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我が家の『性』長記録 第9話『入学』

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 私立将星学園、中高一貫の進学校でありながら、有名大学への進学者数だけを競うようなことは一切なく、将来は人を率いていくリーダーシップのとれる人材育成のため、厳しい実践教育を創立以来続けている伝統校である。

 その中等部、学園へと導くように規則正しく植樹されている桜並木から舞い散る桜吹雪の中、まだ制服を着慣れていないせいか、いかにも着られているという印象の新入生と、対照的に煌びやかな和服や高級ブランドの洋服を嫌味なく着こなした誇らしげな保護者たちが歩いているのを、在校生たちがどこか懐かしく感慨深げに見つめていた。
 そうした在校生たちは一昨年、あるいは昨年は見られる立場だったことを思い出しているのだろう。

 そんなどこか春の恒例行事となっている雰囲気の教室のひとつ、中等部3年A組の教室ではそうした在校生の醸し出すほんわかとした視線とは明らかに違った意味合いの視線を向ける二人の女子生徒がいた。
 その表情は今にも舞い上がりそうな喜色に満ちて、緩みそうになる口元を必死に引き締めようとしているものの、抑えきれない喜びがどうしようもなく溢れ出ていた。

「ふふっ、やっと入学かぁ」

 弾むような声を上げたのは入学以来一度として学年首席の座を譲ったことのない才媛で、さらに昨年圧倒的な票数で生徒会長に就任し、誰もが美少女と評価するであろう顔立ちとつい目線を制服を窮屈に押し上げる胸元に落としてしまうほどスタイルも良く、男子だけでなく女子からも告白された回数は数え切れない中等部では知らない生徒はいないだろう女子生徒。
 その上、そうした全てにおいて優れた才能を持ち、多くの賞賛を受けながら性格的にも驕ったところが無く人を思いやれる優しい性格という……小学校時代からの付き合いのある親友からは『完璧超人』と評されている原みのり。

「ええ、ほんと……待ったわねぇ」

 そして、横で同じような表情で感慨深げにしているのは、原みのりを『完璧超人』と評した彼女の親友である鈴木千秋。
 ちなみに千秋はみのりとはタイプの違う美少女で、見るからに優しげな雰囲気のあるみのりとは違って、少し目尻がつり上がっているせいで冷たい印象を受ける顔立ちではあるが、腰まで伸ばした艶のある黒髪が特徴的で和服を着ると似合いそうな容姿をしている。まぁ、千秋本人は『和服が似合うって言われるのは嬉しいんだけど……それってスタイルにメリハリが無いってことよね』と、暗に親友と違って『胸が無い』と言われているようで、少々複雑に感じているらしい。

 とはいえ、本人たちが自身の評価をどう思っているかは別にして、二人揃って入学してすぐに将星学園中等部の美少女トップ2と噂されるようになり、その評価は中等部最終学年になっても揺らぐことはなかった。
 ちなみに彼女たちは揃って外部校への進学はしないことを表明し、高等部への進級が確定していることもあって待ち受ける高等部では既に来年の文化祭でのミスコンに大きな期待を寄せている上級生たちが男女問わず多数いるらしい。

 そんな飛び抜けた美少女である二人には入学してから二年間続くある共通点があった。それは、圧倒的な人気がありながら彼女たちに恋愛の噂が一切立たなかった事だった。
 もちろん、彼女たちに想いを寄せる男子は学園内どころか学園外含めて掃いて捨てるほどいた。その中には彼女たち以外の女子に絶大な人気のある誰もが見た目もイケメンで、文武両道品行方正という優良物件と呼ばれる男子たちもいて、そうした彼らにも何度も告白されていた。

 しかし、そうした男子であっても、普通の男子に告白されたのと同じように即断即決で『ごめんなさい』の一言で断っていた。
 その理由は二人とも『既に想いを寄せている人がいる』というものであったが、告白をした当事者もその話を聞いた誰もが彼女たちの言葉をどこかで疑っていた。
 それというのも入学してからの二年間、彼女たちの周囲に将星学園の男子どころか、他校の男子の影も一切無かったため『想いを寄せる相手がいる』というのは告白を断るための言い訳ではないかというのがその理由だった。
 だからこそ彼女たち二人に『好きな人』がいるという話を聞いても諦めきれずに何度も告白して玉砕する男子が後を絶たなかった理由ではあるのだが……。

 ただ、それも昨日までの話で、今朝の彼女たちの様子を伺っていたクラスメイトはどうやら彼女たちの『想いを寄せる人がいる』という言葉が真実らしいと感じていた。
 あらためてその事を確かめようと、仲の良いクラスメイトたちが二人を取り囲むように集まってくる。中学三年となれば、恋愛の匂いのする話への嗅覚は鋭い。彼女たちの目は興味津々という輝きを隠しきれておらず、彼女たちが取り囲んで来た理由を察して、二人はお互い顔を見合わせて苦笑する。

「あの、原さん、鈴木さん……もしかして、今年の新入生に?」
「ええ、そうよ」

 聞かれた二人は『何が?』ということも聞き直さないし、聞いた方もあらためて聞き直すこともしない。その興味津々の視線が何を聞きたがっているのか十分に物語っていたからだ。

「でも、新入生ってことは、年下だよね?」
「そうよ」
「それじゃ……少し前までは小学生だったって事?」
「もう、当たり前じゃない」

 二人は苦笑しながら答えていたが、周囲を取り囲んでいる女子生徒だけでなく、静かに聞き耳を立てていたクラスメイトたちが驚きのあまり固まっていることに一切気付いてはいなかった。
 彼女たちは入学してからずっと『想いを寄せる人がいる』と言い続けてきたということは、彼女たちがまだ小学生の頃からそれだけの強い想いを寄せていたということで、そうなると彼女たちは小学六年のときに、小学四年の男の子に、中学三年になっても変わらない強い恋愛感情を抱いたということになる。
 話を聞いた周囲のクラスメイトたちは、自分たちに置き換えてそんなことがあるのだろうかと考えるがどうにも実感がわかない。
 一方、聞かれた方の二人は普段であれば周囲の微妙な雰囲気の変化を察することができただろうが、今はさすがに浮き立つような高揚感が気づかせていなかったようで、聞かれもしてないのに話を続ける。

