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我が家の『性』長記録 第7話『奴隷』

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 時は涼香が夫に妊娠報告をした日から一ヶ月ほど遡る……。

 主婦である涼香に『ご主人様とのことで大事な話があるから二人一緒に来て欲しい』と頼まれた美弥子と佳奈は、何よりも優先すべき『ご主人様』とのに関する大事な話ということで、日程を合わせて休暇をとった美弥子と佳奈は平日の昼下がりに涼香のマンションへと訪ねてきていた。

 『大事な話』と涼香に言われた二人だったが、わざわざ休みをとって訪ねてきた二人に対して今にもスキップでもしそうなほど上機嫌で評判の有名店のケーキと紅茶を用意する涼香の様子にその話の内容が理解できてしまった。
 そのせいか、涼香だけでなく美弥子も佳奈も嬉しそうな表情を浮かべている。一頻りおいしいケーキの感想など雑談を交わして、紅茶を飲んでいるときだった。涼香が嬉しそうに、どこか恥ずかしそうに話を切り出した。

「それで、大事な話なんだけど……これ、見てくれる」

 涼香が取り出したのは体温計によく似たものだった。女である美弥子と佳奈にそれが何であるかなど説明する必要などない……市販の『妊娠検査薬』だった。
 そして、その判定窓は濃い赤色のラインが表示されていた。それが示すものは、妊娠判定は『陽性』……涼香の胎内に、絶対的なご主人様であり、十歳になったばかりの我が子である秀也の子供を涼香が妊娠したということを示していた。

「おめでとう、涼香」
「おめでとう、涼香さん」

 その判定窓を見た美弥子と佳奈は我が事のように嬉しそうに笑みを浮かべる。

「二人ともありがとう……これでやっと本当にしゅーくんの牝奴隷になれたわ」

 二人の祝福の言葉に涼香は瞳を潤ませて感動する。秀也の子供を妊娠したことを祝福してくれるのは、秀也はもちろんだが同じ立場の牝奴隷たちだけだ。現時点で秀也の牝奴隷で対等に会話ができるのはこの場にいる三人だけ、美樹もすでに牝奴隷と言ってもいいが年齢差が一番少ない佳奈でさえ二十歳近い年齢差がある。少なくとも美樹が中学生か高校生になるまでは対等な会話をすることは難しいだろう。

 秀也の最初の牝奴隷たち……秀也が女を妊娠させることができるようになった以上、これからは牝奴隷たちは増えていくだろう。それでも、最初にその喜びを共有できるのはこの場にいる三人しかいない。ある意味、優越感を感じても仕方ないところだろう。
 これから秀也の牝奴隷となる女たちは少なくとも涼香と美弥子よりは確実に年下になるだろうし、まだ二十代後半の佳奈に比べて涼香と美弥子が妊娠、出産する回数は圧倒的に少ない。
 だからこそ、涼香が妊娠したことは美弥子と佳奈の二人、特に美弥子にとっては自分のことのように喜ぶべき出来事だった。

「だから、美弥子と佳奈も……ね?」
「ええ、ついに私と佳奈ちゃんも……秀也くんの本当の牝奴隷になれるのね」
「はい、楽しみです」

 美弥子と佳奈は顔を見合わせて小さく笑うと、お互い下腹部を撫でる。涼香と同じように、この場所にご主人様の赤ちゃんを宿すことができるのだと。
 美弥子にとっては数年前に結婚した夫の精子で受精しないように必死に調整してきたし、勤務先の病院長の息子という彼氏と最近結婚を意識した交際を始めた佳奈はこの歳になっても未だに処女を守っていた。

「美弥子も私も多分二人か三人くらいしか産めないだろうから、佳奈ちゃんにはがんばってもらわないと」
「そうそう、これから牝奴隷は増えるだろうけど、今一番女盛りなのは佳奈ちゃんなんだからがんばってよ」
「そ、そんな、私なんて、涼香さんや美弥子さんに比べたら……」

 二人に後押しされた佳奈は恥ずかしそうに顔を赤く染めて俯く。

「ううん、大丈夫。最低五人は産んでほしいわね。もちろん、女の子だけで」
「そうね。私たちはさすがに年齢の問題もあるし」
「男の子が生まれたらちょっと大変かも」

 男の子が生まれた場合の心配をする佳奈に、涼香は笑いながら応える。

「大丈夫よ、普通に育てればいいだけだもの」
「ま、女の子だけ産めばいいいって話なんだけどね」

 涼香の気軽さに苦笑する美弥子、それに……と涼香が笑みを返す。

「男の子でも秀也の子供なんだから、しっかり育てることできるでしょ?」
「もちろんですよ。ご主人様の子供なんですから男の子でも女の子でも、愛情が無いなんてあり得ません」
「まぁ不測の事態でもない限り大丈夫だと思うわよ。そのときはそのときで、今心配しても仕方ないもの」
「そうですね、私がんばりますっ!」

 この三人の中で一番若い佳奈の子供っぽい様子に涼香と美弥子は小さく声をあげてくすくすと笑う。これから産まれる子供たち、男の子には秀也が父親であることを教えるようなことはしない。真実を知るのは牝奴隷となれる女の子だけ……それは今後一切変更のない決定事項だった。

「それで、予定はどうするの?」

 涼香は美弥子と佳奈にこれからの予定を確認する。同じ牝奴隷である美弥子と佳奈が自分と同じように秀也に妊娠させて欲しいことは充分理解している。
 その質問に先に応えたのは美弥子だった。

