちきってしまい秀也の牝奴隷にされたいと思うようになっている涼香が望むことはただひとつ、秀也によって永遠に消えない『妊娠』という証を子宮に刻みつけて欲しいという願望。
 秀也が男として……いや、牝奴隷たちの支配者としての第一歩を踏み出した証として、涼香は誰よりも早く『ご主人様』の精子によって妊娠し、支配者であるご主人様の血を継ぐ子供を胎内で産み育てたいという牝という動物の本能としての願望だった。

 ちなみに涼香に限らず秀也をご主人様として一生を捧げることを誓っている美弥子も佳奈もこうした願望を持っていることは言うまでもない。
 男から見れば女に対しての支配欲を満たす行為は様々ある。女性と合意の上である『和姦』か、女性の意志を無視した『強姦』によるものか、あるいは『破瓜』『願射』『飲精』『ぶっかけ』『中出し』と呼ばれる様々な行為そのものにこだわることによって、男女それぞれが自分自身の様々な感情や欲望を満足させていく。

 しかし、精神的な満足感ではない部分で男と女で大きく違う点がひとつだけある。
 それは身体に起きる変化……性行為の結果としての『妊娠』という結果。男は自身の意志によって女を妊娠させるか妊娠させないかをほば確実に選択することができる。
 一方、女の場合は違う。合意の上でお互いが求めようが、どれだけ拒絶しようが、女性として妊娠の準備ができている身体であれば、胎内に射精されることで妊娠してしまう可能性を避けられない。
 そして妊娠してしまえば、例え中絶したとしても妊娠したという事実は絶対に消えない。女にとって望まない妊娠であれば心身共に深い傷として残るし、望む妊娠であれば愛情の証として残る。
 男は妊娠させたことに傷や証を感じることはないが、女にとって身体から妊娠したという事実は死ぬまで消え去ることはない。
 だからこそ、牝奴隷たちはご主人様と決めた秀也によって一生消えない証を、牝奴隷として全てを捧げた証として子宮に妊娠という事実を刻み込んで欲しいと願うようになっていった。

 そして、三人の中で妊娠への願望がもっとも強いのは涼香だった。秀也を産むためだったとはいえ、夫の精子によって妊娠してしまった事実は一生消えない傷であり証でもあった。
 もちろん、夫を普通には愛してはいるが、秀也の牝奴隷としての意識が強くなっていくにつれ秀也を裏切っているような罪悪感を抱くようになっていた。
 秀也を産むために妊娠したのに、その妊娠に罪悪感を感じてしまうという矛盾……だからこそ、秀也の子を妊娠することによって、秀也以外の男によって妊娠させられてしまった罪悪感を少しでも消し去ってしまいたいと願っていた。

「……ああ、この匂い」

 涼香はまるでハンカチを口元に当てるようにして秀也のブリーフを顔に当てる。そして、深く息を吸い込んで、待ち望んだ秀也が牡である証拠を胸一杯に吸い込む。
 その瞬間、再び腰が抜けそうになり崩れ落ちる。しゃがみ込んだ姿勢のまま、じっとしていると下腹部にまるで心臓が移動してしまったかのようなドクンドクンという脈動に似た疼きを感じてしまう。

「精液が……こんなにいい匂いだなんて」

 どちらかと言えば精液の匂いはあまり好きではなかったし、好奇心から一度夫の精液を口に含んだこともあるが苦く感じただけで、あまり飲んでみたいと思えるものではないという印象しかなかった。
 そのせいか涼香から進んでフェラチオをしようと思ったこともないし、夫も人並みに性欲はあったが、どちらかといえば淡泊なほうで、あまり涼香に強く出るタイプではなかったこともあってフェラチオを要求することもなかった。
 しかし、秀也の精液は違った。秀也の精液の匂いを嗅いだだけで、涼香は完全に発情しきっていた。秀也にフェラチオをしてあげて、思う存分口の中に射精してもらって、舌でじっくりとその濃さを味わってから、喉をごくりと鳴らして飲んでみたい。できることなら、秀也が満足するまで無理矢理口を犯し尽くして欲しい。
 涼香は今この瞬間、火がついたように精液を求めていた。もちろん、涼香が求めているのは秀也の精液だけに限定されるものであるからこその興奮……何年も待ち望んだ夢が今日、この日をきっかけに現実のものになるという歓喜に支配されているに過ぎない。