「小学校を卒業してから二年間、ずーっと待ってたの」
「卒業してからは、なかなか会えなかったし」
「そうそう、彼ったら絶対将星に進学するからって言ってたからなんとか我慢できたけど……」
「でも、うちの小学校の同級生で将星に合格したの私たち二人だけだったから、すごく羨ましがられたなぁ」

 二人の想い出話は尽きない。そんな二人を取り囲んでいる友人たちの中には二年間同じクラスだった子もいたが、驚きを隠しきれないでいた。今まで、この二人がこんなに舞い上がっているのを見るのは初めてのことだったからだ。
 それに、話を聞いてみると二人とも同じ男の子の事を語っているような感じで、そうなるとこの二人はお互い同じ人が好きってことで、それもお互いが知ってて……普通は恋敵になるんじゃないだろうか、と。

 それなのに、目の前の二人は本当に仲が良かった。
 クラスメイトたちはそのことを確かめようと『誰が聞く?』というアイコンタクトを交わしていたが、そのうちの一人が意を決して二人に声をかけた。

「その、彼ってもしかして……」
「あっ!」

 そのとき、みのりが突然声をあげて立ち上がった。
 嬉しさに思わず大きな声をあげてしまったみのりにつられるように全員がみのりが視線を向けている方向へと視線を向ける。

「来た!」

 みのりに追従するように千秋も歓声に近い声を上げた。
 そこで初めてみのりと千秋以外の全員がその新入生の姿を視界にとらえた。そこには明らかに周囲のいかにも新入生ぽい新入生とは明らかに違う『何か』を感じさせる男の子がいた。

「秀也くんだぁ」
「ううっ、ますますカッコ良くなってるよぉ」

 その新入生は他の新入生の男子と比べても身長は高い方のように見える。華奢でもなく無駄でもない年相応の体格に、何よりも歩く姿勢が堂々としたもので綺麗だった。顔は好みの問題はあるだろうが同世代の女子であれば揃って気になる存在になれるレベルの顔立ちをしている。
 しかし、そうした見た目の印象以上に『雰囲気』が他の新入生と違っていた。彼以外の新入生は明らかに制服に着られていて一目で新入生とわかったが、彼だけは『着られている』という印象は一切ない。
 制服姿も、持っている学生鞄も他の新入生とまったく同じ新品だというのに、まっすぐ前を向いて歩く姿は洗練された印象を与えている。

「それにしても……お母様もいつも通り美しいわね」
「ええ、本当に」

 二人の声に初めてクラスメイトたちはさっきまで見惚れていた彼のほんのわずか後ろを追従するように歩くスーツ姿の女性に視線を移した。

「……」

 誰一人声をあげなかった、いや思わず息を飲んでしまったために声があげられなかった。特別な高級ブランドではないが既製品だとは思えないオーダーメイドと思われる白を基調にした配色のレディススーツ、長めのタイトスカートにはやや深めに大胆なスリットが入っているが、微かに見える足から溢れ出る色気には下品と感じさせるものではなく、スリットの隙間から見える、太ももの途中まで網のストッキングで覆われた足は大人の女性らしい艶めいた美しさを引き立てるポイントとなっていた。
 柔らかな微笑みを浮かべた表情、出るところは出て、引っ込むところは引っ込むという、美しさを表現するのに定番の表現をする事しか出来ない均整のとれたスタイル、本当に中学生になる息子がいるのかと疑いたくなる若さと美貌……母親ではなく姉だと紹介されても信じてしまいそうな姿に、自身の母親の姿を頭に描いて女子たちが落胆のため息を漏らしていた。
 そんな注目を浴びている二人、堂々と歩みを進める彼に付き従うように歩く大人の女性……は周囲の新入生親子からも注目を浴びてしまうような存在感を醸し出していた。

「あの子が秀也くん……安藤秀也くんとお母様の涼香さんよ」
「二人共、私たちの憧れの人なの、どう?」

 周囲を取り囲むクラスメイトたちはあらためて言われるまでもなく理解させられた。これじゃ中等部の男子どころか高等部の男子でも彼女たちの心をほんのわずかでも揺らすことはできなかっただろうと。
 それに自分たちももちろんだが、よく見れば新入生の女子からも熱い視線で注目を浴びているのが遠目からでもわかった。
 そんなとき、不意に一人の女子が声を上げた。

「ん、安藤秀也?」
「何、どうしたの?」
「いや、ちょっと待って……」

 みのりの言った名前を聞いたひとりの女子生徒が『あれ?』という表情を浮かべると入学時に学園から新入生全員に配布された小型タブレットを手にとって、数日前に配信されてきた入学式のスケジュールを表示させる。
 しばらく操作を続けると、顔をあげて興奮したように声を上げる。

「やっぱり!安藤秀也って、新入生代表で挨拶をする事になってるわ」
「ええっ、それじゃ今年の新入生の首席って……あの子なの?」
「先生たちが噂してたのを聞いたけど、なんか将星学園の入試で全問正解だったって……」
「ええっ、それ本当なの?」

 再び驚きのこもった女子たちの視線が秀也へと向けられた。校舎へと近づいて来たことで、既に秀也の表情がはっきりわかる距離へと近づいていた。
 そのとき、女子の視線に気づいたのか、それともただの偶然か、不意に秀也の視線が彼女たちに向けられた。

「あ」

 誰が上げた声だったか……いや、その視線に気づいた女子全員が思わず上げた声だったのかもしれない。
 まるで時間が止まったかのような感覚、そして次の瞬間……安藤秀也の、彼の顔に笑みが浮かんだ。

「……」

 ただ、普通に知り合いに向けて挨拶をするように微笑んだだけ。何か特別なことをされたということは無い……なのに、その笑みに何人かの女子たちが確実に捕らわれ、胸の奥に締め付けるような甘く鋭い刺激が走った。
 一瞬息を止めてしまう者や、おもわず甘い吐息をこぼす者、そんな中で一人だけ、他の女子とは明らかに違う感覚に襲われて激しく動揺している女子がいた。

(えっ、今の……なっ、なんで?)