「私はもうすぐ生理も終わるし、来週あたり危険日だから来週末あたりかな」

 続いて佳奈が応える。

「私はちょうど危険日過ぎちゃったんですよね……周期が二十八日だから、一ヶ月近く先です」

 喜色を浮かべる美弥子と残念そうに俯く佳奈、対照的な二人の態度だったが、結局は二人とも早く秀也の子供を妊娠したいという願望に代わりは無かった。

「それじゃ、美弥子のとこには秀也の面倒を見て貰うってことにして危険日に合わせて泊まってもらいましょう」
「ええ、それでいいわ」

 頷く美弥子から佳奈へと視線を変えると、何かを考えていた佳奈がパァッと明るい笑みを浮かべて顔を上げていた。

「佳奈は……ん、どうしたの?」
「涼香さん、いいこと思いついたんですが、こんなのどうでしょう?」
「なになに?」

 珍しく饒舌に早口にしゃべり始めた佳奈の話の内容に、涼香と美弥子は本当に楽しそうに笑い始める。

「うわぁ、佳奈ちゃんって結構悪女ねぇ」
「えーっ、そうですかぁ?」

 心外だとばかりに声をあげる佳奈だったが、涼香と美弥子はその評価を変えることはなかった。

「いやいや、そんなことしたら彼氏かなり落ち込むでしょ?」
「そうね、しばらく熟睡できないんじゃない?もしかすると破局するかもしれないわね」
「……ダメですか?」

 いいアイデアだと思ったのにと、佳奈は残念そうにしたが……涼香と美弥子の反応は違っていた。

「いや、いいんじゃない。すごく面白そうだし」
「そうね。私たちも協力してあげるわ」
「ふふ、でも病院長の息子で、優しくて誠実な人なんでしょう」

 そうですね、と佳奈は返事を返す。もちろん彼のことは好きだし結婚してもいいと思える人だけど、やっぱりご主人様に比べると……と、一言追加するのは忘れない。

「もちろんよ。ご主人様以上の男なんてこの世の中にいるはずないもの」
「ま、今後の佳奈ちゃんの立場を強くできそうだし、いいんじゃない」
「でも、ちゃんとお芝居できるの、佳奈ちゃん」
「まかせてください、私妄想だけは得意なんですっ!」

 大きな胸を揺らしてガッツポーズをする佳奈に涼香と美弥子は苦笑してから顔を見合わせると意地の悪い笑みを浮かべた。

「じゃ、詳細は私たちにまかせてね。佳奈ちゃんが一生忘れられない初体験にしてあげる」
「はいっ、お願いします。お姉様っ!」

 絶対の信頼を寄せた佳奈の返事に、涼香は舌なめずりをする。その様子に気づいた美弥子は、恐らく誠実で優しいであろう佳奈の彼氏に哀れみを感じていた。
 とはいえ、止めるつもりがまるでない美弥子も涼香と同罪なのかもしれないが……。



 そして翌週末、美弥子が待ち望んでいた日がやってきた……危険日中の危険日。生理周期での計算通り、今朝計った体温も夫に内緒で記録している基礎体温表で妊娠に適した数値となっていた。
 今夜、美弥子は秀也によって……友人の十歳になったばかりの息子によって妊娠するのだ。それも、涼香と同じように自宅の夫婦の寝室で。

「ごめんね、美弥子」
「いいのよ、急なことだし……ね、あなた」
「ええ、気にしないでください」

 美弥子の夫、明則は申し訳なさそうにする妻の友人に心配しないように返事を返す。涼香の話では急な用事があって一泊の予定で出かけないといけないらしい、急なことで息子の秀也を実家に預けることもできず、友人である美弥子に頼みにきた……ということになっている。
 実際は、危険日を迎えた美弥子を妊娠させるために一泊しにきたのだ。もちろん、夫の明則には佳奈が用意した睡眠薬で眠ってもらうのだが、涼香の夫と違い酒を飲めない明則に酔って記憶を失ったあげくに行為に及んで妊娠してしまった、というシナリオは使えない。
 だから、邪魔にならないよう眠って貰うのは当然だが、秀也によって妊娠したことが確認された後に明則に膣内射精させて誤魔化すことにしている。

 ただし、妊娠に向けての前振りだけはぬかりなくするつもりだった。子供が好きだから、子供が欲しいから……だから、美弥子はあからさまに秀也の面倒を熱心にあれこれ見ていた。今も自らが焼いたホットケーキを食べる秀也を暖かい眼差しで見つめていた。
 そのあからさまな様子に明則が気づかないわけがない。

「なぁ、美弥子。ちょっと聞いて良いか?」
「ん、なぁに?」
「えらく秀也くんの面倒を熱心にみてるがどうしたんだ?」

 不審というよりは、怪訝そうに聞いてきた。

「何、秀也くんに嫉妬?」
「いや、そうじゃなくてな」
「冗談よ。私、子供好きだもん。なかなか出来ないけど……ね」

 俯く美弥子の様子に明則はしまったというような態度を見せる。幼稚園の保母の仕事を長年しているだけあって美弥子の子供好きは明則も理解していた。結婚したのは美弥子がぎりぎり二十代のときだったが美弥子自身が結婚する前から早く子供が欲しい、できれば野球チームができるくらい産みたいと言っていたのだ。
 それなのに結婚してから数年、一人も子供ができなかった。お互い病院で検査しても身体には一切問題がないことはわかっている。ただ、何故か美弥子は一度も妊娠どころか、妊娠の兆候さえもなかった。
 明則にとって唯一救いだったのは、あれだけ子供が欲しいと言っていた美弥子が落ち込んだ様子をまったく見せなかったことだった。
 なぜ美弥子が落ち込まないのか、その真相を明則が知れば愕然とするだろう。美弥子が別に明則との間に子供を欲しがっているわけではなく、産みたいのは秀也の子供だからこそ落ち込まないのだと。

「すまない、美弥子」
「もう、何言ってるのよ。私は全然気にしてないってば……それに」
「……それに?」
「ううん、なんでもないわ」

 そのとき、一瞬だけ、ほんの一瞬だけ……秀也に向ける視線が子供に向けるものではなく、艶のある欲情に満ちたもに変わったことに、美弥子と同じように秀也に視線を向けていた明則が気づくことはなかった。

 その夜……
 明則と美弥子の二人は寝室にいた。ただし、明則は佳奈から渡された睡眠薬を飲まされどんなに早くても翌朝まで目覚めることはない。一方、美弥子は……ベッドサイドに置かれた二台のカメラの前で痴態を演じていた。