「匂いだけで、妊娠しちゃいそう」

 冗談ではなく、涼香は本気でそんな風に思っていた。危険日でもないのに、秀也の精液の匂いを嗅いだだけで排卵してしまったかのようにぞくぞくと身体が震える。
 もう抑えきれなかった……涼香は秀也のブリーフに残る精液のしみに舌を伸ばす。興奮に全身を震わせながら舌先がブリーフのしみに触れた瞬間、涼香の全身に電気が走ったかのような衝撃が走り抜けた。

「ひぃっ!」

 その衝撃に腰砕けになり、今度は身体を支えることもできずにその場へ崩れ落ちた。精液のしみを舐めただけで絶頂を迎えてしまい倒れ込んでしまった涼香だったがその口元に当てた秀也のブリーフは手放さなかった。
 ハァハァと呼吸を荒くしながら洗濯機の置かれた浴室の脱衣所の床に倒れ込んだまま、身体をもぞもぞと動かしていた。涼香の頭の中にわき上がったのはただひとつ……『足りない』というものだった。

「欲しい……秀也の精液、子宮に、欲しい」

 既に数時間経過してしまったために秀也の精液はしみとかすかな残滓しかない。涼香はトロンと蕩けたような欲情に満ちた視線で秀也のブリーフに残った精液を指先に擦りつける。
 指先を濡らす程度しか残っていない精液が微かに涼香の指先に擦りつけられ、その指先を涼香はその蕩けた視線で見つめる。

「これで、秀也に妊娠させてもらえる」

 床に仰向けになったままの涼香はその指先を愛おしそうに見つめた後、スカートをまくり上げ、飾り気のないショーツを足首まで下ろすと平泳ぎで足を引きつけたときのようにヒザを曲げて足を大きく拡げる。秀也の精液のしみを舐めただけでぐっしょりと濡れて準備を整えた膣口を精液で濡らしていない反対の手の指で大きく開くと、精液で濡れた指をゆっくりと挿入していく。

 ぐちゅぐちゅという濡れた膣壁をかき回すようにして、涼香の指が奥まで挿入されていく。もちろん、指が子宮口に届くようなことはないが、一番奥までゆっくりと指を挿入っしていく。

「あ、んんっ、秀也の精液、入っちゃったぁ」

 ぞくぞくとした快感が全身を走り抜ける。指先を濡らしただけの少量の精液で妊娠などできはしないことは欲情で蕩けきった頭でも理解できている。それでも秀也の精液を胎内に受け入れたという事実に涼香は満たされていく……妄想に染まった涼香の脳裏に卵子を目指して胎内を泳ぐ何億匹もの秀也の精子たちの様子が思い浮かぶ。

「秀也っ、膣内に、膣内にもっと出してぇっ!涼香をっ、涼香を孕ませてぇっ!」

 指に塗った精液を膣内に全てに行き渡るかのように隙間無く塗りたくるようにして激しく動かす。ぐちゅぐちゅという音が朝の日差しの入ってくる脱衣所に響く。

「は、早く孕ませてっ!秀也の本当の牝奴隷にしてぇっ!」

 涼香はもう秀也の赤ちゃんを妊娠する明るく希望に満ちた未来を現実味を帯びて見つめていた。
 お腹の子が秀也の子であることを知らない夫に気遣われながら、満足感と幸福感に満たされた日々の中、秀也の最初の赤ちゃんを産む。産まれた赤ちゃんは秀也と涼香の良いところを引き継いだ将来が楽しみな美しく可愛い妹、言葉を話せるようになった頃には『お兄ちゃん、お兄ちゃん』と秀也に懐き、従妹の美樹と一緒になって秀也に抱きついて甘える姿を……。
 そして、涼香が産んだ秀也の妹たちが成長し、大人になりますますご主人様としての風格を見せるようになった秀也に、年齢的に子供を産むことが難しくなった涼香が見守る中、涼香の代わりに秀也に処女を捧げ、妊娠を望みながら喜んで身体を開いていく。