 3年A組でその餌食になったのは富永由美。みのりと千秋とは今回のクラス替えで初めて同じクラスになった守ってあげたいタイプの可愛い系美少女だった。
 由美も中等部の美少女トップ2と呼ばれるみのりと千秋に比べても見劣りしないレベルの美少女だったが、トップ2ほど男子の話題にはならなかった。
 その理由は簡単なもので、ただ単に引っ込み思案というか、あまり前に出る性格でなかったせいか大人しく静かに本を読むタイプのような印象を抱かれており、物静かな女の子が好みのタイプの男子の間でのみ人気が高かった。
 その由美が激しく動揺してしまったのは、由美がずっと誰にも隠し続けている『ある秘め事』を考えているときと同じ感覚が下腹部を襲っていたからだった。
 その疼きが何であるかは中学三年にもなればわかっている。わかってはいるが……なぜ今、そんな衝動に襲われるのかが理解できない。

 いや、理解はしていたが、納得ができないでいた。それが『強い性的な欲求』から来る衝動だと理解できたから。

 元々女の子は初潮という突然自身の身体から出血するという衝撃的な出来事を経験し、さらに初潮がどういう意味がある現象なのかをしっかりと教えてもらう事もあって、性への目覚めが男の子より早い傾向にある。
 由美は小学校四年生のときに初潮を経験したが、正直実際に経験するまでは学校で生理というものがどういうものなのか他人事のように感じていたせいか、朝トイレでパンツを脱いだときポタポタと垂れる血を見て生理だと認識できず『出血=死ぬ』というパニックに陥って、のんびりと日曜日の朝の朝食を食べていた両親に、号泣しながら露出狂さながらの下半身裸のまま現れたのは今となっては一生ものの恥ずかしい思い出だったりする。

 その事が『男の子とは違う女の子』という性別の違いを意識するようになったきっかけではあったが、それ以上に由美に性を意識させるきっかけとなる大きな出来事もあり、由美の性的なことへの興味は同世代の女子の中では少し強い方になっていた。
 ただ、元々大人しい性格もあってどちらかというとネット等で知識を得て、妄想するばかりで実際に行動するようなこともなく、せいぜいが他人には言えないような過激な妄想で何度も何度もオナニーに耽る程度のものだった。

 ちなみに由美は中学生になってから、同年代だけでなく年上の男からの視線が増えていることには気づいていた。そうした視線にはあまりいい気分はしなかったが、唯一の例外があった。それが近所に住んでいる幼馴染の『あっくん』こと遠藤敦志だった。
 幼い頃から運動が得意で、特にサッカーが大好きで小学生の頃に入っていた町のチームではエースストライカーだった。中学に入ってからもサッカー部に入部して、一年生のときからレギュラーとしてずっとチームを引っ張ってきた由美にとってのヒーローだった。
 その敦志が中学に入学してしばらくした頃、由美が嫌だと感じていたのと同じような視線を一瞬向けていたことに気づいた。
 ところが、その瞬間に感じたのは嫌悪ではなく歓喜だった。

 それから由美は密かに敦志の視線を意識するようになっていた。敦志は由美に気付かれていないと思っているのか、わざと由美が無防備な態度を装ったり、敦志に気を向けていないふりをすると、ちらちらと視線を向けてくるのを感じられた。
 女性へのセクハラは主観的なもの、とテレビか何かで聞いたときはセクハラはセクハラだと思っていたが、実際に敦志の視線を意識するようになると多少は納得できた。
 ただ、そうして敦志の視線を毎日意識していると、なぜそこまで敦志を意識しているのか、その理由に思春期の女の子が悩むようなことはない。敦志が好きだから、他の人には許せない行為でも許せてしまうのだ、と。
 幼い頃からずっと好きだという思いはあった。しかし、中学生になるまでの『好き』と中学生になってからの『好き』では意味が全然違っていた。

 敦志は気づいていないけれど、サッカー部期待の星である敦志が女子の間で人気が上がっているこは知っていた。
 敦志の事を異性として好きだと自覚するまでは、敦志が女子の間で話題になることは嬉しかった。私の自慢の幼馴染はカッコイイでしょう……と。
 それが、敦志が好きだと自覚するようになってからは焦りにしかならなかった。今は幼馴染というアドバンテージがあるけれど、もしかすると篤志の視線が他の女子に向いてしまうのではないかという不安と恐怖……だから、敦志から『練習試合に応援に来て欲しい』と恥ずかしそうに誘ってくれた事を千歳一隅のチャンスとばかりに告白の場に選んだ。

 そして試合で活躍した敦志が嬉しそうに試合の事を振り返りながら、一緒に並んで帰宅している途中に思いきって手を繋いで夕焼けの中で『大好きだよ、あっくん』と告白した。

 その告白に敦志が頷いてギュッと手を握り返してくれてから二人は幼馴染から彼氏彼女の関係になった。
 それからは友人たちに呆れられるほど一緒に過ごすようになった。幼馴染として長年構築してきた信頼関係は揺るがずケンカしてもすぐに仲直りしてきた。恥ずかしさもあって、せいぜいが誰も見ていないところで手を繋ぐのが精一杯で、キスなんて遥か未来の話しかも、という感じではあるが今でも順調に交際を続けているし、由美の心が敦志以外の男子に一瞬でも揺らいだことはなかった。

 なのに……まだ言葉も交わしていない、ほんの一瞬目が合っただけの初対面の新入生の男子に由美の心が大きく揺さぶられてしまった。

(あっくんのこと、好きなのに……なんで)

 気づけば胸の鼓動が信じられないほど早くなっていた。頬もなんだか熱を持っていて……恐らく今自身の顔を鏡で見ればきっと真っ赤な顔をしているに違いないと思う。
 その一方で、敦志への罪悪感がどんどん大きく膨らんでいき、そのことに対抗するように由美の中に湧き上がる疼きも大きくなっていく。

(あ、だめ……それだけは……)

 由美の心の中に普段は押さえつけているドロリとした粘つく感覚が拡がっていく。誰も知らない、家族はもちろん幼馴染で彼氏でもある敦志も知らない由美の心の中にある小さな闇が心の中に急速に拡がり、疼きをますます強くしていく。

(や、やだ……私)

 ずくん、ずくん、と繰り返される疼き……その疼きがだんだんとはっきりと形になっていき、それが子宮の疼き……であることを自覚させる。
 どんなに否定しても、その疼きが本能的に強いオスを求めるメスの本能が激しく刺激されて疼いていることを理解させられてしまう。