「はんっ、ん……む……」

 明則が寝息をたてている横で、全裸で秀也と舌を絡めながらキスをしていた。その手はすでに勃起した……実の母を妊娠させた実績のある秀也のペニスを愛おしそうにしごいていた。
 涼香に種付けしたあの日から、秀也は一日も欠かさず複数回は射精していた。もちろん自慰行為など一度もしていない、涼香へは膣内射精を、美弥子と佳奈には口内射精を繰り返し、秀也の精液は一滴残らずすべて牝奴隷たちの胎内へと注ぎ込まれた。
 そして、今日も美弥子はいつものように秀也への奉仕をしようとキスを中断して、秀也をベッドへと押し倒す。
 明則にもあまりしたことはないが、秀也には数え切れないほどしてきたフェラチオ、勃起してビクビクと震えるペニスを口にしようとしたとき、不意に秀也に声をかけられた。

「美弥子、今日も口に出して欲しいの?」
「あ……」

 ペニスを口に含もうとした瞬間、そんなことを言われて美弥子は我に返った。あまりの興奮に我を忘れて牝奴隷として奉仕しようとしていたが、今日はご主人様に妊娠させてもらえる日なのだ。
 そんな素晴らしい日に一度だって膣内以外の場所に射精するなんてもったいないことは出来はしない。待ち望んだ危険日での膣内射精、それもあの夜の涼香のように何度も何度も、妊娠の予感を感じさせるまでの徹底した膣内射精をしてもらえる。

「もちろん、膣内に出して……美弥子の子宮で待ってる卵子を秀也くんの精液で受精させて」
「うん、美弥子のここに……種付けしてあげる。涼香みたいに」
「……んっ」

 押し倒されたままの秀也が、覆い被さるようにしている美弥子の下腹部を撫でつける。その手つきはまるで美弥子の胎内にいる卵子を活発にさせるかのような快感を美弥子に伝えていた。

「美弥子、僕の赤ちゃんを妊娠したい?」
「は、はい、妊娠したいです。秀也くんの……ご主人様の赤ちゃん、妊娠させて欲しいです」

 十歳の子供に丁寧な言葉使いで妊娠を懇願する三十代後半の人妻。そのシチュエーションに秀也のペニスが反応して小さく震える。実の母親を妊娠させるのとは違う背徳感、人妻である美弥子は横でぐっすりと寝ている夫の子供を一人も産むつもりがない。
 美弥子の子宮に精液を注ぎ込み、卵子を受精させ、子を育て産む……その行為の全てはご主人様である秀也だけに許された行為で、産まれた子供たちも女の子であれば全て秀也への捧げもの。美弥子が年老いたとき、代わりに秀也によって犯され、妊娠し、子を産む牝奴隷となることは決定事項なのだから。

「じゃ、どうして欲しいの?」
「はい……美弥子を犯して、思う存分膣内射精してください」
「それだけ?」
「いいえ、絶対に妊娠します。危険日子宮に排卵された卵子を犯し尽くして、涼香みたいにママにしてください」
「うん、いいよ。ここをだらしなく膨らんだボテ腹にしてあげる」
「あんっ、はいって、くるっ!」

 体勢を入れ替えて仰向けになった美弥子が両足を大きく開くと、ぐっしょりと濡れた膣内へとなんの躊躇もなく秀也のペニスが叩き込まれた。
 勢いが良かったのか、まるで子宮口に突き刺さるほど奥に届いた。それだけ妊娠したいと思っているのか、子宮がまるで秀也のペニスを待ち望んで迎えに来たかのようだった。

「ああっ、と、届いてるっ、ご主人様のおちんちんがっ、届いてるのっ!」

 涼香より五センチほど身長の高い美弥子は正常位になると秀也をすっぽりと抱きしめる形になる。愛おしいとばかりに密着したままの美弥子は、腰を動かす秀也に両足を廻してしっかりとしがみつき同じように腰を動かしていた。

「んふっ、もっとぉ、もっとぉ!」
「美弥子って涼香より甘えん坊だね」
「んんっ、だってぇ、ご主人様に種付けしてもらえるんだものぉ」

 鼻にかかった甘え声、涼香に攻められていたときもどちらかといえば普段の様子と正反対に一方的に受け身になっていたが、こういうのはやはり普段出てこないものが出てくるということなのだろうか。

「それじゃ、ちゃんと教えてあげないと……ね?」

 秀也の視線が横でぐっすりと寝ている美弥子の夫へと注がれる。その視線に気づいた美弥子は明則へと腕を伸ばして手をつなぐ。そのつなぎ方は適当ではなく、しっかりと夫婦の愛情を感じさせるようなつなぎ方だった。
 ただし……その口から放たれた言葉は夫を裏切るもの以外のなにものでもなかった。

「ね、あなた。これから私、妊娠するの……もちろん、あなたの子供じゃないわ」

 言葉に興奮しているのか、身体は動いていないのに、膣内が秀也のペニスをぎゅっぎゅっと締め付ける。

「ずっと約束してたの、ご主人様の赤ちゃんしか産まないって」

 美弥子の身体がブルッと震える。早く秀也に腰を動かしてもらって、思いきり膣内射精してほしい。

「だから、あなたの子供を妊娠しないかわりに……妊娠する瞬間だけ立ち会わせてあげる」

 そう言うと明則と手をつないだまま、秀也へと顔を向け、唇を重ねる。

「ね、秀也くん、してっ、早く膣内射精して、美弥子を孕ませてぇっ!」
「うん、美弥子も涼香と同じに妊娠させてあげる。だから、可愛い女の子を産むんだよ」
「産むぅ、絶対女の子産むのぉ、いっぱいいっぱい女の子産んであげるぅ!」

 秀也の腰が激しく動く、それでも美弥子の手が明則から離れない。それは美弥子にとっては明則への愛情ある行為だから……それが、明則にとって望むことどころか、忌避すべき事実だというのに。
 だんだんと秀也の腰の動きが加速していく。ついに待ち望んだ瞬間がやってくる、涼香に続いて牝奴隷二人目の妊娠は予定ではなく、確定した近い未来の現実となる。

「出してぇ、美弥子の危険日子宮に精液注いで、妊娠させてぇっ!」
「妊娠しろっ、牝奴隷に種付けしてやるっ!」
「種付けしてぇ、受精させてぇ、私の子宮に、初めての赤ちゃん、孕ませてぇっ!」