「ああっ、秀也っ!秀也っ!」

 激しく指を動かしているうちに涼香の腰がだんだんと浮いてくる。本能なのだろうか、絶頂に向けて少しでも多くの精液を迎え入れようと、腰を浮かしているのかもしれない。
 涼香の目には、ひざをを抱えて激しく腰を動かしている秀也が射精の予感に少しでも妊娠の確率を高めようとして、激しく涼香の子宮を突き上げている姿が見えていた。

「出してっ、膣内にっ、涼香の危険日子宮に種付けしてぇっ、妊娠させてぇっ!」

 涼香の膣内の指がまるで射精するかのように脈動しているかのような感覚、もちろん指に変化はないが涼香の膣内がまるで痙攣を起こしたかのように指を締め付けているためにそう感じてしまったのだが、イきそうになっている涼香には膣内の指が射精寸前の秀也のペニスのように思いこんでいた。

「ああっ、涼香の膣内にちょうだいっ、秀也の精液でいっぱいにしてぇっ!」

 涼香の目から涙がこぼれ落ち、口の端からはよだれを零している。気が狂ったかのような惚けた表情、秀也の子供を妊娠する予感に涼香の子宮に連動するように、膣壁はまるで歯磨き粉のチューブを搾るかのような動きで涼香の指を締め付けていく。

「イクっ、イっちゃうっ!」

 ブリッジをするように涼香の背中が反らされ、全身が跳ねるようにビクビクと震える。今までに感じたことのないような絶頂感、それが涼香の指に微かに触れた秀也の精液にあることは言うまでもない。

「ああっ、ひぃーっ!」

 一瞬にして全身が痙攣したかのように硬直し、次の瞬間には全身の力が抜け、床へばったりと倒れ込む。横になったままの涼香は、ハァハァと荒い呼吸を繰り返しながらすぐ側に落ちている秀也の精液が染みこんだブリーフを再び口元に当てる。

「ん、秀也ぁ、はぁ……早く、秀也の赤ちゃん、孕ませてぇ」

 それからしばらく、涼香は秀也の精液の匂いを覚え込むかのように口元に当てたまま何度も深く吸い込み、口元から離さない。
 まるで麻薬のように、涼香を酔わせ、虜にしてしまう匂い。
 秀也の匂いであればどんなものでも受け入れてしまうが、その中でも精液の匂いは格別のものだった。年齢を考えれば恐らく片手の回数程度しか秀也の赤ちゃんを産むことはできない涼香にとっては尚更大事に思えるのかもしれない。
 だからこそ、涼香を牝にし、女にし、母にしてしまう秀也の精液は涼香にとって大切なものだった。一滴さえも無駄にせず身体に受け入れたい、涼香の身体の全てを秀也の精液漬けにしてしまいたい……そんな欲情に満たされていく。

「次の危険日、秀也の誕生日あたりに重なるわね……ふふ、誕生日プレゼント、妹にしようかしら」

 涼香は秀也を妊娠して以来、精液を受けたことが一度もない子宮のあるあたりの下腹部を愛おしそうに撫でさする。

「秀也のための身体なのに、十年も待たせちゃったわね」

 その日一日、涼香は上機嫌で過ごした。もちろん美弥子と佳奈には秀也に精通があったことはすぐに連絡しておいた。電話で伝えた美弥子は単純に喜んでいたが、直接伝えに行った佳奈は涼香以上に歓喜の感情が盛り上がりすぎてしまったのか、涼香の目の前で失神してしまったのはMな傾向のある佳奈らしい話ではあったが……。