 この教室では由美だけだったが、他の教室でも何人かの女子が由美と同じように本能的な疼きに襲われていた。
 彼女たちは秀也が張り巡らせている蜘蛛の巣に捕らわれた獲物同然だった。二年生はあと二年、三年生はあと一年の猶予しかないが、一度捕らわれてしまった以上、一年であろうが二年であろうが、秀也から逃れる術はない。

 秀也はあちこちから向けられた視線の微妙な変化に気付いて微かに、誰も気づかない程度に唇を楽しそうに歪めた。
 彼女たちにとって秀也は初対面であったが、秀也にとって戸惑いの視線を向ける彼女たちは既に堕とすべきメスとして認識されていたのだから。

(入学初日からこの雰囲気かよ……本当に俺を転生させた奴は楽しませてくれる)

 多くの視線の中、既に小学校の卒業式の翌日、将星学園の入学祝いに制服を着せて処女を奪ったみのりと千秋の熱のこもった視線に向けて苦笑気味に笑みを返した秀也は入学式が行われる体育館に向かう。
 今日から始まる新たな学生生活、小学生として過ごした六年間は精通があるまでほとんど何もできず、若い母親や若い女教師が多くいる環境にもかかわらず数えるほど……と言っても、秀也の感覚で『数えるほど』であって、実際には小学校を卒業する時点で既に一クラス分、約四十人ほどの牝奴隷を従わせ、六十人を超える子供の父親になっていたが……しか孕ませることができなかった。

 しかし、これからの六年間、中学高校の六年間はこれまでの六年間とは大きく違う。中学生の子をもつ母親はまだまだ女盛りで十分若い、それに同級生たちもあと数年待てば十分……それに、今年の高等部の卒業生は秀也の子を孕ませても大きな問題にはならない。女は法律上、十六歳で妻になることを許されているのだから。

 秀也は今年から大きく変わるだろう環境に期待を抱きながら……その期待を煽るようにあちこちから向けられる熱のこもったまだまだ未熟な牝たちの視線の中、一歩一歩力強く進んで行った。



「ああっ、どうしてっ、こんなっ」

 入学式の終わった放課後、運動部員が校庭で練習している中、3年A組の教室では由美の切ない声が響いていた。

「由美さんったら、今さらそんなことを言っても……ねぇ?」
「そうよね、私たちが秀也くんと会う約束があるって言ったら、興味津々で一緒に会いたいなんて言うんだもの」

 教卓に上半身をうつ伏せで乗せられ、右側をみのり、左側を千秋に抑え付けられ、スカートをまくりあげられた由美は背後の秀也によって、地味なデザインの純白のショーツ越しにお尻を激しく撫でまわされていた。

「ああっ、だめぇ、そ、そんなっ、お尻、撫でないでぇっ」

 涙目でイヤイヤとばかりに激しく首を左右に振っている由美だったが、頬は明らかに赤く染まって上気し、悲鳴の声に反して決して嫌がっているだけには見えなかった。
 事実、由美は心の奥底で湧き上がるゾクゾクとした背徳感と快感に溺れかけていた。

「由美さんったら、こんなに大人しい顔をして、こんな変態っぽい性癖があるなんて……」
「本当、幼馴染の彼と人前で手を繋ぐのも恥ずかしがるような初心な子だと思ってたのに……」
「ああ、そんな、酷いこと、言わないでぇ」

 みのりと千秋のわざと軽蔑を含んだ芝居がかった声を否定しながらも、由美の身体は何度も襲ってくる小さな絶頂感に震えていた。

「中学生で処女なのに……レイプ願望だなんてびっくりしたわ」
「それも、無理矢理膣内射精されるのを妄想して……孕ませ属性まで完備だなんて、イヤらしい子よね」
「だめぇ、言わないでぇ、だって、だってぇ……」

 レイプ願望……由美の心の中にある小さな闇。確かに由美にはそういう願望を胸の奥に秘めていた。

 由美は数年前の衝撃を受けた時の記憶を思い出す。由美の心の奥底に溜まったヘドロのようなドロドロとした濁った闇……誰にも知られたくなかった秘めた部分をクラスメイトに責め立てられ由美は震えていた……今まで経験したことのない快感に。

 あれは小学五年生の頃、男の子はまだまだ子供っぽくて、由美たち女の子は既に初潮を迎えた子も多く、どちらかと言えば先に女子が大人に、性的な行為を現実のものとしておぼろげながらも理解して始めた頃だった。
 ある日、一人で帰宅していた由美はいつもの学校からの帰り道で河川敷の橋脚の近くに紙の束が置いてある事に気づいた。『なんだろう?』程度のほんの軽い気持ち……そんな子供らしいちょっとした好奇心が由美に大きな変化をもたらすことになろうとは想像もしていなかった。

 いつも一緒に帰るあっくんは男子の友達に誘われて一緒にいない、そんな小さな冒険心から由美はその紙の束へと近づいていく。その紙の束は何か雑誌のような本を束ねたもので、その中身も知らず『なんだ、本かぁ』と気軽な気持ちでその紙の束へと手を伸ばした。
 すると、縛っていたヒモが緩んでいたのか、紙の束が倒れてしまう。その瞬間、崩れたことでヒモの隙間から雑誌が数冊散らばり、その中の一冊のページが開かれた。
 そこには写真が……意識せず思わずその写真を凝視した由美は驚きで目を見開いた。

「ひっ」

 頭が血の気を失って真っ白になると、呼吸が止まったかのように絶句してしまう。その写真には女性の姿……それも、会社勤めらしい服装の若い女性が力ずくで引き裂かれて乱れた制服姿で大きなおっぱいをさらけ出し、由美にはまだ生え始めたばかりの陰毛も雑誌の女性にはびっしりと生えていて、どこを見ているのかわからない虚ろな目で、顔はもちろん全身にねっとりとへばりつく白濁の液体、そして口の端はもちろん、赤ちゃんが産まれる大切な場所と性教育で習った場所からも粘ついた白濁の液体が溢れている写真だった。
 由美はその写真を見て逃げ……ることもなく、だんだんと目を放せなくなっていた。驚いて逃げ出してもおかしくないはずなのに、なぜかそのページを食い入るように見つめて……雑誌に近づくと震える手で恐る恐るページをめくる。