 次の瞬間、秀也の腰が美弥子の腰にぴったりと密着させた。もちろん、美弥子も秀也の射精の瞬間に、腰に廻した足をぎゅっと締め付け、身体を抱き寄せると唇を重ねる。

 どくん……どくん……

 唇を重ねてあまり呼吸のできない状況のせいか、膣内へと注ぎ込まれる精液の感触が敏感に感じられる。この一回一回の脈動が美弥子の望む妊娠への確率を高めていく。
 射精が一段落つくとゆっくりと唇を離して、潤んだ瞳で秀也を見上げる。しかし、この後の態度は涼香とは違っていた。落ち着くと普段の態度が戻ってくるらしい。

「秀也くん、すごい量出たね……ふふ、そんなに私を妊娠させたいんだ」
「うん、妊娠させたいよ」
「涼香だけじゃなく、私も妊娠させたいだなんて、本当に悪い子」
「えーっ、じゃ美弥子は僕の赤ちゃん妊娠したくないの?」

 行為中の年相応ではない口調からは想像できないくらいの子供らしい口調の抗議に美弥子はくすりと笑う。

「ううん、すっごく妊娠したいの。だから……この人にも見せてあげて、私が妊娠するところ」
「うん、いいよ。おじさん、美弥子が妊娠したら喜ぶだろうね」
「ええ、そうね。だから、何人も妊娠させてね」

 この夜、美弥子は朝まで何度も何度も様々な体位で膣内射精された。その間、一度も明則の手を離すことなく膣内射精され続け、その度に明則へ膣内射精の瞬間を報告し続けた。
 翌日、涼香が迎えに来た秀也を見送った美弥子だったが、それから毎日秀也が学校から帰ってくる時間には涼香の家を訪ね、夫が帰ってくるまでの時間までに自宅に帰るという日々を過ごした。
 もちろん、美弥子が確実に妊娠するためで、秀也が帰るまでに涼香によってすぐ挿入できるように準備され、毎日のように美弥子だけに膣内射精しつづけた。

 玄関を開けると全裸の美弥子が四つんばいで居て、ランドセルを背負ったままの秀也にバックから犯されたり……
 夕食の準備をしている涼香の横で、下半身だけ裸の美弥子を犯したり……
 シャワーを浴びながら、片足を抱えられ立ったまま犯されたり……
 涼香のいたずらで、トイレに拘束されてお腹に『精液便所』と書かれた状況で犯されたり……

 この間、美弥子の子宮に秀也の精液が注ぎ込まれていない時間はなかった。
 妊娠検査薬に反応が出るようになる期間まで、美弥子は秀也の膣内射精を独占できた。それは牝奴隷である美弥子にとって人生最高の幸せな日々と言ってもよかった。
 そして……ついに涼香と佳奈の見守る中、妊娠検査薬を使う時が来た。緊張の瞬間が過ぎ、判定窓の表示は濃い赤へと変化していく。妊娠の陽性反応……すぐに産婦人科の診察で確認すると間違いなく妊娠しているとの診断をされた。
 ついに美弥子が涼香に次いで秀也の子供を妊娠したのだ。十歳の子供によって、二人の人妻が……

「おめでとう、美弥子」
「おめでとう、美弥子さん」

 涼香と佳奈の祝福に嬉しそうに笑みを浮かべる美弥子。その表情は牝奴隷の役目を果たせた満足感か、ますます美しさを増したように見える。

「それじゃ、アリバイ作りしないとね」
「ちょっと面倒くさいけど、仕方ないわね」

 苦笑する美弥子だったが、秀也の赤ちゃんを産むためにはしなければいけないことだ。明則に膣内射精させて、美弥子のお腹の中の子が明則の子供だと思わせるために。
 仕事のある夫が産婦人科に一緒に行くことはないし、妊娠何ヶ月かを聞いていつ妊娠したのかを逆算して細かく気にすることもないし、正直に妊娠何ヶ月かを伝える必要もない。結局、それなりに心当たりがあれば誤魔化すことにまったく問題はない。
 今日あたり膣内射精させておけば、再来月に妊娠二ヶ月くらいだと言えば疑いもしないだろう。

 事実、このとき美弥子の予想通り、明則は美弥子の妊娠を聞いた瞬間、舞い上がってただひたすら喜んでいた。それからはもう過剰なまでに美弥子を気遣う。一昔前であれば高齢出産と言われる年齢、それも初産とあれば仕方ないかもしれない。
 それが自分の子であろうとなかろうと、妻の子供であることに変わりないのだから……夫として当然の態度に対して美弥子は素直に感謝する。

 何も知らない夫が、秀也との間にできた子供を大事にしてくれることに。



 そして……美弥子の妊娠が確定した頃、ちょうど佳奈が危険日を迎えていた。
 牝奴隷三人目の佳奈の処女喪失と初妊娠を同時に記録するということもあって、据え置きの二台に加えて、隣の涼香がもう一台のカメラを持ってきて構えている。
 ちなみにベッドの横に床には佳奈が勤務している病院の院長の一人息子が熟睡していた。佳奈によって酒と睡眠薬を適量に調整することで深い眠りに陥れたのだ。