 ちなみに涼香はこの日からますます若く美しく見えるようになった。そのおかげで夜、夫に求められる回数が増えてしまったのは涼香にとって少しだけ悩みの種となった。
 涼香が秀也の牝奴隷になることを決めてから、夫には避妊具なしで膣内射精させることはなくなっていたのだが、秀也が精通を迎えた以上、秀也が涼香を妊娠させることができるようになれば秀也の赤ちゃんを妊娠してから夫に中出しさせれば誤魔化せるので気を遣う必要がなくなる。

 ただ、涼香の今回限りのわがままと言ってもよかったのだが、秀也の最初の赤ちゃんだけは妊娠した後でも夫の精液を一滴も受け入れたくないと考えていた。それは秀也の牝奴隷でありながら、秀也を妊娠するために夫の精液で妊娠してしまったという、矛盾した罪悪感を払拭するための儀式とも言えた。

 一方、何も知らない夫が向ける涼香に対する目は平和そのものだった。
 それは当然のことだろう、年上の夫としては美しく若さを保っている妻を他の男たちが放っておかないかもしれないという意識はあるし、実際不安に思うこともある。
 事実、美弥子たちが遊びに来たときに、涼香と一緒に街を歩いていたら若い男にナンパされたという話を何度も聞かされた。そんな魅力的な異性である涼香だが、当事者である涼香は夫以外の他の男には一切興味を持つ様子がない。テレビの二枚目俳優にも別に興味がないような反応が返ってくるし、夫婦生活でも涼香の方から求めてくることもある。
 唯一、息子の秀也を溺愛している節があることは認めるが、夫から見れば苦笑する程度のものでしかない。
 この状況で夫に妻の『浮気』を疑えと言われても無理だし、涼香にとっては『浮気』などという軽いものではないのでボロも出ない。
 夫から見て、家事も子育てもそつなくこなす涼香に信頼を寄せるのは当然であるし、秀也が生まれる前ほどの新婚気分はさすがに無いが愛情も冷めているように見えない。涼香の本心を知れば悲惨なことではあるが、気づかなければ何も問題のない平穏で幸福な日々を過ごしていると感じるのは仕方のないことだろう。

 そして、ついに全てが始まる日……秀也の十歳の誕生日を迎えた。
 涼香の予定通り、身体は最高の状態を迎えている。ずっと記録しつづけた基礎体温表も危険日中の危険日を示していたし、今朝目覚めてから涼香の下腹部あたりは妊娠の予感にずっと疼きっぱなしだった。
 そんなことはあるはずもないのに、卵子の状態が全て把握できているかのような感覚がある。秀也を妊娠したときにしても身体がここまで敏感な状態になったことはなく、涼香にとっては初めての経験だった。
 妊娠させてもらうと決めた秀也の十歳の誕生日をこんな最高の身体の状態で迎えることができるなんて……涼香は秀也の牝奴隷としての運命を強く感じていた。

 牝奴隷の涼香は今日、絶対にご主人様に妊娠させてもらえる……と。

「聡志さん、私までご招待していただいてありがとうございます」
「私までご招待してもらえるなんて嬉しいです」
「いえいえ、美弥子さんは涼香と仲良くしていただいてますし、佳奈さんはお隣で秀也も懐いてますしね」
「そうそう、遠慮なんかいらないから美弥子も佳奈ちゃんも一緒に秀也の十歳を祝ってあげて!」