 一枚一枚ページをめくる由美、食い入るように見つめる由美はこのとき何も考えていなかった。あえて言えば、本能のまま、欲求のまま、様々なシチュエーションで凌辱された女性たちの写真を目に焼き付けるように見つめ続けた。
 一人に、複数人に、草むらで、部屋で、ページをめくるたびに違うタイプの女性たち……OL、学生、看護師、主婦……由美よりも大人の女性たちが一様に凌辱されていた。
 性教育の授業では絶対に教えて貰えないレイプという行為、授業で先生は『結婚した男女がお互いの愛情が高まって、お互いが求め合って行われる神聖な子供を作るための行為』と説明してくれた性行為が、由美の手の中にある雑誌は全力で否定している。

 ただ欲望を満たし発散するため、お互いへの愛情なんてかけらもない、相手が望んでいないからこそ無責任に楽しむための子作り、性教育では先生が絶対教えてくれない事がそこにあった。
 どれくらいその雑誌に見入っていたのか……気付いたどき、由美はその雑誌を数冊、ランドセルに隠して持ち帰っていた。部屋に入ってその雑誌が入っているランドセルを見て、やっぱり捨てなきゃと思ったりもしたが、すぐに部屋のカギをかけるとベッドに座ってから大きく深呼吸して、あらためて最初からその雑誌を見始めた。

(すごい……こんなの、本当に?)

 お腹の奥がもぞもぞとしてなんとも言えない気持ちになってくる。ベッドに倒れ込むと、雑誌の女性たちと同じポーズをとって自然と股を指で弄ってしまう。
 生まれて初めての湧きあがった性欲を満たすためのオナニーは、雑誌の女性のように見も知らない男たちにバックから犯される妄想によるものだった。
 それから、由美のオナニーの頻度は増えていった。数冊ある雑誌で妄想には事欠かず、全てレイプに……それも由美自身に置き換えたものだった。そして、その性癖は誰にも秘密だったのに……今こうして、クラスメイト二人と新入生の男子に告白させられてしまった。
 そしての代償、いや……報酬として、今、由美はその長年の妄想を現実のものにされようとしている。

「ひっ」

 短く上がる悲鳴、由美の膣内に遠慮なくまだまだ細い男の子の指が挿ってくる。

「なんだ、もう準備できてるじゃないか」
「ち、違うっ、お、お願い、だめぇ」
「せっかくだし、処女の証をじっくり見せてもらおうか」
「ああっ!」

 まくりあげられた丸見えになっているショーツの両脇を雑に掴むと、一気に足首まで引き摺り下ろされた。
 下半身を丸出しにされた感触、風が直接当たる感触に由美は切なく絶望の悲鳴を上げる。

「ふふ、由美ちゃん……薄いのね」
「可愛いお尻……食べちゃいたいくらい」
「……いやぁ、いやぁ」

 何も身に着けていない下半身を覗き込むみのりと、何も身に着けていないお尻を撫でまわす千秋、羞恥のあまり悲鳴も出せず真っ赤な顔でか細い悲鳴を上げるだけの由美……しかし、その顔には由美自身気付いていないが、明らかに羞恥以外の色も混じっていた。
 そのことに気付いていながら、口元をゆるませるだけの秀也は、むき出しのお尻を撫でながら二人に軽く注意する。

「二人とも、あまりイジメてやるな。これから仲間になるんだろう?」
「はぁい」

 小学校時代からの親友で、さらに小学校を卒業した日に処女も一緒に卒業しただけあって仲が良く、示し合わせたように、秀也が本気で注意していないことに気付きながら同じタイミングで返事を返した。
 秀也は苦笑しながら、由美の足を開かせる。確かにみのりの言うように、中学三年にしては陰毛は薄めだった。

「本当に薄いな、剃っても大差ないんじゃないか?」
「ふふっ、秀也様って剃るの好きですよね」
「まぁな。でも、あるものが無いってのは興奮しするだろ?」
「あら、それじゃ私たちも剃ってもらおうかしら。秀也様が興奮してくれるのなら嬉しいですし」

 くすくすとひとしきり笑った二人はクラスメイトを押さえつけて愛するご主人様に捧げることができて興奮してきたのか、舌を伸ばして唇を重ねる。
 くちゅくちゅと舌を絡める音が響く中、秀也は由美の締りを確認するように指を蠢かせる。

「あっ、ああっ、だ、だめぇ、そこっ」

 決して処女を奪わないようにじっくりと……処女相手の回数は少ないが、セックスの経験は前世を含めて経験豊富なだけに由美の抵抗は無いに等しい。いや、由美自身は気づいていないが、妄想で何度も何度も自分自身をレイプされる対象とし続けたせいで、本気で抵抗する気を失っていた。
 由美にとって、これから無理矢理犯されて処女を失うという事実を受け入れてしまっていた。

 だから、膣内から指が抜けて、女の子の大事な場所……おまんこに熱いぬるっとした何か……ちんぽが触れたとき、感じたのは不安や恐怖以上の歓喜だった。

「ああ、挿って、くるっ、処女なのにっ、無理矢理、犯されちゃうっ」

 ちんぽの先がずるっと入った瞬間、由美は震えた。まだ処女を奪われたわけじゃなかったこともあって痛みはない。しかし、確実に由美の胎内に異物が潜り込もうとしていた。

「おっ、お願いっ、なんでも、なんでもしますから、ぬ、抜いてくださいっ」
「へぇ、なんでもしてくれるの?」
「はっ、はいっ、なんでもしますっ!」

 由美は意識していたのだろうか、そのやり取りは処女をレイプで奪われそうになっている場合にはフラグになってしまうことを。

「なんでもするんなら……由美の処女、もらうね」
「えっ……ひぃっ!」

 キスに耽っていた二人がタイミングを合わせて由美の身体を固定するように押さえつけた瞬間、秀也は思いきり腰を引いて叩きつけた。
 パンッという秀也の腰が由美のお尻を叩く音が響く。由美の処女が奪われた瞬間は秀也にとっては一瞬だったが、由美にとっては長い一瞬だった。ぶちぶちと身体を引き裂くような感覚と激しい痛み、秀也はなんの優しさも気遣いもない勢いで由美の処女を奪っていた。
 その激しい痛みと処女を喪失した事実を実感し、由美は絶頂した。白目をむき、舌を出し、背中を反らせて……屈辱的な処女喪失の瞬間を心に身体に記憶に刻み込んだ。
 私は人生でたった一回しかない処女喪失を、何度も何度も夢見ていたレイプによって奪われた、と。