「秀也様、今日は私の処女を捧げますので、秀也様の精子で孕ませてください」

 ベッド脇で全裸のまま立っている秀也に、ベッドの上で正座している佳奈は三つ指をついて懇願する。

「うん、いいよ。今夜、佳奈を妊娠させてあげるね」
「ありがとうございます」

 そう言うと、佳奈は大きめのタオルを秀也に差し出した。秀也はそのタオルと受け取る。佳奈が後ろに廻した腕をタオルで縛って拘束すると、もう一枚のタオルで目隠しをする。

「けど佳奈ちゃんも結構変態だよねぇ、しゅーくんに強姦されたみたいに妊娠したいだなんて」
「変態だなんて……は、恥ずかしいです」

 涼香の遠慮無い言葉に全身を羞恥に赤く染める。

「ま、いいんじゃない。強姦願望って言っても、犯されたいのはしゅーくんだけなんだし」
「んじゃ、始めてもいい?」
「あっ!」

 涼香の言葉でさえ欲情し始めた佳奈だったが、タオルで視界を塞がれたままベッドに向かって軽く突き飛ばされる。

「ほら、佳奈ちゃんは今から犯されるんだよ。おとなしくしないと」
「……は、はい」

 視界を塞がれることがどれだけ不安なことか、今さらのように感じたが既に始まってしまった以上、佳奈は秀也のなすがままにしかなれない。
 後ろ手でうつ伏せにされたせいで、顔をベッドに着けることになりお尻を高く上げた体勢になる。何も見えない中、秀也がベッドに乗ると二人分の体重でベッドが軋んだ音をたてる。
 どことなくびくびくしている佳奈に近寄った秀也は、おもむろに手を伸ばす。

「ひゃっ!」

 視覚を塞がれたことで、聴覚と触覚が異常に敏感になってしまっていた。秀也が脇腹を撫でるだけで、跳ねるようにびくっと震えてしまう。

「ふふ、じゃ私は黙って撮影しててあげる。佳奈ちゃんは一人暮らしのか弱い女の子……」

 気分を盛り上げるように、涼香は佳奈の耳へと口元を持って行く。

「男の人が怖かったけど、お隣に住んでいる小学生の男の子、そう秀也くんだけは怖くない。で、油断してたら……」

 佳奈の喉がごくりと動く。耳から入ってくる涼香の声にだんだんと今の自分の状況が重なって本当のことのように感じられてくる。

「無防備なあなたの態度に興奮した秀也くんに縛られて……危険日なのに膣内射精されて妊娠しちゃうのよ」
「ああ、そんなぁ……酷い」

 ぞくぞくと全身が震えてくる。男性恐怖症気味の一人暮らしの女性が小学生に犯され処女を奪われる。産婦人科に一人で行く勇気のないその女性は危険日に膣内射精されたというのに病院に行くことができない。そして、その結果どうなってしまうのか……。

「いやぁ、そんなの……許してぇ」

 目隠しさせているせいで妄想がどんどん膨らんでいく。その妄想の被害者はもちろん佳奈だった……小学生の男の子に押さえつけられて、犯される女、それは現実と重なっていく。
 涼香はそのままゆっくりと離れるとカメラを構える。涼香も秀也も無言のまま動かないでいると、妄想がどんどん膨らんでしまった佳奈が不安になってきたのか小さく震え始める。そのタイミングを見計らって、襲いかかるようにして秀也は背中からのしかかる。
 うつ伏せの身体に秀也が覆い被さると、佳奈の身体が怯えたように硬直しがくがくと震える。元々身体の感度が敏感な上に、どうやら思いこみも激しいらしい……すっかり本当に近所の小学生に強姦されそうな気分になっていた。
 こういうところは正直面白いと秀也が思っていると、不意に撮影している涼香が視界に入る。その表情を見れば、本当に楽しそうに舌なめずりをしながら撮影している。内心で苦笑しながらも、涼香が楽しそうなのだからとここはノッてやることにした。
 普段、こういう状況では『佳奈』と呼び捨てにする秀也だったが、わざと呼び方を変える。

「佳奈お姉ちゃん、きれいな身体してるね」
「ひっ」

 どこかよそよそしい口調、秀也は小さい頃から面倒を見てきたというのに、その口調に秀也がつい最近知り合ったばかりの小学生の男の子へと脳内変換されていく。

「小学生に犯されるなんて……佳奈お姉ちゃん、可哀想」
「ああ、そんなぁ……許してぇ」
「だぁめ、それに……今日はね、佳奈お姉ちゃんにしてほしいことがあるんだ」
「……してほしい、こと?」

 怪訝そうに繰り替えす佳奈に、秀也は嬉しそうに応える。背中から腕を廻して下腹部に手を当てるとさわさわと撫でる。

「先生に教えてもらったんだ。この中に精液を出したら、女の人って妊娠しちゃうんだよね」
「ひぃっ、や、やめてっ」
「クラスの女の子はまだ子供で妊娠できないから、佳奈お姉ちゃんなら大人だから妊娠できるんだよね」
「お、お願いっ、許してっ」
「だめだよ、佳奈お姉ちゃんで本当に赤ちゃんが出来るか試してあげるんだ。嬉しいでしょ?」
「だ、だめぇ、赤ちゃん作っちゃだめぇっ!」

 ふるふると力なく暴れる。もちろん、力のない抵抗になっている理由は簡単だった。いくら妄想では強姦されそうになっているとはいえ、本音では妊娠させて欲しいと思っているのだから、結局抵抗というよりも誘っているようにしか見えない。秀也は高く上げたお尻の間を覗き込むようにして顔を近づけ、愛液を垂らしている膣口に指先を挿入するとぐちゅぐちゅと音を立ててかき回す。

「えー、でも佳奈お姉ちゃんのここ、びちゃびちゃだよ」
「いやぁ、音立てないでぇ」
「すごく気持ち良さそうだし、ほんとは妊娠したいんでしょ?」

 秀也は後ろに廻ると、膝立ちになって勃起したペニスを佳奈の処女口へと当てる。二十六歳にして処女喪失……佳奈の容姿だけで考えても、既に男性経験の一人や二人あってもおかしくはないはずだった。しかし、高校を卒業してすぐ看護学校に入学したときに秀也の隣の部屋に引っ越してきたことで普通に終わる人生から大きく逸脱してしまった。
 もちろん表向きは普通に結婚して普通に子供を産んで普通に暮らしていくのだろう、しかしこれから佳奈の人生には全て秀也というご主人様を何よりも優先することになる。その最初の一歩、処女喪失が始まる。

 みりっ……

「ひっ、痛っ!」

 音がしたわけではない。しかし、佳奈の耳には閉じたものを強引に引き裂くかのような音が聞こえた。「ひっ」という短い悲鳴と共に、口の端からは泡だった唾液が飛び散る。今までに経験したことのないような身体を引き裂かれたかのような痛み……一生に一度の破瓜の痛みの始まりだった。