 涼香が呼んだ『秀也がお世話になっている』という美弥子と佳奈の二人と涼香夫婦の大人四人による秀也の誕生日を祝うパーティは、秀也の誕生日を祝うパーティというよりは、秀也の誕生日を祝いつつ秀也がお世話になっている美弥子と佳奈をもてなすという食事会のようになっていた。
 もちろん、秀也が主役ということでテーブルの上座に座り、その両隣に美弥子と佳奈、そして涼香夫婦がそれぞれ美弥子と佳奈の隣に座る席順となっていたのだが、美弥子の『秀也くんが主役だから』という言葉により、両脇の美弥子と佳奈は涼香と一緒に心を込めて作った料理を『あーん』という言葉と共に秀也に食べさせて楽しんでいた。
 その様子を大人二人が秀也をからかって遊んでいるのだと受け取った涼香の夫である聡志は微笑ましく感じながら、美弥子に勧められたビールをちびちびと飲みながら冗談交じりに三人に声をかけた。

「しかし、秀也も幸せものだね。美弥子さんや佳奈さんのような美人に食べさせてもらえて羨ましいよ」
「まぁ、聡志さんったら、佳奈ちゃんも私も美人だなんて本当のことを今さら言うなんて」
「み、美弥子さんっ、そんなこと言わないでくださいよ。恥ずかしいじゃないですか!」

 軽く受け流す美弥子と嬉しそうに照れる佳奈の様子に笑みをこぼす聡志、だが、次の瞬間にかけられた言葉には表情を凍り付かせてしまった。

「あら、お父さん、私は美人に入らないんですか?」
「い、いや、も、もちろん、美人に決まってるじゃないか!な、なぁ、秀也っ!」

 だらだらと冷や汗を流しながら助けを求めてみれば、その秀也は美弥子と佳奈に差し出された料理を嬉しそうに食べさせられていた。聡志は唯一の同性が味方になってくれないことを悟り、がっくりと肩を落とす。

「ちょっと大事なお話をしましょうか、お父さん」
「すっ、涼香っ、ちょっと待ってくれ!」

 引きずられていく涼香の夫と引きずっていく涼香を見送った二人はそれまでの大人としての表情を崩し、秀也に媚びるような表情へと変える。

「ふふ、本当に仲のいい夫婦」
「ええ、本当に」

 涼香の本当の姿を知る二人は意味ありげな笑みを浮かべる。

「でも涼香もしっかりしてるわね。聡志さんのこと『お父さん』って呼ぶなんて」
「え?」
「『お父さん』って呼べば、家族としての絆は濃くなるけど、男女としての絆は薄くなるってこと」
「予防線ってことですか?」
「そうよ、まぁ気分的なものではあるけど、全然効果がないってわけでもないしね」

 結婚後、妻が夫の呼び方を変えるタイミングはいろいろあるだろう。子供が大きく成長した後でも結婚した当時の呼び方そのままの夫婦もいるし、子供が成長するにつれて『お父さん』『お母さん』などの名前ではなく家族関係の呼び方に変える夫婦もいる。
 しかし、純粋に夫婦関係という意味では『お父さん』と呼ぶ妻と、名前や『あなた』と呼ぶ妻を比べて、どちらに女である意識を感じるかと言えば、どちらかと言えば後者のほうだろう。
 だからこそ、涼香は意識して夫のことを『お父さん』と呼ぶようにしていた。深い考えというよりはやって損はない程度というレベルではあるのだが。

「なるほど、私も参考にします」

 まだ結婚していない佳奈にとっては参考になる考えだったようだが。
 笑みを交わしながら美弥子と佳奈は揃って秀也を見る。小学四年生だというのに先ほどから落ち着いた態度で美弥子と佳奈の差し出す料理を照れることなくあたりまえのように食べている。
 年上の女性に囲まれているという意味で落ち着いているという以上に、年上の女性二人に熱い視線を向けられつつ、媚びるようにかしずかれることを当然のように受け止めている態度……聡志がいる前では、あれだけ子供っぽく嬉しそうな態度をとっていたというのに。
 最近、彼女たちだけと一緒にいるときだけ、秀也の雰囲気ががらりと変わることに全員が気づいていた。そのことに疑問など持つことはなく、雰囲気が急激に大人びてしまう様子を見ると美弥子と佳奈は恋する乙女のよう胸の鼓動を早め、発情期を迎えた牝のように下腹部を疼かせる。