 もうそれからの時間は由美にとって夢のような時間だった。
 処女を失って失神している間も犯され続け、目覚めたときにはお尻には数回射精されていた。目覚めると今度は前に廻られて口も犯されて喉の奥に射精され、精液を全て飲み込まされた。
 それが終わると、今度はお尻の処女も奪われた。手も、足も、髪も、由美のあらゆる初めての場所全てでちんぽをしごかれて射精された。徹底的な凌辱……由美は何度も失神した。

 ただ、朦朧とする意識の中、膣内射精だけはしてもらえなかったことが残念だった。
 思うまま、無責任に膣内射精されて妊娠してみたい。犯されたことを誰にも言えず、ただ大きくなっていくお腹に不安を抱きながら、親にも大好きなあっくんにもばれないように、なんて絶対に無理な経験をしてみたい。
 でも、その妄想を実現することだけは許されないようで、由美の落胆に気づいたみのちと千秋が耳元でささやいてくれた。

「赤ちゃんはもう少し先ね……秀也様の牝奴隷でいたいなら守らなきゃいけないことがあるの」
「そう、私たちも由美と同じ、でも将来のために私たち牝奴隷は協力しないとね」
「そうしたら、秀也様は私たちの願いに応えてくれるわ……由美のここに、ね?」

 ささやくような声だったけど、既に秀也様の牝奴隷になって三年以上過ごしているみのりさんと千秋さんは同級生ではあるけれど、牝奴隷としては先輩になる。
 その二人が、私の未来の姿に確信をもって私の下腹部を愛おしそうに撫でてくれる……もう少し待てばここに秀也様の赤ちゃんを、とでも言うように。

 それに、もし秀也様に逆らったり無理を言って捨てられてしまったら……それは死以上の絶望でしかない。
 私は虚ろな目のまま、二人に向かってこくこくと何度も頷くと、二人は私の反応に気付いて微笑んでくれた。ああ、これで私も秀也様の牝奴隷になれるのね……そう思った瞬間、緊張していた下半身が緩んで失禁してしまう。
 ジョボジョボと言う音を立てて、足下に置かれた掃除用のばけつに私のおしっこが溜まっていく。

「あふっ」

 そして、おしっこを出し切った瞬間、牝奴隷になることを受け入れた私を祝福するように尻まんこに秀也様のちんぽが入ってきた。
 ああ、いつか本気で私を孕ませるために、危険日まんこにたっぷりと精液を注いでもらえるといいな……そんなことを考えながら、再び私は失神してしまった。



「これで、最後だ……出るっ」
「あう、うぐ、あぅ」

 お尻の肉を左右に拡げ、射精寸前で引き抜いたちんぽが由美のお尻の間に挟まれるようにして乗せられると、ビクッビクッと震えると同時に勢いよく射精する。
 由美のお尻から背中に向けて次々と勢いよく吐き出された精液が張り付いていく。

 気を失った由美の背中からお尻に吐き出された精液を美味しそうになめるみのりと千秋を眺めながら、二年後に秀也が三年生になったときに入学してくる従妹の美樹……既に身も心も秀也に捧げ、何よりも秀也のために生きていると言っても過言ではないほど堕ちている……のことを考えながら、いかにして前世のろくでもないものと比べて楽しく充実した学園生活を送るかを考えていた。

(初日で三年生を一人、みのりと千秋のおかげとはいえいいスタートだ)

 入学式では同級生はもちろん、在校生や教師、さらには同級生の晴れ姿を見に来た母親まで、じっくりと品定めさせてもらった。
 食指が動かない牝もいたが、思った以上にレベルが高い。本格的に行動するのにはこの将星学園は本当に良い環境だった。それに、牝奴隷としてだけでなく、優秀な人材としてもモノにしておくことが望ましい。

 秀也が欲しいのはただ性欲を処理するだけの子供を産む機械や性欲を発散するだけの存在ではない。優れた人材を集めることは、これから多くの牝奴隷との生活を維持するためにも必要なことだ。
 もちろん、楽しむことも優先させるつもりではあるが。

「さぁ、みのり、千秋……ご褒美だ。佳奈からピルを処方してもらったんだろう」

 失神している由美から離れると、物欲しそうにじっと俺を見つめる二人に微笑んでみせる。

「思いきり、膣内射精してやるから……来い」

 人生最初の膣内射精に期待した二人の視線が俺のちんぽに絡みつく。処女を失って三年、夢にまで見ただろうその瞬間を想像しただけで小さく震えている。
 さぁ、高校卒業前までの我慢だが、今日はたっぷり精液を膣内で飲ませてやるとするか……。

 みのりと千秋が我先に誘うようにお尻を振っているのを見て、よりお尻を激しく振っていたみのりの背後に立った。
 そして、由美の処女を奪ったときと同じように勢いよく腰を突きだした。



 ここ最近、俺はなんて幸せなんだろうという思いで毎日を楽しく最高の気分で過ごしている。
 それは気づけばずっと隣に居た幼馴染であり、今では恋人と呼べる大切な人……富永由美のおかげだ。

 小学生の頃から可愛かったけど、俺にとって中学に進学するまではまだどちらかというと仲の良い幼馴染という関係を超えない程度にしか意識していなかった。
 まぁ、保健体育の授業でも習ったけど女子は男子よりも心も身体も成長が早いと言う話だったし、そのこと自体はそういうものか、としか思わなかった。

 ただ、中学に進学してからの由美は体型の変化と共に大人っぽく、年相応の可愛さを含みながらもどんどん綺麗になっていくように感じられて……部活や休憩時間に聞こえる男子の声の中に『富永って結構良いな』という男子の声を聞くようになって初めて由美を強く異性として意識するようになった。