 ぎしっ……

「あっ、ああっ、ダメっ!」

 ベッドの軋む音が身体が軋む音に聞こえてしまう。本能的にか痛みをなんとか避けようと、ベッドのマットへと噛みつく。

 ぶちっ……

「いぎぃっ!」

 目を見開く、次の瞬間……ずんっとした重い衝撃。佳奈の処女が失われた瞬間だった。

「あーあ、僕が佳奈お姉ちゃんの初めての男の人になっちゃった。嬉しい?」
「あう、あぅぅ……」
「ね、嬉しいでしょ?」

 ぎしっ、ぐちゅっ、ぎしっ、ぐちゅっ……

 定期的に刻まれる音、その音が本当に音として聞こえているのか、身体の悲鳴を音として錯覚しているのか。
 どちらにしても、今佳奈は二十六歳にして、十歳の小学生によって処女を奪われた。
 もちろん挿入しただけで終わることはない、ゆっくりと膣内を擦るようにしてペニスを動かす。痛みに耐えて必死の思いで声をあげると、楽しそうな口調と共に激しく腰を動かしてくる。

「はひっ、うっ、嬉しいですぅ」
「じゃ、もっと激しくして欲しい?」
「ひっ、痛いのっ、もっと、優し、きゃんっ!」

 お尻を高く上げさせられたせいで奥までの深さが浅くなっていた。さらに腰を折り曲げさせるように腰を持ち上げ叩きつける。危険日を迎えている子宮口が膣奥で精液を求めるようにひくついている。
 そうして繰り返されるうちに佳奈の身体に変化が起きる。痛みがだんだんと麻痺していくのか、痛みと快感が入れ替わっていく。あげる声も短い悲鳴のようなものから、甘いものが混じり始める。そしてついにその一瞬が訪れた。

 ずんっという重い衝撃と、きゅっと膣内を絞るような感触。

「あんっ、い、今子宮にチュッてしたぁ」
「佳奈お姉ちゃん、気持ちいいの?」
「ちっ、ちがうのぉ、今のっ、ひぃっ!」

 いやいやするように激しく頭を振るが、その反動でお尻が小さく振られる。そのお尻を両手で押さえつけると勢いよく突き上げる。
 固定された腰、そして再び子宮口に密着する秀也のペニスの先端。膣内の動きで身体が精液を欲しがっていることに気づく……危険日を迎えた身体が妊娠という結果を求めている、その事実にぞくぞくとした電気のような刺激が走る。

「だめぇ、そんなとこ、突いちゃだめぇっ!」
「どうして?」
「だ、だって、そこ突いたら……欲しくなっちゃうっ!」
「何が?」

 知っている。今、そのために処女を奪ったのに……だけど、言わなければ決して欲しいモノをくれたりしない。戸惑っているとゆっくりと胎内から熱いモノが抜かれていく。

「だ、だめぇっ、抜かないでぇ」

 処女を奪った小学生に媚びるようにお尻を振る。もう、妄想も現実もぐちゃぐちゃになっていた。

「気持ちいいのっ、やめないでぇ」
「じゃ、何が欲しいの。言ってみて」
「精液っ、奥で一杯出してぇっ!」

 さっきまでの小学生に犯されて妊娠する大人の女性という妄想は破瓜の痛みが無くなった瞬間に消えてしまった。ご主人様は秀也様で、佳奈は一生を捧げた牝奴隷なのだと。そしてその牝奴隷の中で処女喪失と同時に妊娠することができるのは今の三人の牝奴隷の中で佳奈だけだ。
 膣内射精されたい、妊娠したい、ご主人様の赤ちゃんを産み育てたい、自らはもちろん産まれた子供さえも全てを捧げたい……拘束された状態で処女を捧げた佳奈は幸せの絶頂にいた。
 もちろんこれからの秀也は処女喪失で妊娠させる牝奴隷を増やすことだろう。だけど処女喪失で妊娠した牝奴隷の最初は私だと誇らしい気持ちになる。
 だから、素直に求めた。

「妊娠させてぇ、妊娠させて欲しいのっ!」
「いいの、佳奈お姉ちゃん」
「いいっ、いいのっ、孕めって命令してぇっ、秀也様の精子で妊娠させてぇっ!」

 秀也様と呼ばれたことで、佳奈が妄想の世界から帰ってきたことに気づいた秀也は、すかさず呼び方を変える。妄想は妄想として、佳奈の妊娠することが現実の出来事であることを刻み込むために。

「わかったよ、佳奈。ほら、孕めっ、妊娠しろっ!」
「はいっ、しますぅ、妊娠しますっ!あっ、ああっ!」

 どくっ、どくっ……

 次の瞬間、佳奈の胎内で秀也のペニスが弾けていた。
 大事に守ろうと思っていたわけではない。たまたま男性との交際の機会がなく、処女だっただけ……その偶然が、秀也という一生を捧げるご主人様によって処女喪失、そして佳奈の子宮が最初に受け入れた精液はご主人様の精液という喜びを与えていた。

 目隠しをされたままで表情がはっきりと見えないが、口元が緩んでいるのを三台のカメラが捉えていた。危険日子宮に精液を注ぎ込まれる喜び……もう強姦ではない。佳奈は自分自身で秀也の精液を、将来有望な医師の恋人がいるというのに、秀也の子供を妊娠するためだけに受け入れる。

「んっ、ああ……出てるぅ、熱いのが……妊娠、しちゃうよぉ」

 両手を後ろ手に拘束され、うつ伏せにさせられた佳奈は壊れたかのような反応を返し続けていた。ただし、その声は嬉しさに染まっていた。

 そして……この日、佳奈は拘束されたまま、何度も何度も犯され続けた。休むことなく与えられた快感のせいか、それとも注ぎ込まれ続けて精神と共に体力が限界に達したのか、ベッドの上で失神したまま膣内から精液をだらだらと溢れさせている。
 ベッドの上で両手を拘束され、焦点の合わない目でぶつぶつとつぶやいている様子はまさに強姦、あるいは輪姦された直後にしか見えない。