 二人はここ最近、涼香が舞い上がってしまっていたのも十分に理解できた。涼香から秀也が精通を迎えた日から明らかに雰囲気が変わって大人の雰囲気をまとうことが多くなっていったということは聞いていた。
 毎日過ごす涼香がそう感じているくらいなのだから、たまにしか会えない美弥子と佳奈にとっては秀也の変化は一目瞭然だった。

「ね、秀也くん……口移しで食べさせあげよっか?」
「うん、いいよ」

 美弥子の声に子供らしいやや高めの声で返事が返される。しかし、その返事は美弥子よりも遙かに年上の男を相手にしているかのような意志が感じられ、命令をされているかのように感じられた。
 子供の声でありながら抗うことなどできない雰囲気を感じた美弥子は命令される喜びを感じて頬を上気させたまま、差し出した食事を少しだけ口に含んだ。じっと待っている秀也にゆっくりと顔を近寄せると躊躇無く唇を重ねる。そこに『口移しで料理を食べさせる』という目的はほとんどない、少しだけ口に含まれた料理で味付けされた舌をからませる。

「ん、ふぁ……んんっ!」

 食材と唾液の混じったくちゅくちゅと湿った音が十歳になったばかりの小学生の男の子と二十代後半と三十代前半の女性二人しかいないリビングに響く。取り残された形になった佳奈だったが、美弥子と秀也の濃厚なキスを興味深げにじっくりと観察するように見つめていた。

「あ、む……んふっ、あんっ!」

 しばらくむさぼるようにキスを続ける美弥子だったが、ゆっくりと離れると欲情に染まりきってしまった顔を佳奈へと向けて苦笑する。

「はぁ、これ以上はダメ。我慢できなくなっちゃいそう。佳奈ちゃん、交代しよっか?」
「はい。それでは、秀也……様、ご奉仕させていただきます」

 美弥子と違って丁寧な言葉遣いで、おずおずと秀也と唇を重ねる佳奈。佳奈も美弥子も、もちろん涼香も秀也の牝奴隷ではあるが、この三人の中で年齢差を意識せず最も秀也を『ご主人様』として強く意識し、従属しているのは佳奈だった。
 年齢は倍を超えて違う小学生の男の子を支配者として認め、一生を捧げ隷属する二十代後半の大人の女……その状況にさえも背徳感を感じてしまう。その事実さえも佳奈を興奮させる要素にしかならなかった。

「あ、んっ……っ!」

 秀也の頬に手を添えて、大事なものを抱くように優しく重ねられた唇を微かに開くと舌を絡ませる。

「んんっ、秀也様の唾液、とっても甘くて、おいしい……です」

 美弥子の口移しで食べさせられた料理の味が残っていたのだろうが、恐らく普通に秀也の唾液を飲まされても同じようにおいしいと答えるだろう。
 宙に視線をさ迷わせた佳奈は、ホゥとじっくりとキスを堪能した甘い吐息を漏らす。

「濡れちゃった。子宮も疼いてるし……今日妊娠できるお姉様、羨ましい」

 佳奈は羨ましそうな口調でいながら、ズボン越しに愛おしそうに秀也のペニスを撫でまわす。秀也はその様子を子供らしい笑みを浮かべたまま自由にさせていた。
 涼香はもちろん、美弥子も佳奈も秀也と一緒に何度も風呂に入ったこともあって、大きさや形ははっきりと頭の中に描くことができる。しかし、手の中にある硬さは佳奈の記憶よりも大きなものだった。
 今夜、妊娠させてもらえる涼香への羨ましさはもちろんあるが、近いうちに隣にいる美弥子も佳奈自身もこのペニスで貫かれ、卵子を犯し尽くされ受精させられ牝奴隷としての証を子宮に刻み込まれる。
 もし秀也と出会わなければ、牝奴隷としての幸せを知らずに一生を終えてしまっていたのかと思うと背筋が凍るような恐怖と孤独感に襲われる。
 佳奈はその感情を解消するために、秀也への口移しを再開させた。