 そんな風に一度意識するようになると、由美の事をますます気にするようになってしまった。ただ、幼馴染という強固な関係があったために逆にどう接していいのか、もし告白したとしてもうまくいかなくて幼馴染としての関係までも壊れてしまうんじゃないかという不安もあって、悶々とする日々を過ごすことになった。
 まぁ、そんな思春期の鬱屈した感情を部活で発散していたせいか、その爆発力は偉大なものですぐに先輩から認められるようになり、新チームの初戦の練習試合で一年生でただ一人スタメンに選ばれたのは怪我の功名かもしれないけど。

 で、俺がそんな風に手をこまねいていると、俺以外にもはっきりと由美に想いを寄せる男子が出始めた。焦る俺の耳には、由美が告白されたという噂が次々と入ってくるようになった。ただ、俺にとって救いだったのは、由美が告白の全てを躊躇なく断っているという点だった。

 もちろん、俺自身いつまでも幼馴染という心地いい関係のままで良いとは思っておらず、そんな時に訪れた『初スタメン』という俺の晴れ舞台。ここは玉砕覚悟で幼馴染から一歩関係を進めるべきか、と告白のチャンスとばかりに練習試合に応援しに来てほしいと誘ってみた。
 結果は……見事成功。由美の応援に張り切った俺は2ゴール1アシストと大活躍。この試合をきっかけに俺はエース、そしてキャプテンと順調にステップアップしていったんだけど……それ以上に俺にとって最高だったのは、この試合の帰り道、由美から告白されたことだった。
 由美に聞けば、ずっと俺が悩んでたのはなんだったんだってくらいに俺のことを好きだったらしい。他の男子の告白を断ったのは俺が好きだったからという……もう、地に足がつかないくらいふわふわと舞い上がったね。

 その日から公認の彼氏彼女の関係になったんだけど、まぁ中学生の恋愛はまだまだ子供っぽさから抜け出せないもので、デートに出かけることはできても、手を握ったり、腕を組んだり、その程度の事も恥ずかしくてほんの少しの間だけとか……なんだか青春してるかな?

 もちろん俺も男の子だから、キスとか女の子の身体とかには興味はあったけど、でも由美みたいに俺の事が大好きって全身でアピールしてもらえると逆に手を出せないというか、こんなに信頼してくれるなんてという感動から大切にしたいという気持ちの方が大きくなってしまって、男の子らしい欲望を抑え込まれてしまう。
 由美を傷つけたくないけど、でも由美をもっと近くに感じたい……俺に無防備に信頼を寄せる由美を見ているといつまで我慢できるのやら、でも我慢しなきゃ……そんな修行のような厳しい毎日だったんだけど。

 最近、俺と由美の関係に大きな変化が起きた。

 中学最後の一年、一学期が終わる頃から由美が堂々と部活の見学に来るようになった。それまでは女子マネや俺と仲の良い男子に冷やかされるのが恥ずかしくてなかなか部活の見学に来なかったんだけど、恥ずかしがることもなく声をかけてくれるようになったし、練習の合間の休憩では進んで俺にタオルや飲み物を渡してくれて、甲斐甲斐しく接してくれるようになった。

 何か心境の変化でもあったのかもしれないと思ったのは、由美が三年生になったますます可愛く、綺麗になってきたからだ。
 本人に言うと『エッチ』って怒られるかもしれないから言わないけど、スタイルもすごく良くなって……胸もお尻も大きくなって、お腹はスリムに……めりはりのある身体になって、いつのまにか短くするようになった制服のスカートから延びる白い脚に思わずツバを飲み込んだことは一回や二回じゃない。

 うん、やっぱり由美の身体がすごくエッチになったと思う。ただ、今まで無防備だった分、俺の視線の意味に気付いたのか逆に隙が無くなっちゃったのは残念だと思う。まぁ、その隙の無さのおかげで我慢できずに由美に襲い掛かるという危険性が低くなったから、二人の関係には良い事なのかもしれない。

 とはいえ、普通は彼氏である俺との関係がまったく変わらないのに、彼女である由美が綺麗になっていけば浮気とかそういうことを疑うのかもしれないけど、由美との関係はこれ以上ないほど順調なのだからそんな疑いは一切感じることはなかった。

 平日は部活が終わるまで待ってくれるようになったのはさっきも言ったけど、学校が休みの日も、由美は俺と一緒に部活に出かけて、デートを兼ねて一緒に帰っている。
 さすがに平日の放課後は部活に入っていない由美にも友達との付き合いやしなきゃいけないことがあるだろうから無理をさせるつもりはなくて、由美もその事をわかっているようで、よくクラスメイトの原さんや鈴木さんと一緒にいるらしい。中等部の美少女トップ2と一緒だから、心配することもない。
 まぁ、俺の部活が終わる頃には絶対に待っていてくれるし、帰り道はお互いその日あったことを話しながら帰宅している。その結果、毎日由美と一緒に帰っている。

 それに、ちょっと気の早い話になるのかもしれないけれど……俺というより俺の家族をすごく喜ばせてくれたのは、由美が俺の父さんと母さんを『おじさん』『おばさん』から『お父様』『お母様』と呼ぶようになったこと。
 初めて由美がそう呼んだ日、由美が家に帰った後、俺が何かしたんじゃないかとさんざん問いつめられて、父さんと母さんはもちろん妹二人にまで無実の罪を着せられそうになったのはいい思い出になるだろうな……なんて思ってる。

 あと隙がなくなったとは言ったけど、最近は由美も男の子の女の子への興味を理解してくれるようになったらしく、ある提案を最近してくれて、俺を驚かせてくれた。
 それは『高校三年になるまではキスまでは許してあげる。でもそれ以上はダメ。その代わり、あっくんがキスしたいとき絶対に拒んだりしないから……好きなだけ、何回でも、何時間でもキスしてもいいよ』と約束してくれた事。
 最初は冗談かとも思ったんだけど、その約束のあとすぐにファーストキス、そして今日も由美が約束してくれた通り、俺の部屋で何度も何度も甘いキスを交わした。

「ねぇ、あっくん」
「ん、何?」
「ふふっ、大好きだよ」
「ああ、俺も大好きだよ」

 ああ、本当に俺はなんて幸せなんだろう。
 きっと、このまま俺は由美をどんどん好きになって……結婚なんて、中学生が考えるにはちょっと重すぎる話かもしれないけど、俺にはもう生涯のパートナーは由美しか考えられないほど溺れてしまったのかもしれない。

 俺はもう由美の恋の奴隷だな、なんて思ってみたりしつつ、それもいいかなと納得している。
 由美のためにも、俺はがんばるぞー!