 一方、ベッドの横で熟睡していた潤は、下半身を裸にさせられていた。佳奈が秀也に種付けさせられている最中に訪ねてきた美弥子によって、涼香が妊娠するときに聡志に使用して精液を吸い取ったオナホールで射精させるために。
 見た目通り、草食系男子と分類されるのだろうか、あまり経験もないのかオナホールの吸引力で意外と簡単に二度ほど射精してしまった。それで役目は済んだとばかりに、佳奈の種付け行為をのんびりと見学する。
 佳奈への種付けが終り、カメラを片付けた涼香と美弥子は下半身裸で情けなく床で寝ている佳奈の彼氏に哀れみの視線を向ける。

「うふふ、そろそろお芝居の始まりね」
「可哀想な子、無実の罪なのにね」
「ま、いいじゃない。そのおかげで佳奈ちゃんと結婚できるんだから」
「そうかも」

 くすくすと笑う二人は部屋に潤と佳奈を残して部屋を出て行く。もうしばらくすれば潤は目覚めるだろう、恐らく二日酔いの頭痛に襲われながら目覚めたとき、目の前には全裸で拘束され強姦されたとしか思えない佳奈の姿と、下半身裸の自分の姿……この状況で想像できる事態はたったひとつしかない。
 さらに、潤が何かを疑問に思う前に、隣人の涼香が訪ねてきて潤を糾弾するのだ……佳奈を強姦したと。佳奈の状態を確かめられる前に、涼香が彼をこの部屋から引きずり出す。それから三人で考えた脚本通りに進めれば、夫の家庭で立場の強い嫁の出来上がりだ。

「さぁ、これからが楽しそう」

 誰かを責めることが楽しくて仕方がないとばかりに涼香は楽しそうに笑みを浮かべた。



 そして……牝奴隷たちの後日談。



 数ヶ月後、美弥子の自宅のリビング。

「だんだん大きくなってくるなぁ」
「もう、そんなに嬉しいの?」
「ああ、もちろんだよ!やっと妊娠できて……美弥子の望んだ子供じゃないか」
「ええ、そうね」

 美弥子から妊娠の報告を受けてから数ヶ月、安定期に入るまでの間、つわりや味覚の変化に苦しんだ美弥子だったが、一度として泣き言は言わなかった。それどころか、つわりの苦しみ、体調の変化でさえもこの子が育っている証拠だと思えば全てが喜びだと言い続けた。
 安定期を迎えた今も大きなお腹を抱えていながらも笑みを絶やすことはない。今も愛おしそうに大きくなったお腹をやさしく撫でている。
 もちろん、明則も美弥子同様に待ち望んだ妊娠とあって嬉しそうに美弥子の大きなお腹に耳を当てている。

「早く産まれて欲しいわね」
「女の子だから美弥子に似て美人な子になるといいな」
「そうね……ねぇ、あなた」
「ん、なんだ?」

 大きくなったお腹に耳を当てていた明則は美弥子の声に顔をあげる。そこには期待に満ちた笑顔があった。

「次も、女の子がいいな」

 まだ最初の子供の出産まで数ヶ月あるというのに次のことを言い出すとは……妻の度を超したとしか思えない子供好きに苦笑するしかなかった。



 一方、佳奈の暮らすマンションでは……

「佳奈、大丈夫か?」
「ええ、大丈夫よ。そんなに心配しないで」
「佳奈さん、本当に?」

 美弥子よりやや小さなお腹を抱えた佳奈だったが、周囲では夫の潤はもちろん、潤の両親、特に母親が心配そうに気遣っていた。

 あの日、潤の母親はどん底に叩き落とされた。酒に酔った息子が恋人を強姦したという連絡に……。
 母親としては一人息子である潤は国内最高峰の大学の医学部を卒業し、医師としての能力も優秀で、それでいて患者のことを第一に考えて取り組む姿勢は身内びいきがあったとしても自慢のできる息子だった。
 その息子が初めて無断外泊し心配していると翌早朝に、佳奈を妹のように思っているという女性から信じられない内容の電話連絡があったのだ。それが、息子が恋人を強姦したというものだった。

 信じられない気持ちを抱えて、それでも家長である夫を叩き起こして事情を説明し、慌てて佳奈のマンションへと向かう。その部屋には呆然としている息子と、連絡してきた女性の後ろに隠れて怯えている佳奈の姿……連絡された内容が事実だと思い知らされた。
 その場で夫婦揃ってとにかく床に擦りつけるほど頭を下げて土下座して、あらためて正式に謝罪させてくださいととりあえずはその場を辞した。その際、呆然としたままの息子の首根っこを引きずるようにして連れ帰った。

 自宅に戻ったものの息子を叱責する余裕もなくなってしまい黙り込んでいる両親と、茫然自失の兄の様子に一人留守番をしていた潤の妹の亜美も困惑していたが、我に返った母親に事情を聞いた瞬間頭を抱えてしまった。
 どうやら両親が知らない間に、潤を介して佳奈と亜美は会ったことがあるらしく、姉に憧れがあった亜美はすっかり佳奈が気に入ってしまい、是非お嫁さんに来てくれと懇願していたらしい。

 小さい頃から兄の潤に懐いていて、お兄ちゃんのお嫁さんになると言い続けたブラコン気味の亜美がそれだけ気に入った女性なのだから文句なしに良い娘さんなのだろう。そんな良い娘さんに一生消えないおぞましい傷を付けてしまった。
 正直、佳奈が訴えれば息子一人に責任を押しつけるようなことはせず、全てを認めて家族全員で罪を償う気でいた。帰り際、謝り続ける母親に佳奈は訴えないし恨みもしないと言ってくれたのだ。きっと魔がさしただけなのだからと……さすがに犯されたときの恐怖から潤と二人きりで会うことはできないけれど、落ち着いたらちゃんと会って話したいとまで言ってくれたことに心底感謝した。

 潤を犯罪者にしたくないという思いもあったが、怯えつつも潤を恨む気はないと言ってくれた佳奈の優しさと強さは今さらながら息子の嫁にしたいと思わせるものだった。その望みは叶わない可能性は高いがこんな良い娘さんがこの先の人生に傷をもったまま生きていくことを許してはいけない、どんなことをしても償おうと思っていた。
 だが、しばらくして佳奈からの最悪の報告に再び絶望の底に叩き落とされることになった。