 それから、美弥子と佳奈は涼香夫婦が戻ってくるまで秀也の誕生日を口移しで祝い続けた。もちろん涼香夫婦が戻ってきてからは再び箸で食べさせてはいたが、涼香の話し合いに若干疲れた様子の聡志は秀也と美弥子と佳奈の間に流れる淫靡な空気に気づくことはなかった。
 そして秀也の誕生パーティが再開されて一時間後、あまりお酒の強くない涼香の夫は看護師の佳奈によって適量の睡眠薬を混入されたビールや飲み物を断ることもできず飲み続けることになり、すでにリビングのソファーで熟睡していた。
 気持ちよく寝息を立てている聡志の横では、秀也と三人の牝奴隷たち……涼香も美弥子も佳奈も、すでに淫靡な雰囲気を隠そうともせず、それどころか聡志が熟睡していることを確認した涼香は、着ているものを全て脱ぎ捨て、エプロン一枚の姿で秀也のイスの前にしゃがみこんで頭を前後させていた。

「んっ、う、むっ、はむっ」

 涼香の口の中いっぱいに秀也のペニスが脈打ちながら限界まで大きく膨らんでいる。もうすぐ訪れる射精の瞬間、涼香の横では美弥子と佳奈が顔を近づけて期待に満ちた表情で待っている。

「くっ!」
「んーっ!ふぐっ、むぐっ、んんっ!」

 秀也の表情が微かに歪み小さく声をあげた瞬間、涼香の目が見開かれ次に喜悦の色が浮かぶ。秀也を気持ち良くさせ、どくどくと口の中に精液を出してもらえる幸せに包まれる。
 秀也の精液が初めて女の体内に注ぎ込まれた場所は涼香の口内だった。ねっとりとした粘り気のある白濁した液体が涼香の口内へと次々吐き出されていく。
 涼香は一滴も口からこぼしたり飲み込んだしないように注意しながら、舌で転がすように味わいながら口の中に精液を溜めていく。

「んっ!ふっ!」

 苦しげに鼻で呼吸すれば、口の中から鼻へと秀也の精液の匂いが流れ込んでくる。まるで吸引式の麻薬のように精液の匂いは刺激的で快感をもたらすものだった。
 涼香の口内で脈打つペニスが最後の一滴まで精液を吐き出し終わると、涼香は口をすぼめてペニスに残った精液まで搾り取りながらゆっくりと離れる。
 口一杯に広がる秀也の精液の味と匂いを記憶に刻みながら、涼香は期待に満ちた表情をしている美弥子に顔を近づけると唇を重ねる。もごもごとうごめく美弥子の舌が涼香の唇をこじ開けると、涼香はあふれ出た秀也の精液を分け与えるように美弥子の口に送り出す。
 美弥子は送り出された精液を涼香と同じように口に溜めると、涼香と同じように舌で味わい確かめる。涼香は美弥子から唇を離すと、今度は反対側の佳奈へと顔を向ける。そこには美弥子を同じように期待している佳奈の顔、同じように口移しで秀也の精液を分け与えられた佳奈は、揃って秀也の精液を舌に乗せてじっくりと味わった。

「おいしい?」

 秀也の言葉に、三人が揃って首を縦に振る。三人は嬉しそうな表情で秀也に口の中を見せる。
 精液まみれの口の中を身も心も捧げたご主人様に見せる三人の成熟した女たち、ご主人様の命令を待つかのように秀也を見上げる牝奴隷たちは、飼い主の命令を待つ牝犬のようだった。