 ここ最近、私はなんて幸せなんだろうという思いで毎日を楽しく最高の気分で過ごしている。
 それは初めて会ったとき向けてくれた微笑みで私の心を全て奪った終生の主人様……安藤秀也くん、秀也様のおかげなの。

 一方、すっかり私に溺れて信頼しきっている幼馴染みで彼氏でもあるあっくんを見て、男ってなんて単純なんだろうとも思う。
 私が今まで以上に甘えたり、好きって態度を露骨に見せるだけで、それが私の本心だと一切疑いもせずに……ふふっ、本当に簡単よね。私の全てを奪った秀也様とは全然違うわ。

 私が秀也様に処女を捧げてから、すぐに秀也様の牝奴隷である涼香お母様たちに会わせていただいた。
 いろんなお話を聞かせていただいて、これからの一生、どうやって秀也様のためだけに生きるか、本当に参考になるお話ばかり。
 現在、秀也様の赤ちゃんを一番多く、既に五人も産んだ尊敬すべき牝奴隷の佳奈お姉様からは『男を都合よく操るのなんて簡単よ』と聞かされて、佳奈お姉様がいかに旦那さんや義理の家族をコントロールしているかという話をしていただいて、すごく参考になった。
 その話を一緒に聞いていた涼香お母様と美弥子お姉さまは苦笑しながら『佳奈ちゃんって可愛い顔して結構悪女なのよね』なんておっしゃって……佳奈お姉様が結婚に至るまでのお話を聞かせてもらった。
 私はまだ中学生だし、生活のために結婚を考える必要はないんだけど、実際に少し試してみるとこんなに簡単に男を操れるとは……男って可哀想な生き物よね、って佳奈お姉様の言葉に今さらながら納得してしまう。

 他にも涼香お母様の『女は男によって大きく変わる生き物なのよ。秀也に気に入られた由美ちゃんはこれからどんどん綺麗になっていくことになるわ、私が保障する』って話も本当だった。
 入学式の日、私は新学期からクラスメイトになったのみのりさんと千秋さんに騙されて秀也様にレイプされた……あ、別にみのりさんと千秋さんを恨んでるわけじゃないの。
 まぁ、レイプされたときは処女だったし、誰かを恨むなんて余裕も無くて、まだ秀也様の牝奴隷じゃなかったから、ただ痛くて悲しくてそれどころじゃなかったんだけど、でも延々と犯され続けているうちに気持ちよくなってきて……休みなく何時間も犯された結果、私の身体は快感だけを感じるようになっていつの間にか秀也様に心も身体も奪われて牝奴隷になることに悦びさえ感じるようになってしまった。

 今となっては私の中にあったあっくんへの純粋な愛情は一欠片もない、あっくんに対して思うのはこれからの生活のための打算……私は秀也様に愛されるためならどんなことだってできる。
 秀也様は約束してくれたもの……私が立場をわきまえ、秀也様の牝奴隷の一人であることを自覚し一生を捧げるのなら……秀也様の子供を、望むだけ愛してくれて、何人でも孕ませてくれることを。

 そんな私にとって他の同級生たちと比べて運が良かったのは、家族ぐるみで付き合いがあって、お互いの家族もそれぞれの子供たちが結婚してくれればと、冗談半分でも願っているという環境があったこと。
 もちろん、秀也様と出会うまではあっくんが一番好きだったから、いつかあっくんと結婚して子供を産んで、なんてままごとみたいな現実感の無い夢を本気で描いていたけれど、今は違う。
 私はもう秀也様以外の男の子供なんて産みたくもないし、本音を言えば秀也様以外の男とセックスどころかキスだってしたくもない。

 だけど、あっくんは短い間でも好きだった時期もあったし、これから私と秀也様の子供たちを養ってもらわないといけないから性欲の解消と見せかけだけでも幸せな家庭くらいは提供してあげてもいいかなって思ってる。
 後は私が秀也様の赤ちゃんを妊娠した後のアリバイ作りに一回は膣内射精させてあげるくらいは許してあげないと……秀也様以外の精液なんて気持ち悪いだけですっごくイヤなんだけどね。

 まぁ、あっくん本人も、あっくんの家族も良い人ばかりだし、おじさんもおばさんも私を気に入ってくれてて実の娘のように可愛がってくれるし、妹二人も実の姉のように慕ってくれている。
 それに、おじさんってウチのお父さんよりも稼いでてウチよりも家は大きいし、秀也様の牝奴隷になってからは、おばさんの手伝いをしながら生活ぶりを観察するようになったけど、私の家よりも経済的には裕福で遺産もそれなりにありそうだから何があっても心配なさそうだしね。
 だから、このままあっくんと深く愛し合う芝居を続けて、学園卒業前の出来るだけ早い時期に秀也様の赤ちゃんを妊娠して、既成事実を作ってあっくんの妻の座を確保しておこうと思う。

 そんなことを考えていると、あっくんがまたキスを求めてきた。ふふっ、本当にすっかり溺れちゃって。
 もしも今、あっくんが何度もキスしてる私の口がほんの一時間ほど前に秀也様のちんぽを舐めてたと知ったらどう思うかな?
 さっき『あっくんに愛されて幸せ』って言ったけど、本当は私のお腹の中、口の中に3回も連続射精されて、じっくり味わいながら飲ませていただいた秀也様の精液で満たされているから幸せだと思ってるのを知ったらどう思うかな?

 秀也様の赤ちゃんを妊娠できるようになるのがすごく待ち遠しいけど、あと数年で私の危険日まんこにたっぷり精液を注いで孕ませてもらうためにも、お口とおっぱいとお尻でしっかりご奉仕して、秀也様に私の身体を気に入っていただかないと……だから、秀也様に身体中の全てを捧げて中古になった私と秀也様と私の子供たちの幸せな生活のために、これからも私を精一杯全力で愛してね、あっくん。
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