 佳奈が妊娠した……堕胎するにしても産むにしても、佳奈に強姦による妊娠という重荷を背負わせてしまったのだと母親は同じ女として絶望感を感じてしまう。
 さすがにその重すぎる事実に二度と潤と会ってくれないと思った母親だったが、報告してきた佳奈はショックを受けている母親に微笑むと信じられないことを言い出した。いくつかの約束を守ってくれるのであれば、潤が強姦したことも許すし、この子も産んであげたいと……その上で、潤がまだ佳奈のことを愛しているというのであれば、結婚も許して欲しいと。
 信じられないと驚いていると、佳奈は潤といますぐ会いたいとまで言ってくれた。慌ててあの日から落ち込んだままの潤を引っ張ってくると、騒がしい状況に気づいた亜美まで着いてきた。

「佳奈」
「潤さん、お元気でした?」
「佳奈さん」
「亜美ちゃんも会いたかったわ」

 後ろめたそうな潤と亜美、逆に明るく微笑む佳奈……それからは大騒ぎだった。ひたすら謝罪しつづける潤と、お兄ちゃんだけじゃ足りなかったら私もと同じように謝罪しつづける亜美、苦笑しながらもう大丈夫だからと兄妹の謝罪を止めようとする佳奈……正直、お笑いホームドラマのような状況が続いた。

 結局、佳奈の言うとおり潤本人が誓約を遵守することを約束したことで佳奈は正式に婚約者として迎えられることになった。もちろん、佳奈が妊娠している以上、俗に言われるお腹を大きくした状態で『できちゃった結婚』での結婚式になってしまう。
 以前であれば周囲に『真面目な息子が結婚前に恋人に手を出して妊娠させた』と思われるのは恥ずかしいことだと思っていた。確かに強姦によって妊娠したのかもしれないが、佳奈のお腹にいるのは息子の子供、初孫なのだから嬉しいだけで恥ずかしいなどと思うはずもない。

 あと佳奈が誓約してほしいといった内容は潤と家族にとってはあまり厳しいものではなかった。潤の飲酒禁止はもちろんあったが、月に何度か家庭に支障がない程度にあの日連絡してきた女性の家に泊まりにいったり、彼女とたまに旅行に行ったりすることを許して欲しい程度くらいで正直拍子抜けしたと言ってよかった。

 唯一、佳奈の言動で苦笑してしまったのがお腹が大きくなり出産が近づくにつれてあることを言い出したことだった。
 初めての出産で不安を感じているだろうに、曰く……

「私、子供が大好きなんです。だからバレーボールチームができるくらい産みたいんです」

 この少子化の時代に珍しい娘だと思うが、そのことに反対するつもりはない。ただ、嫁に過保護かもしれないが産婦人科の看板も掲げた方がいいかとふと思ったのは事実だった。
 まさかこの先、毎年のように妊娠し本当にバレーボールチームができるだけの人数の女の子を産むとはこのときは予想していなかったが。

 もちろん、佳奈以外の誰も産まれた子供が一人として潤の子供ではないことを知ることはない……いや、佳奈以外にこの家族にも一人だけその真実を知る人がいた。

 それは、近い未来のある日の出来事……

 一歳になる息子夫婦の次女を抱いた亜美はいつになく舞い上がった様子で、夕食の準備をしている母親に一方的に近い勢いで話をしていた。

「この前、お義姉さんと一緒に涼香さんのところに泊まったけど……涼香さんのところの秀也くん、中学生なのに凄いんだよ」
「何が凄いの?」
「あのねっ、見た目すごく格好いいし、成績も優秀だし、運動も得意で……もう完璧かも!」

 お兄ちゃんのお嫁さんになると言い続けていた亜美が、今度は中学生の男の子のことをまるでアイドルのようにキラキラとした表情で語っている。
 両親から見ても重度のブラコンというか……それまで彼氏どころかボーイフレンドは皆無、その上、初恋の相手や憧れの人まで躊躇なく『お兄ちゃん』と言い続けていたこともあって本気で『この子の頭は大丈夫かしら?』と冗談で済まない心配をされていた亜美。しかし、三年ほど前に亜美が兄のお嫁さんに来て欲しいと思うほどの女性である佳奈と潤が結婚したことで状況は変わるように思っていた。
 確かに潤の結婚以来、亜美のブラコン言動は解消され一安心したのだが、その後の見通しが正直甘かったとしかいいようがない。小学校は共学だったが中学と高校は女子校の亜美が大学で急に彼氏どころかボーイフレンドなど作れるわけがない、と。
 結局、大学四年間で亜美に彼氏どころか男友達さえ紹介されたことはなかった。まぁ、父親だけはそのことに安堵はしていたようだが……。

 そんな亜美が、ついに異性の話題を話してくれたかと思えば、遙か年下の中学生の男の子。母としては恋愛相談くらい娘にされてみたいという気が多少なりともあるので思わず苦笑をこぼしてしまう。

(この子、結婚……ううん、それ以前に彼氏なんてできるのかしら?)

 共働きの息子夫婦のため、時間さえあれば孫娘たちの面倒をみてくれているところをみれば母性本能くらいはあるのだろうとは思うが……最終的には見合いしかないか、そんな風に母親に考えられているとも知らず、亜美はいつも以上に饒舌に話を続けていた。

「でね、身長も平均より高くて。そう!私より高いのよ。向かい合って私が少し見上げてあげたら……あの顔、可愛いかったなぁ」

 頬を染めて中学生の男の子について語る娘の将来に不安をつのらせてしまう母親だったが、なぜ大学から帰ってきたばかりの娘が今になって先日佳奈と一緒に泊まったときに出会った中学生の男の子のことを、忙しそうに夕食の準備をしている母親の前で舞い上がって報告しているのかをまったく理解できていなかった。

 亜美が舞い上がっている理由……それは、目の前ではしゃぐ亜美の内股をその男の子の精液が垂れているのが理由だということに。
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