「いいよ、飲んでも」
「んっ」

 秀也の言葉に三人は待ってましたとばかりに一斉に口を閉じると、舌をうごめかせ口内の精液を舐めとり、ごくりと喉を鳴らして精液を飲み込む。

「んふっ!」

 佳奈だけが思わず声をあげ、身体を震わせる。涼香にお裾分けしてもらったとはいえ、ご主人様である秀也の精液を胎内に取り込んだという事実だけで軽くイッてしまったらしい。
 普段であれば、涼香や美弥子はそうした佳奈の敏感さを面白がるはずなのだが、二人も佳奈ほどではないものの身体を震わせていた。
 秀也はその様子を無言でじっと見つめていた。そして、三人が落ち着いた頃に落ち着いた様子で涼香に向けて声をかける。

「ね、涼香。僕の誕生日プレゼントは何にしてくれるんだっけ?」

 ママでもお母さんでもない、しかし涼香は名前で呼び捨てにされただけで嬉しさをこみ上げさせていた。秀也が名前で自分を呼ぶ、それは何より涼香を女として見てくれているという証拠だと感じていたからだった。

「秀也の妹、産みます」
「じゃ、僕にちゃんと約束してくれるよね」

 あきらかに子供の口調でありながら、子供に感じられない落ち着きに涼香はついにその時が来たことを感じ、ぞくぞくと身体を震わせる。
 そして、ついに完全に秀也の牝奴隷へと……。

「牝奴隷の涼香は秀也の『妹』を誕生日プレゼントとして妊娠します」

 堕ちる。

「これからは秀也だけに涼香の心も体も全て捧げます」

 堕ちていく。

「だから……今日、危険日を迎えた牝奴隷の涼香を妊娠させて、一生消えない牝奴隷の証を子宮に刻み込んでください」

 堕ちた。

 本当の意味で、もう二度と普通の生活には戻ることはできない。
 目の前で立つ秀也を四つんばいのまま見上げると、涼香をまっすぐ見下ろす視線が向けられていた。十歳の子供のようで、遙かに年上の大人に見える存在感に圧倒されて動けないでいると、子供らしい口調で答えを返される。

「うん、今日絶対に涼香を妊娠させてあげる。可愛い妹を妊娠してね」

 涼香にとって、今までの人生の中で最も嬉しい言葉だった。夫のプロポーズの言葉など忘れてしまいそうになるほどの有無を言わせない命令の言葉。

「はっ、はいっ!妊娠しますっ、ご主人様に気に入られる最高の牝奴隷を妊娠しますっ!」

 秀也が『涼香』と名前で呼び、絶対に妊娠させるという宣言。
 即答で秀也の要求に答える涼香だったが、もちろん涼香が妊娠する子供の性別を意図的にコントロールできるはずはない。しかし涼香は既に確信しているようだった……秀也に妊娠させられる子供は全て女の子であり、秀也の牝奴隷として産まれてくるのだと。
 しばらくして涼香は秀也から離れると、テーブルの上に置いてある録画用ディスクを手に取る。

「美弥子、佳奈ちゃん、これ」

 涼香は誕生パーティの様子を録画していたビデオカメラのディスクを新しいものに入れ替え美弥子と佳奈に渡した。

「秀也の童貞喪失と初種付け、私の牝奴隷として初めての受精の記録、よろしくね」
「ええ、まかせなさい。高画質モードで綺麗に記録してあげるからね」
「はい、私もお姉様の受精シーン、しっかり記録します」
「ふふ、それじゃ……寝室に行きましょうか」

 手をつないで寝室へと向かう裸エプロン姿の涼香と秀也、そして二人の前と後からビデオカメラで撮影する美弥子と佳奈、それはまるで結婚式のビデオ撮影か、ドキュメント番組を撮影しているテレビスタッフのような光景。
 しかし、それは実の母親が我が子の牝奴隷として完全に堕ちるために、夫婦のための寝室で我が子に股を開き、近親相姦という禁忌の子供を妊娠するまでの様子を記録する光景……。

 そして、この時撮影された映像が「我が家の『性』長記録』と題された映像記録の始まりとなった。
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